浅野いにお 2017年11月 小学館 ビッグコミックススペシャル
こないだ読んだ『零落』がなかなかのインパクトで、有名みたいだけど、私は読んだことなかった本作を読むことにしてみた。
ちょうどいいことに新装版も出てたし。
しかし、自分が古くから好きなマンガ家の、手を替え品を替えての新しい版をみると、しょーもねーなと思うんだが、やっぱこういうときは便利だね、出版業界の商魂。
売れてるのかね、11月4日発行で、11月19日にもう第2版。
なになに、「11年ぶりの完全新作 第29話 収録」、おトク感があるぢゃないか、新しい読者には最初っから。(自分が持ってるやつだと、「それだけのために買えってか?」となるが。)
週刊連載してたのは2005年から2006年、そうですか10年も経ってるんですか、あのころ何してたかな、俺?
まったく予備知識なしで飛び込んだんだけど、そもそもタイトルのソラニンって何だろと思ったら、最初に書いてあった。
>ナス科植物に含まれるアルカロイド配糖体。
>ジャガイモの新芽に多く含まれる。
>苦みがあり有毒で、腹痛・めまいなどの中毒症状を起こす。
あー、あれね、名前と詳しい成分は知らないけど、ジャガイモの芽ぇ吹いたとこ食べちゃダメって教わったやつ。
もちろん、料理マンガとか理科学習マンガのはずもなく、作中におけるソラニンというのは、主人公たち登場人物のつくるバンドの曲名である。
最初出てくるのは、井上芽衣子さんと種田成男くんというふたり。芽とか種とか、ソラニン含んでるって意味?
ふたりは大学入ったときから付き合って、もう6年目、同棲して1年、芽依子さん会社入って2年目ってことは、24歳くらいか。
種田くんはバイトみたいな仕事で多少の生活費稼いでるんだが、いまだ学生のときのサークルでつくったバンド、ほかの二人は家業継いだ薬屋と現役大学六年生なんだが、この活動を続けてる。
で、芽依子さんは会社イヤでイヤで自由に生きてみたくて辞めちゃう。
自分だけぢゃなくて、同棲してる種田くんにも、中途半端ぢゃなくて本気で音楽やって勝負しなよって迫っちゃう。
かくして本気出しての曲作りやデモテープ(ついテープって言っちゃう昭和な私、CDだよね)つくりが始まる。
いいなあ。いいかげんそうな性格してるやつが立ち上がるとこは。脳内でひとりサミットするのがおもしろいけど。
一気に読んだけど、あとよかったとこは、芽依子さんとドラムのひとが、河辺(多摩川なんだろうな)で泣くんだが、そこはかなりひきこまれた。
こないだ読んだ『零落』がなかなかのインパクトで、有名みたいだけど、私は読んだことなかった本作を読むことにしてみた。
ちょうどいいことに新装版も出てたし。
しかし、自分が古くから好きなマンガ家の、手を替え品を替えての新しい版をみると、しょーもねーなと思うんだが、やっぱこういうときは便利だね、出版業界の商魂。
売れてるのかね、11月4日発行で、11月19日にもう第2版。
なになに、「11年ぶりの完全新作 第29話 収録」、おトク感があるぢゃないか、新しい読者には最初っから。(自分が持ってるやつだと、「それだけのために買えってか?」となるが。)
週刊連載してたのは2005年から2006年、そうですか10年も経ってるんですか、あのころ何してたかな、俺?
まったく予備知識なしで飛び込んだんだけど、そもそもタイトルのソラニンって何だろと思ったら、最初に書いてあった。
>ナス科植物に含まれるアルカロイド配糖体。
>ジャガイモの新芽に多く含まれる。
>苦みがあり有毒で、腹痛・めまいなどの中毒症状を起こす。
あー、あれね、名前と詳しい成分は知らないけど、ジャガイモの芽ぇ吹いたとこ食べちゃダメって教わったやつ。
もちろん、料理マンガとか理科学習マンガのはずもなく、作中におけるソラニンというのは、主人公たち登場人物のつくるバンドの曲名である。
最初出てくるのは、井上芽衣子さんと種田成男くんというふたり。芽とか種とか、ソラニン含んでるって意味?
ふたりは大学入ったときから付き合って、もう6年目、同棲して1年、芽依子さん会社入って2年目ってことは、24歳くらいか。
種田くんはバイトみたいな仕事で多少の生活費稼いでるんだが、いまだ学生のときのサークルでつくったバンド、ほかの二人は家業継いだ薬屋と現役大学六年生なんだが、この活動を続けてる。
で、芽依子さんは会社イヤでイヤで自由に生きてみたくて辞めちゃう。
自分だけぢゃなくて、同棲してる種田くんにも、中途半端ぢゃなくて本気で音楽やって勝負しなよって迫っちゃう。
かくして本気出しての曲作りやデモテープ(ついテープって言っちゃう昭和な私、CDだよね)つくりが始まる。
いいなあ。いいかげんそうな性格してるやつが立ち上がるとこは。脳内でひとりサミットするのがおもしろいけど。
一気に読んだけど、あとよかったとこは、芽依子さんとドラムのひとが、河辺(多摩川なんだろうな)で泣くんだが、そこはかなりひきこまれた。