平成14年 角川ソフィア文庫版 ビギナーズクラシックス
というわけで、きのうの続きで、今昔物語。
こどものころ、児童向けの本で読んで好きだったんで、全編読んでみたいんだけど、古文読むのはホネだし、文庫で適当に読んで満足している。
日本、中国、天竺のいろんな話が入っているわけだが、なかでも「池の尾の禅珍内供の花の語」とか「羅城門の上層に登りて死人を見し盗人の語」は有名。
でも、最近の自分のなかでは、「大学の衆、相撲人成村を試みし語」のような、ちょっと謎めいて半端なオチの、ミステリアスな話が好みになっている。相撲とりとケンカになったところ、相撲とりの足をつかんで振り回すほどの怪力の学生がいたが、その後探しても見つからなかったという話。そのよくわからなさ加減が、なんとも奇談めいていて、よい。あからさまな教訓とかを押し付けられるより、世の中には不思議なことがあるもんだなー、ぐらいがちょうどいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/8a/674155e5dc5417864934c13d29d4ff9e.jpg)
というわけで、きのうの続きで、今昔物語。
こどものころ、児童向けの本で読んで好きだったんで、全編読んでみたいんだけど、古文読むのはホネだし、文庫で適当に読んで満足している。
日本、中国、天竺のいろんな話が入っているわけだが、なかでも「池の尾の禅珍内供の花の語」とか「羅城門の上層に登りて死人を見し盗人の語」は有名。
でも、最近の自分のなかでは、「大学の衆、相撲人成村を試みし語」のような、ちょっと謎めいて半端なオチの、ミステリアスな話が好みになっている。相撲とりとケンカになったところ、相撲とりの足をつかんで振り回すほどの怪力の学生がいたが、その後探しても見つからなかったという話。そのよくわからなさ加減が、なんとも奇談めいていて、よい。あからさまな教訓とかを押し付けられるより、世の中には不思議なことがあるもんだなー、ぐらいがちょうどいい。
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