毎度のことですが書いていたら長くなります。そして話が逸れます。「話が長い」「内容をまとめる力がない」と言わるのですがまさにその通りですね。あれもこれも書きたくなるので。これが周りからダメ出しをされる最大の理由なのではないかと思います。反省しなければいけません。そしてそれは生かされない(笑)。
スピードスキップをして「軸」の話になったところから飛躍して別の話になっていました。一応戻します。
ある程度やってから今度は「加速段階の動き」をやりたいなと思いました。スタートからの動きができたらと思っていたのですが途中降った雨でグランドが緩くなっています。この状況ではなかなかスタート練習はできません。せっかく倉庫でスタブロを発見したのですが・・・。こればっかりは仕方ないですね。また別の機会に。
壁を使ってのスタートの動きの確認をして人を押す動きを。話を聞いていればそれなりに理解できるのですが「自分やりやすいようになやる」という感じの選手も出てくるので動きが全く違います。難しい動きをやっているとは思います。最初からできるとは思っていませんがもう少し意識してやってもらいたい。自分がやることに一生懸命になってほかの人の動きをみない。こうなると動きは変わりません。自分のこととして捉えないからです。ほかの人がやっている動きを見ることで「今やろうとしていること」がイメージできます。実際に動くのが1本でも人の動きを見てイメージすれば2本分の練習になる。このことも少し厳しめに話しました。
スタートの動きの確認をやってからマーク5歩。これをやった時に「切り替えが遅い」と感じました。人を押したりする動きの中で下向きの力が強くなっていたのだと思います。前に出す動きの意識が弱くなったのでここも改善する為の練習を追加。blogと一緒でやろうと思ったことを次々と加えていきます。決まりきった練習ができないと思いますね(笑)。それに戸惑う選手も出てくるのかもしれません。臨機応変に何をやろうとしているのか、大切なのは何かを感じ取れるようになると大きいと思います。
少し改善されたので今度は加速段階でのトゥトレ。最初の動きはじめだけを意識して行いました。引っ張ってからすぐにマーク5歩。これを何度か繰り返しました。実際にやろうとしている動きを「補助」して、次は自分の力で走る。こういう部分の積み重ねで「感覚を自分のものにする」というのができると思います。単に引っ張って終わりというのでは面白くないですから。
そこからは並走。パスしてから並走の形で実施しました。前回同様、「怪しいな」と感じていた部分。「うまくいかない気がする」と話していたら的中してバトンを落とす。本人たちに聞こえるように話してプレッシャーをかけたわけではなく走り始めてから何となく「ミスしそう」と思っただけです。2日間で3回のバトンの落下。これまで「落ちる」ということさえほぼない状況でしたがこうやって「落ちる」というのには明らかに「原因」があるのです。そのことを繰り返し話していたのですが同じことをする。うーん、試合でこれが出たらもう終わりなのです。この日初めてやった練習であれば仕方ないという話になるかもしれませんが、何度も何度もやってきた練習でミスを繰り返す。考えないといけないと思います。
その後、種目別練習に分かれてやる。スプリント系は60mの並走に切り替えました。これを4本。先ほどの練習と合わせるとこの時点で60mを8本。すべて全力です。これが多いのか少ないのか。マーク5歩なども組み合わせると実は走っているのではないかという気がしています。距離の問題でいうと少ないかもしれませんが高いスピードを出すことという視点ではやはり走っていると思います。
その時その時に自分自身が出せる最大スピードを出すというのは大切だと思っています。100mを10本走ったとしてもそれがテンポ走のようにゆっくりした走りで10本走る事と全力で60mを4本走るのであればどちらがどうなのかというのはハッキリと分かりません。「足を作る」という意味で余裕のあるスピードで走り込みを行うというのも一つの方法論だと思っています。私は全力で走る方を選択しています。冬でもスパイクを履いて走る。このスタンスは外せないですね。坂道や砂浜で走る練習も必要だと思っていますがやはり平地で最大スピードを出す事の方が優先です。
更に30&60を4本。いつも近くから見ているのですが、他の種目を見に行った帰りに離れたところで見ることにしました。そうすると思っていた以上に「良い動き」になっていることに気づきました。いや、驚いた。走れるようになって来ているとは思っていましたが走り自体が変わってきています。あれだけ練習をやっているのだから当たり前じゃないかと言われたらその通りです。これまでと比べでかなり力が付いてきているなと実感できました。やはり練習は偉大。
ここまでやって残りの練習時間が1時間。ここからは時間の許す限り走り続けることにしました。練習ができる距離が60m程度だったのでタイヤ引きとスプリントを組み合わせて行うことに。タイヤ引きを3本やってからスプリント1本。計4本で1セットです。セットで少し休息を挟んで2セット。タイヤ引きをもう少し長い距離でやりたいなと思っていた矢先に他の部の練習が終了。話をしてみると使っても大丈夫だという事だったのでありがたく使わせてもらいました。
練習内容としてはタイヤ引き120mを5本。グランドの外枠一杯使ってなんとか距離を取る事ができました。休息は120m歩き。かなりキツイだろうなと思っていましたがそれでも妥協せずに5本。これも見ていると最初の3本くらいはなんとかスピードを最後まで保てるようになって来ていました。大きな成長です。最初の頃は120m走りきる事さえままならなかった状態でした。それがタイヤという負荷をかけて120mをきちんと走りきれる。これは確実に力が上がっている証拠だと思います。
タイヤ引きが120m走れるようになったから県で一番になれるのか?と言われたら答えは「ノー」です。勝負事ですから簡単には勝てません。しかし、陸上競技の一番面白いところ、楽しめるところは「少しずつ力が上がっていく事を実感できる」事です。前にできなかった事が出来るようになる。それだけでやってきた意味はある。100mが20秒かかる選手が15秒で走れるようになったらそれは素晴らしい事だと思っています。そこにたどり着くために様々な努力をしてきたからそこまで走れるようになった。それだけは間違いない事実です。
120mタイヤ引きのラストの動き。ここが大切になると思っています。実際にやっていく中でしかできない。今回のように120mを使えるならこれまで以上に良い練習ができると思います。タイヤ引きもスプリントの組み合わせが出来るようになるともうワンランク上に行きます。分かりにくいかもしれませんが。この手狭なグランドでも練習はできる。そう感じる事ができました。せめて週に1回だけでもできると理想。できる事なら2回(笑)。本人達は嫌そうな素振りは見せませんでした。やっと「競技者としてのスタートライン」に立てたのかもしれません。
こういう姿を見るとこれまでやってきて良かったなと思います。本人たちも変化を感じる事が出来る。それが大切なのだと思います。実感できるかどうか。
こうやってきちんと練習が積めれば戦える日が来る。今は難しいかもしれませんが今の選手達が流れを作ってくれれば必ず勝負できる日が来る。かなりの自信を持つ事ができました。大きな事だと思っています。
良い練習でした。足りない事は沢山ありますがやはりこうやってできる事は大きい。ここで満足せずに次に向かいたいと思っています。
スピードスキップをして「軸」の話になったところから飛躍して別の話になっていました。一応戻します。
ある程度やってから今度は「加速段階の動き」をやりたいなと思いました。スタートからの動きができたらと思っていたのですが途中降った雨でグランドが緩くなっています。この状況ではなかなかスタート練習はできません。せっかく倉庫でスタブロを発見したのですが・・・。こればっかりは仕方ないですね。また別の機会に。
壁を使ってのスタートの動きの確認をして人を押す動きを。話を聞いていればそれなりに理解できるのですが「自分やりやすいようになやる」という感じの選手も出てくるので動きが全く違います。難しい動きをやっているとは思います。最初からできるとは思っていませんがもう少し意識してやってもらいたい。自分がやることに一生懸命になってほかの人の動きをみない。こうなると動きは変わりません。自分のこととして捉えないからです。ほかの人がやっている動きを見ることで「今やろうとしていること」がイメージできます。実際に動くのが1本でも人の動きを見てイメージすれば2本分の練習になる。このことも少し厳しめに話しました。
スタートの動きの確認をやってからマーク5歩。これをやった時に「切り替えが遅い」と感じました。人を押したりする動きの中で下向きの力が強くなっていたのだと思います。前に出す動きの意識が弱くなったのでここも改善する為の練習を追加。blogと一緒でやろうと思ったことを次々と加えていきます。決まりきった練習ができないと思いますね(笑)。それに戸惑う選手も出てくるのかもしれません。臨機応変に何をやろうとしているのか、大切なのは何かを感じ取れるようになると大きいと思います。
少し改善されたので今度は加速段階でのトゥトレ。最初の動きはじめだけを意識して行いました。引っ張ってからすぐにマーク5歩。これを何度か繰り返しました。実際にやろうとしている動きを「補助」して、次は自分の力で走る。こういう部分の積み重ねで「感覚を自分のものにする」というのができると思います。単に引っ張って終わりというのでは面白くないですから。
そこからは並走。パスしてから並走の形で実施しました。前回同様、「怪しいな」と感じていた部分。「うまくいかない気がする」と話していたら的中してバトンを落とす。本人たちに聞こえるように話してプレッシャーをかけたわけではなく走り始めてから何となく「ミスしそう」と思っただけです。2日間で3回のバトンの落下。これまで「落ちる」ということさえほぼない状況でしたがこうやって「落ちる」というのには明らかに「原因」があるのです。そのことを繰り返し話していたのですが同じことをする。うーん、試合でこれが出たらもう終わりなのです。この日初めてやった練習であれば仕方ないという話になるかもしれませんが、何度も何度もやってきた練習でミスを繰り返す。考えないといけないと思います。
その後、種目別練習に分かれてやる。スプリント系は60mの並走に切り替えました。これを4本。先ほどの練習と合わせるとこの時点で60mを8本。すべて全力です。これが多いのか少ないのか。マーク5歩なども組み合わせると実は走っているのではないかという気がしています。距離の問題でいうと少ないかもしれませんが高いスピードを出すことという視点ではやはり走っていると思います。
その時その時に自分自身が出せる最大スピードを出すというのは大切だと思っています。100mを10本走ったとしてもそれがテンポ走のようにゆっくりした走りで10本走る事と全力で60mを4本走るのであればどちらがどうなのかというのはハッキリと分かりません。「足を作る」という意味で余裕のあるスピードで走り込みを行うというのも一つの方法論だと思っています。私は全力で走る方を選択しています。冬でもスパイクを履いて走る。このスタンスは外せないですね。坂道や砂浜で走る練習も必要だと思っていますがやはり平地で最大スピードを出す事の方が優先です。
更に30&60を4本。いつも近くから見ているのですが、他の種目を見に行った帰りに離れたところで見ることにしました。そうすると思っていた以上に「良い動き」になっていることに気づきました。いや、驚いた。走れるようになって来ているとは思っていましたが走り自体が変わってきています。あれだけ練習をやっているのだから当たり前じゃないかと言われたらその通りです。これまでと比べでかなり力が付いてきているなと実感できました。やはり練習は偉大。
ここまでやって残りの練習時間が1時間。ここからは時間の許す限り走り続けることにしました。練習ができる距離が60m程度だったのでタイヤ引きとスプリントを組み合わせて行うことに。タイヤ引きを3本やってからスプリント1本。計4本で1セットです。セットで少し休息を挟んで2セット。タイヤ引きをもう少し長い距離でやりたいなと思っていた矢先に他の部の練習が終了。話をしてみると使っても大丈夫だという事だったのでありがたく使わせてもらいました。
練習内容としてはタイヤ引き120mを5本。グランドの外枠一杯使ってなんとか距離を取る事ができました。休息は120m歩き。かなりキツイだろうなと思っていましたがそれでも妥協せずに5本。これも見ていると最初の3本くらいはなんとかスピードを最後まで保てるようになって来ていました。大きな成長です。最初の頃は120m走りきる事さえままならなかった状態でした。それがタイヤという負荷をかけて120mをきちんと走りきれる。これは確実に力が上がっている証拠だと思います。
タイヤ引きが120m走れるようになったから県で一番になれるのか?と言われたら答えは「ノー」です。勝負事ですから簡単には勝てません。しかし、陸上競技の一番面白いところ、楽しめるところは「少しずつ力が上がっていく事を実感できる」事です。前にできなかった事が出来るようになる。それだけでやってきた意味はある。100mが20秒かかる選手が15秒で走れるようになったらそれは素晴らしい事だと思っています。そこにたどり着くために様々な努力をしてきたからそこまで走れるようになった。それだけは間違いない事実です。
120mタイヤ引きのラストの動き。ここが大切になると思っています。実際にやっていく中でしかできない。今回のように120mを使えるならこれまで以上に良い練習ができると思います。タイヤ引きもスプリントの組み合わせが出来るようになるともうワンランク上に行きます。分かりにくいかもしれませんが。この手狭なグランドでも練習はできる。そう感じる事ができました。せめて週に1回だけでもできると理想。できる事なら2回(笑)。本人達は嫌そうな素振りは見せませんでした。やっと「競技者としてのスタートライン」に立てたのかもしれません。
こういう姿を見るとこれまでやってきて良かったなと思います。本人たちも変化を感じる事が出来る。それが大切なのだと思います。実感できるかどうか。
こうやってきちんと練習が積めれば戦える日が来る。今は難しいかもしれませんが今の選手達が流れを作ってくれれば必ず勝負できる日が来る。かなりの自信を持つ事ができました。大きな事だと思っています。
良い練習でした。足りない事は沢山ありますがやはりこうやってできる事は大きい。ここで満足せずに次に向かいたいと思っています。