kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニングと走り2

2016-02-19 | 陸上競技
話が逸れます。相変わらずですね。

続き。

サーキットをやって休憩時間に「鉄棒」を実施。これも前消えてしまった記事に書いていたのですがなくなっているのでここに書いておきます。懸垂と足上げ。男子はある程度できるようになってきました。筋力的な成長は大きいと思っています。女子はやっと1~2回できるようになってきた感じです。最低4回は懸垂ができるようにしていきたいと思います。

鉄棒休みを挟んでもう2セットサーキット。かなりの量だと思いますね。他の学校がどれくらいトレーニングをされるのか正直分かりません。私は必要だと思ったものを導入していますからいつの間にか多くなる(笑)。選手は本当によくやります。「取り組む姿勢」としては劇的に成長していると思います。2セットやってからすぐに「専門練習」へ。棒高跳び、やり投げ、スプリントと分けました。筋肉に刺激を与えてからそれを「専門的な動きに生かしたい」と思っているからです。繰り返しになりなりますが正しいかどうかは分かりません。「トレーニングのためのトレーニング」をしているわけではなく「競技力を上げるためのトレーニング」でなければいけないからです。

この日のスプリント系は前回の反省を生かして「チューブ5歩」から開始。いきなり全力で走るというのは難しいということが分かりました。筋肉は温まっているといってもやはり「走り」とは異なる。少し動きが作れるようにしていきました。暖かいのもありよく動いている感じはありました。

で、ここからFacebookのやり取りの内容が関係してきます。ある社会人選手が「トレーニング→坂道→平地」ではしると記載してくれました。これには意図があるのだと思っています。あくまで私の推測でしかないので正しいかどうかわかりませんが(笑)。トレーニングは大きな筋力を発揮しています。これは考えるまでもなく当然。筋肉の出力が上がっているのです。筋疲労をしている部分もありますが大きな力の発揮を「体が覚えている」と思います。そのあとにいきなり走るのではなく「坂道」を使いながら「トレーニング」と「走り」の中間の部分の練習をする。離れている両者を「つなぐ」役割を持たせているのではないかと考えました。繰り返しになりますが「私の推測」ですから本人が別の意図を持っているかもしれません(笑)。

この文章を見た時に「これは面白いな」と思いました。火曜日にはトレーニングをしてすぐに走るようにしました。並走などをやってトップスピードを出させる練習をしたら「トレーニング」と「走り」が直結していくのではないかと。正解がどこにあるのか全く分かりませんから試行錯誤しながらやっていくしかありません。しかし、「坂道」を入れるという発想が「ひょっとしたら」という考えになりました。

「トレーニング」と「走り」の中間に位置するような練習を入れてやることでさらに動きに結びつきやすいのではないか。そう考えて「30mのタイヤ引き」をやることにしました。スパイクを履いて最大スピードでのタイヤ引き。これがどうつながっていくのかは正直分かりません。しかし、筋肉や身体としては大きな隔たりがある動きをやるより少しずつ移行するほうが「勘違い」してくれるのではないかと(笑)。「タイヤ引き」ではある程度力を使いながら進んでいきます。それでもトレーニング時の進み具合と比べると大きく進むようになりますy。出力を高めてそれを走りにつなげていく。これは面白い(笑)。こんなことを「面白い」と思ってこんなところに書きまくる。変な奴ですね(笑)。

タイヤ引きが終わってから「25m+25m」の並走。さらには60mの並走で終了。動き的にはかなり良かったのではないかと思っています。本人たちの感覚を聞くのをすっかり忘れていました・・・。ここがすごく大切な部分だったのに。別の日に聞いても意味がないと思っています。やった時にきちんと聞いておかなければ。また次の機会にと思いますが来週からはテスト週間に入るのでこの手の練習はできません。忘れなければきちんと実施しておきたいと思っています。

「トレーニング」と「走り」をつなぐもの。どのように考えられますか?多くの人の意見を聞いてみたいと思っています。ここへのコメントはなかなか難しいですよね(笑)。どこかで色々な意見を聞いてみたいと思います。

練習内容を書くというよりは私がなぜそのような練習をしようと思ったのかを書いただけになっていますね(笑)。まーいいや。
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トレーニングと走り

2016-02-19 | 陸上競技
前の記事が硬くなりました。これも私。偽りのない状況でやっていきます。表現には最大限に配慮しています。自分自身のスタンスの中でできることを最大限にやっている。それだけです。

練習内容について。前回トレーニングと走ることについて書いたのですがそれに対してFacebookでコメントをもらいました。このことも踏まえて書いておきたいと思います。

この日の練習は前述のように「シャフト補強→プレート補強→サーキット」としていました。動きながら鍛えるというのがテーマです。ウエイトはやっていません。ある程度の筋肥大は必要だと思っていますがそのレベルはどれくらいか?師匠は「女子はウエイトよりも補強のほうが効果が高い」と常々言われています。これは長年指導してきた中で感じた部分なのだと思います。女子はなかなかストイックになって自分自身を追い込むことはできません。どうしても「守る」部分があります。ウエイトなどは「絶対に挙げてやる」という部分がきつい場面で必要になります。女子は「無理だ」と思うと諦めてしまう部分があるからです。それなりに追い込むことはできるでしょうが「もっとできるのに手前で止めてしまう」という部分はあります。「肉体的限界」が来る前に「心理的限界」が来てしまうので。

また、うちの練習環境ではウエイトが計画的にできないということもあります。ベンチ台などが屋外に置いてあるので天候が悪い時にはできません。これが室内の練習場所であれば違ってくると思います。「継続したトレーニング」を実施するためには「きちんとできる状況」ではなければいけないのです。そうなるとベンチプレスが1週間に1回しかできないという状況では意味がなくなってしまう。「超回復」を狙ってやっていくことができなければいけなと思っているからです。更には道具の数が限られているので一斉にできないというデメリットもある。

以前は「ベンチ」「スクワット」「ハイクリーン」の3種目をやっていたことがあります。これはかなり強くなりました。筋力的に(笑)。女子選手でベンチプレスを45kgくらいで10回やる選手もいました。投擲選手並みだと思います。ウエイトをやっているとかなり強くなりますし、それが「目に見えて分かる」のです。これまで挙がらなかった重さが上がるようになる。それでも「高校生女子の短距離選手」に45㎏を挙げる筋力が必要なのか。1階ではなく10回挙げるのですからかなりの筋力だと思います。少し肥大してきて「重くなる」感じがありました。走りにつながっている感じが少なかったので取りやめ。そこから一切やらなくなりました。極端です・・・。

ウエイトトレーニングが効果がないとは思っていません。筋肥大をすれば手っ取り早く筋力を上げることができます。それによる記録の伸びは出てくると思っています。短期的に結果を求めたいのであればそれが一番かもしれません。しかし、高校生の2年とちょっとの間に少しずつ記録を伸ばしていくことを考えると「ウエイト」よりも「シャフト補強」のほうが効果が高いのではないかと思っています。これは感覚的なものですが。ウエイトをやって強い選手というのももちろんいます。筋肉が付きにくい選手がウエイトをやる効果はどのようなものがあるのか分かりません。色々な意見は聞いてみないといけないと思っています。

「サーキット」では「スナッチ」を入れたいと思っていました。瞬発的な動きをどこかでやっていきたい。ダイナマックス投げなどでもできると思うのですが「重いモノを一気に動かす」ということで「筋肉の出力を上げる」ことができると思っています。そのためには「シャフト補強」だけではなく「爆発的に動かす」ことも必要になると。それをサーキットの中に入れ込みました。サーキットの種目は「スナッチ」「ハードルくぐり」「ダイナマックス投げ」「腹筋」「背筋」「スイッチング」「バランスディスクでの腕立て」「スケーターズジャンプ」です。これにその時の思い付きで種目を追加していきます。この日は「BOXジャンプ」を入れました。

柔軟性を高める動ぎ、瞬発的に力を発揮する動き、動きながら固定する、走りにつなげる動き。この手のことを一斉にやってみたいというサーキットです。どこかでやっているのか分かりません。残念ながら完全な思い付きです(笑)。最初は「スケーターズジャンプ」をやりたいなと思っていてそれに「スナッチ」を追加したいというところからスタート。さらには走りの動きも入れたいなと思って「スイッチング」。股関節が使えたらいいなと思い内転筋をしっかり伸ばして行う「ハードルくぐり」を入れてみる。こうやって練習が生まれました。この練習をいつまで私がやるかは分かりません。「今は必要だ」と思ってやっています。来年はやっていないかもしれません(笑)。


うーん、また長くなっていますね。なんなんでしょうか・・・。続きは別に書きます。
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取り組む姿勢

2016-02-19 | 陸上競技
木曜日、この日はトレーニングとしていました。前回トレーニングに少し走っていたのでその部分もやりたいなと考えていました。ということで前回と同様、シャフト補強→プレート補強→サーキットの流れで練習を実施していくことに。最初の部分は会議があり選手に任せる形になりました。これはこれで「やってもらわないと困る」と思っています。いつも付きっ切りでないと練習できないというのは困りますから。

40分くらい遅れて練習に参加。シャフトが終わってプレート補強に入るところでした。プレート補強だけにするのかダイナマックスを入れるのか。ここも微妙なところでしたがこの日は入れることに。時間が限られているので今後は少し省略しないといけなくなるかもしれませんね。

この辺りで少し集中が切れる。良いことではありません。当初と比べるとかなり練習らしくなってきました。これは素晴らしい成長だと思っています。自分たちの中でもそれなりに「手ごたえ」は感じているのではないかと思います。一番最初の状況であれば多少集中が切れて「適当にやる」のでも許されていたと思います。こちらも最初から厳しくやるつもりはありませんでした。もちろん私の中での「感覚」ですから選手にとってはそれでも「厳しい」と感じていたと思います。

ある一定のレベルの取り組みができるようになってきた。それで「満足」なのかというと違うと思います。できるようになったらさらに上のレベルを目指していきたいと思います。目指さないといけないと思っています。「できるようになった」ことで満足していたら良いことにはなりません。少し厳しく注意しました。「やるだけ」の練習では意味がないからです。こういう部分を「素直に聞けるかどうか」は選手としての「資質」だと思っています。注意を受けて反抗的な態度をとるような選手は「自分の成長を妨げる」だけです。

繰り返しになりますがこれが半年前であれば私自身もそこま言いません。まずは「練習をやる」ということに慣れていなければいけないからです。やるということができるようになって初めて次のステップへ。「練習へと取り組みの姿勢」が求められます。厳しいですか?私的には「ごく当然の話」だと思っています。

これも「消えてしまった記事」を書いたときに記載していたものです。「練習はどこでもやっている」という話を火曜日にしていました。大切なは「どんな練習をするか」ではなく「」どのような意識でやるか」なのです。やるだけの練習をどれだけ長い時間やっても強くはなりません。正確には「強くはなる」と思いますが、最大限の力を引き出すところまではたどり着きません。同じ時間を使うのであればどちらを選ぶか。それは「選手の感覚」によります。

強い選手だからといって優遇するつもりはありません。力があってもなくても「やるべきことを全力でできるかどうか」が重要なのです。そういう感覚を持てるかどうかで大きく変わってきます。取り組む姿勢を求める。これが間違っているというのであれば「部活動なんかやる必要はない」と真剣に思います。「放課後の時間を適度に過ごす」という相手をする部分を求められるのではないと思っています。「強くなるために」という部分があって初めて色々な意味が出てくるのです。

目指すところは「日本一」です。そんな高いレベルを求めるのか?もちろん、最初からそこは求めていません。しかし、やるからには「前より良くなったよね」という水準ではない。本当に「戦う」ことを求めていきたい。高校時代くらいしかこうやって指導者が付きっ切りで指導をする状況はないと思います。大学生や社会人になれば「自分でやる」事のほうが多くなる。「進みべき道」を自分たちだけで切り開いていかなければいけなくなる。が、今はある程度の方向性を示せます。このことをどれだけ理解してくれるか。

私が指導をするということで「良い意味」でも「悪い意味」でも注目を集めることになるかもしれません。さらにこれから「良いチーム」を作って「戦っていく」ことを考えると周囲からはそれなりに「好奇の目」でみられることも出てくるでしょう。これは避けては通れない部分だと思っています。県で決勝に残る、中国大会に出場する、インターハイに出るというようになれば更に「見られる」ことが増えてくると思います。

その時に「取り組みの姿勢」がきちんとできていなければ「正当な評価」を受けなくなります。別に受けるためにきちんとやろうと言っているわけではありません。が、うちの選手たちの努力や練習を一番近くで見ているのは他の誰でもなく私だと思います。選手の一部分を切り取って「なんなんだあの選手は」と言われるのは絶対に避けたい。だからこそ「取り組みの姿勢」は徹底しておかなければいけないと思います。「強い選手」になった時、「強いチーム」になった時、「目標にしたいチーム」になった時、「何となくやっていて強い」というのではやはり「妬み」や「批判」が大きくなります。だからこそ選手たちがきちんとできるようにしていきたい。

時には厳しく指導することも必要だと思っています。何でも許すという指導はできません。これだけ長く書いているので「トラブル発生か?!」と思われるかもしれませんが内容自体は大したことではありません。「練習中に集中力が切れる場面があった」というだけ。それを許したくないと思ったから厳しく注意をして全体に考えさせただけです。

前向きにとらえてもらいたい。常に怒っているわけではないですから。自分たちが何を目指すのか。一生懸命にやっています。本当によくやっています。しかし、そこで終わらせるわけにはいかない。そう思っています。
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朝練の使い方

2016-02-19 | 陸上競技
朝練を継続してやっています。朝練は意味がないという方もいます。その時間を睡眠に充てる、午後の練習を大切にする。当然考えられる事だと思っています。私のような「あれもこれもやりたい」と思うタイプの人間は午後の時間が足りなくなってしまうのでそれを補うという意味合いがあったりします。

一番の狙いは「規則正しい生活をする」という部分です。以前マイルで全国を狙っていた事があります。届きませんでしたがかなり本気でした。中国大会最終日、マイルの予選が朝イチであります。9時半からですね。そうなるとアップを始めるのは最低でも7時半になる。この時間帯から身体を動かすリズムを作っておきたいという狙いがありました。朝身体を動かすというのはなかなかありませんから、全てをその1日に向けて身体のリズムを整えるというのが最初の狙いでした。

当時は朝練で3キロのペース走まだやって「マイルのための準備」をしていました。朝から汗ダクになる(笑)。短短は1.5キロだったと思います。それでも苦手な子はかなり嫌だったと思いますね。本当に見ているだけの朝練でした。それでも選手達は必死にやってくれていましたね。

マイルからショートスプリントに移行し始めた時に走る練習を朝にはやらなくなりました。ドリルや体幹補強中心。動きの徹底や不足する細かい部分の強化に努めてきました。ほぼ同じメニューを繰り返すという感じですね。メディ投げなどを継続的にやってきました。こちらも規則正しい生活をという感じが強かったですね。土曜日だけではなく平日も朝から軽く動いておくというリズムを作る。

勤務先が変わりましたがやる事は同じかなと思ってやってきました。が、気がつくとスプリント以外の種目も少しずつやる事になりました。そうなると午後の練習だけでは足りなくなる。基本的に走らせたいので他の種目であろうと走ります。しかし、これだけではどう考えても専門練習の時間が足りなくなる。そう考えて朝練では専門をやる事にしています。激しい動きをやるのではなくこちらも「基礎の徹底」がメインです。

専門種目を細かく教えられるほどの知識はありません。本当に教えてもらった事をひたすらやるだけです。棒高跳び、やり投げに関しては本当にその反復しか出来ていません。スプリント系であれば「動きの修正」ができますがこの2つの種目に関しては全くできません。そのため毎日40分は「基礎の徹底」としています。午後練習でもやりますから1時間半は専門練習の時間を取れている気がします。多いのか少ないのか分かりませんが(笑)

高跳びに関しては「やらない」と決めていたのに気が付いたらやるようになっていました。前任校の選手が奇跡的にインターハイに行きました。この子が入学してきた時にたまたま師匠のところにS学園女子大学のF先生が練習を見に来られていました。合同練習をさせてもらっていたのですが、このタイミングで図々しく「高跳びを教えてもらえますか?」と頼みました。なんと図々しい話なのか?!それでも高跳びの基礎を丁寧に教えてくださいました。教えてもらった事だけをひたすらやり続けて「1m60」を跳びました(笑)。週末にお会いできるので絶対にお礼を言わなければいけません。

今も高跳びの選手がいます。背が高いから高跳び、という典型的なパターンで始めたようです。この子はひたすらトレーニングして走らせています。午後の練習は絶対にそちらの練習を優先させているので朝が大切。とはいっても今週に入って「やってみるか」というくらいで専門練習を始めたのですが。改善するところが多く何から手をつけたらいいのか分かりません(笑)。が、毎朝40分はやっていきたいと思います。最低でも表彰台。ここからワンランク上を目指したいと思っています。力はあると思うのでなんとか引き出したいですね。

朝練の考え方は様々だと思います。中国地区の強豪校では朝から200mを10本走る所もあるとか。それはさすがに無理です(笑)。私は私なりにやれる事を徹底していきたいと思っています。
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