kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニング後に走る

2016-02-17 | 陸上競技
前の記事が消えたので書く気が激減(笑)。

この日の練習ではトレーニングをした後に走ることにしました。シーズンも近づいてきています。それもあり「トレーニング」と「走り」を意図的に結び付ける時間が欲しいなと思っていました。土曜日にそのような感じで少しやったのでこの日もやることに。

トレーニングで身体が温まっているのですぐにスパイクを履いて走ろうと思いました。が、さすがに無理(笑)。1本並走をさせたのですが動きません。切り替えてチューブもも上げを数本やってチューブ走。そこからもう一度並走にしました。これでやっと体が動き始める。それなりに負荷をかけていますから簡単には動きません。それでも「走るため」にやっているのですから筋肉には刺激が入るはずです。こういう機会を増やしていこうと思います。

考えてみると「走るためにトレーニング」をしているのです。トレーニングすることが目的と化してはいけません。当然の話ですが。そんなものは当たり前ではないかと言われると思いますが、実際は「分からなくなっている場合」のほうが多いと思っています。トレーニングさえすれば強くなると勘違いしています。筋力を上げさえすればそれで良いのか?走りさえすればそれでいいのか?違う気がします。

各大学の話を聞くことがあります。ある一定の時期までは「筋肥大」を中心にウエイトをするそうです。かなりの重量を挙げていく。で、シーズンが近づいてきてある一定の時期までくると今度は「絞っていく」というのです。筋力は「筋断面積」に比例すると言われています。太ければ太いほど筋力発揮が大きくなる。当然の話といえば当然の話。だから一時期まではひたすら太くする。が、太くすると「重い」のでそこから「絞っていく」のだとか。不要な筋力を落として「走るために必要な筋力のみ残す」と。

え?時間がもったいなくないですか?それなら最初から「必要な筋力をつけていく工夫」をすれば済むのではないか。なぜ「重くなる」ことが分かっているのに「筋肥大のみ」を求めるのか。もちろん、情報の一部しか入手できていないですから「本来の意図」が把握できていない可能性は十分にあります。しかし、「太くしてから絞る」というのはちょっと考え物だと思っています。

また、人によっては「走るための筋力は走ってつければよい」と言います。まーこれが一番良いのかもしれません。「走るのに必要な筋肉」に刺激を与えるのは「走ること」が一番だからです。しかし、効率よく走るためには「基礎筋力の向上」は必要不可欠だと思っています。やりたい動きがあっても基礎筋力がなければ片足支持さえできません。走るために必要な筋肉をどのように強化していくのかがポイントになります。

太くならないようにシャフト補強やプレート補強を導入しています。ここからしばらくは「トレーニングをした後に走る」練習を取り入れてさらに「筋肉に刺激を入れる」ようにしたいと思っています。もちろん、流しはしません。ゆっくりした動きをどれだけやっても「速く走るための筋肉」への刺激にはならないと思うからです。全力(笑)。

色々なこととを考える中で「何のためにやっているのか」を考えないといけないと思っています。それがなければ良い練習にはなりません。「走るだけ」や「トレーニングするだけ」ではなく、「より速く走るために何をすればよいか」と常々考えていく必要があると思っています。これは「工夫」というか「当然のこと」なのではないかと。

たいていのチームでは練習の一番最後に補強をします。が、師匠は練習の一番最初にトレーニングをする。「時間が無くなってトレーニングが出来なかったら困るから」と言われていたことがあります(笑)。それくらい必要なことなのだと思っています。「予備負荷」として事前に刺激を与える。それを走りに生かしていく。これもすごく大切な考え方だと思っています。

近畿地区の高校の練習を見に行ったとき衝撃を受けました。ドリルをする→走る→トレーニングをする。ここまでは普通。が、またドリルをする→走る→トレーニングをするのです(笑)。休む間もなく。トレーニングもシャフト補強をやっていたと思います。記憶が曖昧になっているだけかもしれませんが、走ってトレーニングしてまたドリル。さらに走るみたいな(笑)。こういう流れはたまたま訪問した学校のみでおこなわれているのかもしれません。しかし、こういう部分に「ヒント」があるのかもしれないと思っています。

ということでこれからはトレーニングしてから走ります(笑)。通常の日は最初から走ります。トレーニングの日は先にやってから走ります。これでどう変わっていくのか。マイナスの方向に変わるとは思いません。単純に思い付きでやっている部分も練習の中にはたくさんありますが、これは考えた結果導入しようと思っているのです。

どうなるのか?分かりませんがやっていこうと思います。トレーニング後の走練習には色々と工夫をしていきたいと思ってはいます。どうすれば「速く走れるのか」を考えていく。重要なことだと思っています。

ここまで書くとやはり前の記事がもったいなかったなと思いますね(笑)。結構力作だったんだけどな~。無念(笑)。
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全員での練習再開~書いた記事が消える~

2016-02-17 | 陸上競技
続き。

かなり書いていたのですが記事が消えてしまいました。最近こんなことはなかったのに・・・。すでにやる気がなくなりました(笑)。2500文字くらい行っていたのですが消えてしまった。復元されたのは「最初の100文字」(笑)。やってられません・・・。

要約して記録しておきます。

シャフト補強のみ実施。プレート補強だけやろうとしたら時間があったのでダイナマックスも同時展開で実施。さらにはサーキット。これはスナッチをやりたかったから導入。サーキットとサーキットの間に鉄棒実施。終わってから走る。

なんて中身のないblogになるのか?おいおい、2000文字返してくれ(笑)。もう一度書く気にはなりません。最悪。

ひとまずこれはこれで終えます。中身なし。
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中心軸

2016-02-17 | 陸上競技
火曜日、朝から寒かったですね。数日で気温が激変します。体調不良者が出ないように最大限の配慮をしなければいけません。

朝練に行くと遠目から見ても一目で分かる「寒いのにハーフパンツ」の選手がいます。この寒いのになにをやっているのかと思って近づいてみる。すると金曜日からインフルエンザで学校を休んでいた者でした。よく見るとスパイクも履いています。朝練を早くから始めていたのです。数日間の遅れを少しでも取り戻そうとする姿勢がある。病み上がりですから無理はさせたくないのですが(笑)

この行為が絶賛するほどの素晴らしい事だとは思いません。特別な事ではないからです。強くなるためには当たり前の事です。これを全員の前で取り上げて「この選手を見習え」というようなチーム力では勝負にはなりませんから。二月に入りその手の話しを何度かしています。感覚的に「自分のために練習する」というのが当たり前になっていなければいけません。

褒め称えるほどの大きな出来事ではないのですが、これまでの状態を考えると大きな成長だと思っています。これがチームとしての成長なのか個人としての成長なのか。ここで意味合いが変わってきます。こういう姿勢が「当たり前」でなければいけません。そうならなければチームとしての前に進んでいるとは言えないからです。

この選手は本当に真面目に良くやります。他の部活の顧問からも褒められる。取り組みの姿勢と表情が良いですから。少しずつですが確実に動きは変わっています。それに伴いスピードレベルも上がる。戦えるレベルにはまだ遠いかもしれませんが目に見えて力が上がっていると思います。こういう選手が一人いてくれるだけでチームとしても大きく変わります。強くなって欲しいですね。

前置きが長くなりました(笑)

朝練ではダイナマックスを使った軸作りをやりました。投げたりする練習はいつもやっているので普段とは異なる一人でも出来る動きを中心に進めていきました。これも東京に行った時に教えてもらったものです。軸がブレないように片足支持で足の下を通す。ボールが円運動しますからきちんと軸ができていないと前かがみになったり、フラフラしてしまいます。動きながらやるだけでは誤魔化してしまう。静止した状態できちんと軸ができているかどうかは大きいなと感じました。

そのままバランスディスクの上で同じ動きを。ペアワークで競争させました。自分のペースでやりやすいようにやるのではなく速くやる事が必要。不安定な状態の中で安定させる。矛盾しているように思われるかもしれませんがこういう部分はすごく大切な事だと思っています。何度も何度もやっていく中で「ブレない」という状態を作り出していけたらと思います。この手の練習は故障しているなどは関係なくできます。逆にこれをきちんとやっていると強くなるのではないかとさえ感じています。

ブレない。これは考え方や物事への取り組み方も同じだと思います。周りからの力で考え方が大きくブレる。スプリントに対する考え方やトレーニングに関する考え方で「新しい情報」があればそれを取り入れていく。昨日言っていたことが翌日には真逆の事を言う。こういうブレが大きくなると前に進む力にはなりません。ある程度何かあったとしてもブレない「中心軸」を自分自身が持たないといけないと思います。

知っているけど教えない。分かっているけどあえてやらない。そこはすごく大切な部分だったりします。目の前にあるモノにすぐに飛びつくと自分の中の「軸」がブレます。それをすると成長しない。「軸」をしっかりとするために良い師匠と出会い、良き仲間に出会い、良い書物に触れる。これを継続していくことで「軸」がブレなくなりると思っています。出会いは大切。「殻を破る」ためには冒険しなければいけない。多くの意見に耳を傾けながら自分自身を構築しなければいけない。

どうやって自分の中の「中心軸」を作るか。これは練習も生きていく中でも同じかもしれない。外力に負けない強い「軸」を持つ。そこを身につけるためにしっかりと考え学んでいかなければいけないなと練習を見ながら感じました。

何の話?(笑)また書きます。
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