またも雑記。
この2年間、県外に出ていません。毎年可能な限り県外のチームの練習を見させてもらったり、参加させてもらってきました。色々とありすぎて2年間実現できていない。本当は年末に大阪に行きたいと思っていたのですが日程的にかなり厳しかったので諦めました。うーん、本来であれば時間を作ってでも行かなければいけないと思っています。検定などの関係もありますし思うように動けません。
県内でそれなりにやっているといつの間にか「視野」が狭くなります。ここが最大の課題。もちろん支部大会で何位だとか県総体で何位だとかが大事ではないと思ってはいません。やはりそこも大切。しかし、そこだけではない。県内で1位でも中国地区で7位だったらインターハイには届きません。どうやって上で戦うのかという感覚を持ってもらいたい。
以前、県外の合宿に参加した時に大阪の選手と話をしました。一生懸命に練習をしていましたし「かなり強いな」と感じる部分でした。「強いね」と声掛けをすると「私は弱いです」との返答。聞いてみると400mHが63秒だと言っていました。実際この記録では府大会の決勝にさえ残れない。近畿大会に出るためにはこんなレベルでは話にならない、と。この時点で「勝てないな」という気になります。当時の山口県では65秒台で県トップ。インターハイに出場するため63秒が出せればかなり確実という感じでした。が、「激戦区」ではそのレベルでは「府大会の決勝にも残れない」のです。
この時点で「勝負にはならない」のです。一方は「63秒で弱い」と感じる。一方は「これでインターハイに行ける」と思う。その「感覚の差」はどうにもならないくらいの「差」だと思っています。他県では11秒0の男子では勝負にならないと種目変更をして400mに回ることもあります。女子で12秒台に入ったくらいでは予選も通過しないのでそのまま距離を伸ばしたり、ハードルなどの「勝負できる種目」に移行する。どこの段階で「満足する」のかは分かりませんが。もちろん「県で1位」というのは素晴らしいことです。47都道府県でいえば47人しか1位にはなれないのですから。しかし、勝負という視点でいえば「県で1位」では戦えない。
県内でのんびり(語弊がありますが)過ごしているとやはりこういう「勝負」という意味ではできなくなります。現状に満足してしまうというか・・・。実際に「必死になる」チームを見ると自分の「甘さ」を突き付けられる気がします。もっともっとやらなければいけないんだという気になる。それが必要なのだと思います。
東京に行ったときに「あなたが来ても仕方ない」と言われました。どれだけ私が「その気」になっても結局は「選手」が「その気」にならなければ意味がないのです。「こんなにすごいことをやっていて・・・」とか「意識レベルが・・・」という話をしたとしても選手はそれを見ていません。「百聞は一見に如かず」です。肌で感じて「差」を知らなければ「自分たちはよくやっている」という気になる。これは選手が悪いのではなく「環境を与えてあげられていない」という私が悪い。
選手の力を伸ばすためにはやはり「刺激」が必要だと思います。今の自分たちの取り組みが全てではない。それを知ることが必要。「レベルの高い学校に行くことでやる気を失う」という意見もあるかもしれません。毎回聞くのですが「全国で活躍するチーム」であっても男子で12秒台の選手もいます。女子の14秒台の選手もいます。それぞれの場面で「一生懸命」やっているのです。強いから一生懸命になれるのではないという部分は本当に勉強になります。大きな刺激にもなります。
強いから目標意識が高いのではない。これだけは間違いない事実です。「環境」がそれを育てる。その「環境」の中に入ってみなければその「差」には気づかないのです。だからこそ「外へ出たい」という気持ちがあります。タイミングもあります。今年度内は難しいかもしれません。
師匠のところに教え子がお世話になっている大学のチームが来るということでした。「良かったら来ないか」と言っていただきました。外に出ることはできませんが、「空気」を味わうことができます。これだけで大きな刺激になるのです。運よくテスト週間に入っていませんでした。距離云々ではなく「ぜひ参加させてもらいたい」とおい願いしました。一番最初に高校を訪問させて頂いたときに「これほどまでに明るく練習ができるのか」と感じました。大きな差を感じた。こういう場面を選手に経験させたいと思います。
夏にプライベート合宿に参加させていただいた際、「全く違う世界」を選手たちは感じたはずです。これまで「内」だけでやっていたのが「外」の世界を知ることで「自分たちの力」を知ることができた。もちろん「こんなことはできない」と感じた者もいたはずです。「楽しいだけの陸上」から「厳しさを伴う陸上」があることを知った。そこから少しずつ変わってきました。
せっかくの機会を与えてもらいました。それを選手たちに生かしてもらいたい。可能であれば来年度はどこかに出たい。小さくまとまるのではなく「もっと大きな視点」で物事をとらえられるようになりたい。そう思います。
外の空気がどんなものか。「価値観」という部分にもつながるかもしれません。もっと知りたい。もっと知ってもらいたい。そう思います。
この2年間、県外に出ていません。毎年可能な限り県外のチームの練習を見させてもらったり、参加させてもらってきました。色々とありすぎて2年間実現できていない。本当は年末に大阪に行きたいと思っていたのですが日程的にかなり厳しかったので諦めました。うーん、本来であれば時間を作ってでも行かなければいけないと思っています。検定などの関係もありますし思うように動けません。
県内でそれなりにやっているといつの間にか「視野」が狭くなります。ここが最大の課題。もちろん支部大会で何位だとか県総体で何位だとかが大事ではないと思ってはいません。やはりそこも大切。しかし、そこだけではない。県内で1位でも中国地区で7位だったらインターハイには届きません。どうやって上で戦うのかという感覚を持ってもらいたい。
以前、県外の合宿に参加した時に大阪の選手と話をしました。一生懸命に練習をしていましたし「かなり強いな」と感じる部分でした。「強いね」と声掛けをすると「私は弱いです」との返答。聞いてみると400mHが63秒だと言っていました。実際この記録では府大会の決勝にさえ残れない。近畿大会に出るためにはこんなレベルでは話にならない、と。この時点で「勝てないな」という気になります。当時の山口県では65秒台で県トップ。インターハイに出場するため63秒が出せればかなり確実という感じでした。が、「激戦区」ではそのレベルでは「府大会の決勝にも残れない」のです。
この時点で「勝負にはならない」のです。一方は「63秒で弱い」と感じる。一方は「これでインターハイに行ける」と思う。その「感覚の差」はどうにもならないくらいの「差」だと思っています。他県では11秒0の男子では勝負にならないと種目変更をして400mに回ることもあります。女子で12秒台に入ったくらいでは予選も通過しないのでそのまま距離を伸ばしたり、ハードルなどの「勝負できる種目」に移行する。どこの段階で「満足する」のかは分かりませんが。もちろん「県で1位」というのは素晴らしいことです。47都道府県でいえば47人しか1位にはなれないのですから。しかし、勝負という視点でいえば「県で1位」では戦えない。
県内でのんびり(語弊がありますが)過ごしているとやはりこういう「勝負」という意味ではできなくなります。現状に満足してしまうというか・・・。実際に「必死になる」チームを見ると自分の「甘さ」を突き付けられる気がします。もっともっとやらなければいけないんだという気になる。それが必要なのだと思います。
東京に行ったときに「あなたが来ても仕方ない」と言われました。どれだけ私が「その気」になっても結局は「選手」が「その気」にならなければ意味がないのです。「こんなにすごいことをやっていて・・・」とか「意識レベルが・・・」という話をしたとしても選手はそれを見ていません。「百聞は一見に如かず」です。肌で感じて「差」を知らなければ「自分たちはよくやっている」という気になる。これは選手が悪いのではなく「環境を与えてあげられていない」という私が悪い。
選手の力を伸ばすためにはやはり「刺激」が必要だと思います。今の自分たちの取り組みが全てではない。それを知ることが必要。「レベルの高い学校に行くことでやる気を失う」という意見もあるかもしれません。毎回聞くのですが「全国で活躍するチーム」であっても男子で12秒台の選手もいます。女子の14秒台の選手もいます。それぞれの場面で「一生懸命」やっているのです。強いから一生懸命になれるのではないという部分は本当に勉強になります。大きな刺激にもなります。
強いから目標意識が高いのではない。これだけは間違いない事実です。「環境」がそれを育てる。その「環境」の中に入ってみなければその「差」には気づかないのです。だからこそ「外へ出たい」という気持ちがあります。タイミングもあります。今年度内は難しいかもしれません。
師匠のところに教え子がお世話になっている大学のチームが来るということでした。「良かったら来ないか」と言っていただきました。外に出ることはできませんが、「空気」を味わうことができます。これだけで大きな刺激になるのです。運よくテスト週間に入っていませんでした。距離云々ではなく「ぜひ参加させてもらいたい」とおい願いしました。一番最初に高校を訪問させて頂いたときに「これほどまでに明るく練習ができるのか」と感じました。大きな差を感じた。こういう場面を選手に経験させたいと思います。
夏にプライベート合宿に参加させていただいた際、「全く違う世界」を選手たちは感じたはずです。これまで「内」だけでやっていたのが「外」の世界を知ることで「自分たちの力」を知ることができた。もちろん「こんなことはできない」と感じた者もいたはずです。「楽しいだけの陸上」から「厳しさを伴う陸上」があることを知った。そこから少しずつ変わってきました。
せっかくの機会を与えてもらいました。それを選手たちに生かしてもらいたい。可能であれば来年度はどこかに出たい。小さくまとまるのではなく「もっと大きな視点」で物事をとらえられるようになりたい。そう思います。
外の空気がどんなものか。「価値観」という部分にもつながるかもしれません。もっと知りたい。もっと知ってもらいたい。そう思います。