kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

「付加価値」と「選択」2

2016-02-09 | 陸上競技
続き。どうでもいい話をどれだけ書き続けるのか?という感じですね(笑)。

人は「選択」をするときに必ずそこにある「付加価値」を基準にする。高校における勧誘活動。公立高校は特定の学校を除けばほとんど何もできません。私学であれば「授業料免除」や「奨学金」のように「明確なメリット」が存在する。これは大きな「付加価値」です。「選択」する際に明らかにプラスに働きます。声をかけてもらって「選ばれて入学する」という感覚は間違いなく生まれてくると思います。それは大きな「ステイタス」になる。進学を重点的に考える私学では勉強面の成績が良ければ「宣伝」になるので「授業料免除+奨学金」があるそうです。月々2万円程度のお金をもらいながら高校に通う。それはすごい話です。

公立高校ではそのような形はありません。「絶対に合格します」という話にはなりません。「勧誘活動」をするといっても「選択肢の一つに入れてもらう」というだけです。実際にできるのは「情報」を提供して「他校にはない付加価値」について知ってもらうしかない。知ってもらうことだけでも随分違ってくると思っていますから。正確な情報を知らない人に「情報提供」をするというのが私の考える「勧誘活動」だと思っています。批判されるのかもしれませんが。

もちろん、他校の話はしません。それはアンフェアだから。自分の学校にある「付加価値」の説明はします。それが中心です。多くの情報の中から「選択」をする。もちろん、「情報提供」をしたからといってすべてが受け入れられるわけではない。進学を考える選手であればやはり私が指導するのは難しくなるかもしれません。国公立への進学はかなりのものです。地域の1番手には勝てないかもしれませんが「普通科」だからと言ってここまで国公立に進学できるかどうか。

この時に「条件」についても話をします。商業系の大学で経済を学ぶ場合や県立大学に行って英語や看護、栄養を学ぶというのであればうちは「選択」できるかもしれません。しかし、「医学部」や「教育学部」は難しい部分がある。スポーツ推薦で行けば大学は関係ないかもしれませんが、競技をしていて故障して走れなくなった場合にはその道は断たれます。そう考えると「競技」という「付加価値」だけでは高校進学を選ぶことは難しくなる部分も当然出てきます。そこには「進学してやりたいことがある」という「付加価値」を競技面に加えなければいけないから。

前も書きましたが「棒高跳」をやるという選手であれば「専門の指導者がいる」という「付加価値」を選ぶべきです。専門性が高いので「やりたい種目であればそこを選ぶ」という「選択」は当然出てきます。もちろん、「医者になりたい」という「選択」と両立はできないでしょうからどちらか一方を選ぶことになります。このことはどこから見ても「当たり前」の話になります。

「強い」と言われる学校を選ぶ。これも当然ある話。情報が少ない中では「強い」という情報は大きなウエイトを占めます。どのような練習をしていてどのような関わり方をするのかは正直分からないのです。それは私たち指導者自身も他校の状況は分からない。

私が大学を選んだ基準は「憧れていた先輩に一緒にやらないか」と言われたというもの(笑)。お前が一番「付加価値」に関係ない「選択」をしているのではないかと言われるかもしれません。「あの選手と一緒にやりたい」と思うことも「付加価値」だといえばそうでしょう。まー「先輩」であれば一緒に競技ができる時間は限られていますから大きな「付加価値」とは言えないでしょうね。我ながら先をしっかりと考えていない選択をしていたのかもしれません。全く後悔はしていないですが。

「選択」する。これは周りがとやかく言うことではないと思っています。それぞれが考えるだけのこと。私が水色のケーブルを購入したことを周りから「白でいいじゃないか」と言われたら「自分が選んだんだから」という気持ちになります。選んだからには「後悔」はしたくないですから。

教え子が「接続部が壊れにく充電器」の存在を教えてくれました。これに関しては「もっと早く教えてよ」という気持ちになっています(笑)。多少高くても使い続けられるほうがいいですから。そのうち壊れてまた買いなおすことを考えると絶対に経済的です。「見た目」はいいものではありませんでしたが・・・(笑)。

誰がどのような基準でモノを選ぶのかは分からない。どこに「価値がある」と感じるかはそれぞれだと思います。私は私が「価値がある」と思ったものにエネルギーを使います。「競技をやる」という「主たる機能」にどのような「付加価値」を加味して考えていくか。それは「選択」する人が選べばいいだけのこと。「情報提供」さえできないというのは問題だと思いますが、「情報の取捨選択」をしっかりとしいくのは大切なことです。

ケーブルの話から大きく飛躍します(笑)。毎度のことです。そして2000字(笑)。原稿用紙10枚分の大作(笑)。だれか原稿料くれないかな(笑)。
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「付加価値」と「選択」

2016-02-09 | 陸上競技
TVを付けていたら(見ていたわけではない)、ある芸能人のblogの話になっていました。2000文字以上のblogになるということで周りにいた人が「長いね」と驚いていました。私のblogも毎回2000文字を超えます。そりゃ長いわって話ですね。400字原稿用紙5枚分です。毎回夏休みの読書感想文書いているみたいなもの。親しい指導者からは「長いblogを読んでみたら・・・」と「枕詞」のように「長い」と書かれて連絡が来たりします。簡潔にまとめられるようにならないと。

練習について書こうと思っているのですがその前の。携帯の充電器が壊れたという話から「考える」ことがあったので。特別盛り上がる話ではないのですが・・・。思ったら書いておきたいなと思ってしまうので(笑)。

携帯の充電器のケーブルが破損したという話。その中で「水色のケーブルを購入した」ということを書きました。別に白色のケーブルもあったのです。それだともう少し値段的に安くなる。「合理的」に考えると「白色」のケーブルのほうが明らかに良い。「水色」のケーブルだとしても結局は何も変わらない。自分自身が「こっちのほうが何となくいいな」と思っているだけです。「充電する」という機能には差はないと思います。急速充電ができるというケーブルではなく「見た目」が違うだけ。

でも、「水色」を買いました。そこには「なんとなくこっちのほうがいいな」という「気持ち」がありました。実際水色が好きなわけではありません。好きな色は「赤」ですから真逆の色になる。それでも特別面白みのない白よりは水色のほうがいいなと感じた。感覚的なものかもしれません。「水色」という少しの「付加価値」があることに魅力を感じて「対価」としてお金を払った。まーどうでもいい話かもしれません。

今、高校入試が目前となっています。本日、推薦入試もありましたし1か月後には学力検査がある。どこの学校を選ぶのかでそれぞれが悩む時期だと思います。

そこの「選択」にも必ず「付加価値」のようなものがついてくると思います。陸上競技を例に挙げれば「競技をして試合に出る」というのはどこでもできることです。ケーブルでいれば「充電できる」という基本的な機能がそこにある。試合に出ることが目標であればはっきりいって「どこでやっても同じ」だと思います。しかし、高校選択というのはそんなに単純なものではない。色々な「付加価値」の中で選んでいくのです。

試合に出るだけが目標ではなく「全国レベルを目指してやりたい」と思えばそれに見合ったチームで競技をやる必要があるでしょう。個人種目ですから指導者が居なくても自分で強くなれる可能性はある。それぞれのチームに「顧問」がいるでしょうが「専門性」という部分では大きく異なる。それが「付加価値」ですよね。

競技はやりたい。強くなりたい。それだけではないという選手もいるはず。将来、進学を目指す。お医者さんになりたい、薬剤師になりたい、弁護士になりたい。こういう目標を掲げた選手は「実業高校」と言われる私が勤務する学校には向かないかもしれません。というか、無理です。進学校でしっかりと勉強をしていかなけばいけない。その中で競技にも取り組む。これを勘違いして「競技だけ」に特化してしまうと最後に「専門学校」に進学してお茶を濁して終わることになってしまう。ここでは両立が必要ですから「競技に軸足を置く」だけでは済みません。それでも進学校の選手が強いのは「集中力」があるからです。きちんと勉強をしている。それが間違いなく競技に生きてくるのです。

「あの学校に行って競技をしたい」と思う。これも「付加価値」の中で自分自身が選択したものです。ある程度の覚悟が必要です。そのためにしっかりと努力しなければいけなくなる。勉強をしないで済むからあの学校に行って競技だけやろうというのも大きな間違いだと思っています。そこは「付加価値」ではない。陸上競技で生活ができる選手はほとんど存在しません。ある程度のことはきちんとやらないといけない。それができないと「競技生活を終えた時に困る」のです。当たり前の話です。

「あの指導者の指導が受けたい」と言ってもらえたらそれも「付加価値」です。「選択」する際に何を基準に選ぶのかは選ぶ人にとって一番必要な「付加価値」を選んだのです。「競技」だけではなく「それ以外の価値」を見出して選ぶのであればそれは大切なこと。誰かに批判されることではないと思っています。もしも私の指導を受けたいと言ってくれる選手がいるとしたらその選手は「kaneko」という「付加価値」を競技に加えただけ。そういってもらえる日が来ると非常にありがたいなと思いますし、幸せな気持ちになれると思います。

2000字を越えました(笑)。長いので記事を変えます。
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いろいろな練習をする

2016-02-09 | 陸上競技
月曜、比較的暖かかったですね。これくらいの天気が続いてくれるとやりやすいのですが。とはいえ、朝職場に行くときの気温は「-1」でした。寒暖の差が激しくなるので体調には十分気を付けないといけないですね。インフルエンザも流行っているようですから基本的にマスク着用で生活するようにしています。「風邪ですか?」と聞かれますが予防です。風邪ひくと自分自身がしんどいので(笑)。

この日の朝練は「いろいろな動きをやってみよう」と考えました。いつものことですが特別な理由があるわけではありません。やってみたほうがいいかなと思っただけ。ダイナマックスを使ったフロント投げとバック投げをやってからラグビー走をやってみることに。人数が奇数だったこともあり3人組で実施。普段は2人でやるので問題なくできますが3人になるとまたやり方が変わります。それに柔軟に対応できるかどうかというのもあります。

ダイナマックスを使って3人が横一列になります。一番左の者が真ん中の者に投げて渡す。投げた者は一番右側に移動する。真ん中の者は左側にシフト。という感じで少し頭を使いながらやるようにしてみました。通常陸上虚偽の種目では直線的な走りが多くなります。また、周りを見て動くとか状況を判断して走るというのはほとんどありません。バトンパスの時はありますがそれ以外は「自分の走り」だけを考えておけばよい。そうなると「柔軟性」や「対応力」が育たないのではないかと思っています。

「投げる」ことと「移動する」ことを同時にやらせてみる。案の定全くできませんでした。投げることに集中してしまったら移動することができません。この手の練習をひたすらやっていくことで何かしら得るものがあるのかもしれないと勝手に思いました(笑)。同じ動きをバック走でもやる。さらに難しくなりますからできません。「できないことをやる」というのは意味があると思っています。できないから止めておこうというのではなく「できるようにしていく」ことが練習だと思っています。

サイドステップでも3人1組でやる。そうすると真ん中の者はもらったらすぐに反対側を向いて投げなければいけません。外側の二人はもらう頻度が少なくなる。これはこれで面白くないのですが動きを色々とやらせてみるという意味では非常に価値がある練習だと思っています。

こういう時に見ていると面白い。同じ方向で進んでいったので帰り側は逆にしなければいけません。サイドステップですから右側に進んでいたら帰りは左方向に進むようにしないとバランスが悪くなります。分かりにくいかもしれませんが3人で行ったのであればその配置で戻ってこなければいけないのです。それが「工夫する」というつもりでわざわざ場所を入れ替わる者がでてきます。自分は良かれと思ってやっているのですが実際は「マイナス」になる。「考えずにやる」ことになるとどうしてもこうなってしまうのです。

スピードスキップをしながらダイナマックスを投げる。体幹を強化するという意味もありますが複合的な動きをしたいのです。もらった瞬間に動きが大きく崩れたりしてしまうというのはやはり良いことではありません。それがどのようにできるようになるか。強い選手だからできるというわけでもない。もちろん体幹が弱ければ投げることはできません。そういう意味でも色々な動きをやってみるというのは面白いと思っています。

スプリント種目であればどうしても「走る」ことが多くなる。それに「複合的な動き」をアップ代わりに入れてみるとそれはそれで効果があると思っています。もちろん、目に見えて一瞬で効果が出るというものはありません。少しずつ継続していくことで「変化する」可能性があると思っています。ないかもしれません(笑)。それでも「考えながらやる」という練習ができればそれで良いのかなと。決まったことだけやるのは面白くない。

忘れなければ少しずつ取り入れていきたいですね。忘れなければ・・・ですが(笑)。
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