kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

しっかりと走る

2016-02-18 | 陸上競技
続き。

練習自体は走りを中心に。私自身があちこちとやり取りしながら練習を見ることになったので細かい部分は任せながらになったと思います。本当であればもう少し丁寧にやりたいのですが。毎回毎回細かくはできないというのが正直なところ。ある程度は自分自身で考えながら、何のためにやっているのかを理解しながら進めていかなければいけません。

ハードルを使ったドリルをやってからそのままスキップ走。前に比べるとかなり上手くなりました。前に進む感覚もそれなりに身についていると思います。引き出した時に「膝と腰が」という部分も必要です。色々な形で前に進む感覚をやりたい。スキップをしっかりしてから並走へ。チーム内で最も頼りにしているマネージャーが体調不良になりました。選手が抜けるのも痛いですが常に全体を支えてくれているマネージャーが不在というのが一番痛い。不在時に「どれだけ存在が大きいのか」を痛感しますね。選手は感謝しなければいけません。どれだけ支えてもらっているのかを忘れてはいけない。

並走をやってから30&60。さらにはバトン合わせ。比較的効率よくできていたかなと思います。が、合わせがまだまだ精度が低い。失敗することをは怒るつもりはありません。しかし、それをいかに修正しようとするかだと思っています。同じことを繰り返していたらだめ。成長がありません。ミスをしたらきちんと「なぜ失敗したのか」を確認してそれを修正する努力が必要です。ここが出来なければ次も同じことをする。手の位置やタイミングなどやるべきことはたくさんあります。どれだけ「勝負」に対して真剣に考えられるのかは大きい。ミスをなくすす。精度を上げる。それを必要だと思わなければなかなか改善されません。

気持ち休憩してからタイヤ引き。短い距離でタイヤを引きました。このタイミングで電話がかかってきたので本数を指示することなくタイヤ引き。少しの間に休むことなく4本走っていました(笑)。本当に一生懸命にやるようになりました。大きな成長だと思っています。これに「前向きな意欲」が追加されると本当に強くなると思うのですが。土台となる部分はできてきたかなと思っています。

他の部活動に相談してその後、タイヤ引きの120mを実施。11月や12月も相談すれば使用できたのではないかと思います。かなり遠慮していましたから(笑)。理解がある顧問の方なのでこちらとしてもすごく助かります。120mを作りすぐにタイヤ引き開始。120mを2本いって今度は普通に120mのスプリント。時間の関係もありましたが120mをある程度走っておきたかったので良かった。

これまた休むことなく走っていたので次の1本は120mではなく半分の距離にしました。「約60m」です。適当に私が移動して「ここまで走るように!」と指示。フィニッシュ地点で待っていました。すると「120m4本目行きま~す」との声。「ん?」と思っていると私が立っている位置を無視して過ぎ去り120mを走りました(笑)。おいおい、せっかく距離を短くしたのに意味ないじゃんか・・・。「あ、間違えました」とのことだったので他の2つのグループも120mを走ることに(笑)。巻き添えですね(笑)。

仕方ないので次は60mを2本連続で走る。休憩の意味も込めて(笑)。さらに60mのタイヤ引きをもう1本行きました。雰囲気的に「これで終わり」という感じでしたが、この日は「もう少し走るよ」と声をかけて走らせることに。本数の問題というよりも「精神的に乗り越える」という意味もあります。「終わった」と思っているが実際はまだ走れます。そこの部分。もっというと最低でも120mを6本くらいはMAXで走れないといけないと思うので4本+αでは足りません。最後に120m×2本+60m×1本実施しました。思っている以上に走れます。これで終了。良く走ったと思います。

故障気味の選手もいます。他の選手が走っているとやはり「焦り」も生まれます。「走らないといけない」と思っているのですが思うようにできません。個別に話をしました。今の時間をどう使うか。走れないからといってしたばかり向いていたら何も変わりません。走れないからこそできることがある。ここが重要なのです。走れるようになった時にどうするか。今までと同じ状況で復帰すると「差」が付くだけです。勝負するためには「他の人がやっていないことをしっかりとやる」のが重要です。

なんとかんとか進んでいます。4月当初と比べてもらうと本当に「チーム」として成長していると思います。これまでやってきてくれた3年生たちの流れを汲みつつ「Hosho」として新しい一歩を踏み出せていると思っています。この日は推薦入試の合格発表の日でもありました。うちの学校で「陸上競技をやりたい」と思ってくれる選手が来てくれるのは本当にありがたいことです。数多くの学校の中から「Hosho」を選んでくれる。こうやって「新しい伝統」が作られていくと思っています。

これからのチームです。そのためにもしっかりと足元を固めていき「チーム」として機能するようにしなければいけません。1からチームを作る。前は3~4年かかりました。今は1年で何とか形になりつつあります。すべてが上手くいっているとは思っていません。時には「痛み」を伴うこともある。それでも進むことしかないと思っています。

見守ってください。応援してください。よろしくお願いします。
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何を目指すか

2016-02-18 | 陸上競技
水曜日、この日は走練習としていました。できるだけ走る時間を確保したいと思ってアップは少し抑えめに。それでもかなりやっているのですが・・・。

ダイナマックスのアップを見ていて疲れてくると「手投げ」になってしまう選手が複数見られました。これではよくない。前日の消えてしまった記事に書いた内容と重なります。そこも含めてちょっと書きます。

練習を見ていて「とりあえず決められたことをやる」という形になります。決まった距離をやればいい。決まった回数をやればいい。これでは「ロボット」と同じです。言われたことを何も考えずにやっていたら「いつの間にか強くなった」というのは正直面白くないと思っています。「強くなるべくして強くなる」というのを目指したい。

「やればいい」というわけではありません。同じように練習をしてる学校は数えきれないくらいあります。どうやって「差」をつけていくのか。ここが重要だと思います。とりあえずやるという練習から抜け出して「強くなるためにやる」ことが重要。結局それは「自分自身のため」なのです。なかなか自分では理解できません。当然ですね。だからある程度こちらが主導権を握ってやらなければいけない部分もある。

この日は「投げるだけ」になっている選手が複数。もちろん意図的に手を抜いているのではないと思います。しかし、それを認めていたらいい練習にはならない。気分が乗らないから練習を頑張らないという感じの選手では結果にはつながらないのです。この時厳しく話しました。私がめちゃくちゃ激怒してその勢いで練習させる。これが一番ピリピリしてみんなが必死に練習をやるようになる。「軍隊」のようにこちらが完全に主導権を握って「有無を言わさずやらせる」というのが簡単です。

きちんとできないなら「無理やりにでもやらせる」という形をとるのか?私の望むところではありません。そのような練習をするくらいなら帰って寝ていたほうが随分気が楽です。強制的にやらせるというのは面白くない。選手も指導者も「面白くない」なかでやるのは避けたい。だからといって「楽しいだけ」でやる必要はないと思っています。「一生懸命にやらない陸上競技」に魅力は感じません。

もちろん「趣味の陸上競技」というのがあってもいいと思います。これが「部活動」なのかどうかは疑問ですが。集まって定期的に身体を動かして終わる。それなりにやって「良い思い出」を作る。リレーなども大会の直前にバトン練習を始めてとりあえず渡す。これで「楽しい」と言えるのか?「渡った」ことに喜びを感じるのであればそれはそれでいいと思っています。しかし、陸上競技というのは「自分自身にどれだけできるのか」を試す場だと思っています。やるからには少しでも記録を短縮する。距離を競う種目であれば伸ばす。それが「本質的な楽しさ」だと思います。

そうなると「できることを最大限にやる」という姿勢が必要不可欠になります。逃げ道を作っていたら「本当の楽しさ」は分かりません。やれることを最大限にやって初めて意味がある。「指導の仕方が悪い」というのは逃げ口上。実際は指導者がいなくても一生懸命にやって結果を出そうとしている選手もたくさんいます。結局は「他の誰か」の問題ではなく「自分自身」の問題になるのです。

「他の人と比べて速いからやっている」という選手も存在するでしょう。しかし、「負けたら面白くない」と投げてしまう。長い間競技に関わって来ましたが何人もそのような選手を見ています。それなりに身体を動かしていたら「速い」のです。最大限の努力をしているわけではないけどそれでも速い。それで勝てなくなったら「面白くない」となる。「もっと練習したら俺は強いんだ」と思うのかもしれませんが、これは現実逃避でしかない。実際に努力できずその場に立っているのですからその時点で負けています。

最後の「本人の意識次第」だと思っています。どれだけやれるのか。厳しくされないと自分自身が最大限の力を出せないタイプの選手もいるでしょう。しかし、そのような選手では「競技生活」が終わった時に何も残りません。ある野球選手が「覚せい剤使用」で逮捕されました。この選手の能力はかなり高かったと思います。高校時代TVで見ていましたがすごい「才能」だったと思います。報道などによると「現役時代からの薬物使用が疑われる」とのこと。どこまで本当か分かりません。この選手が「野球を取った時に何が残るのか」が重要だと思います。

「才能」に満足し最大限のことができていなかったのではないか。能力が高いからこそ「努力して積み上げていく楽しさを」を経験できなかったのではないか。それなりにやればできてしまうから。その「才能」だけでそこまでの力があったというのはもったいないと思います。が、それは周囲が思うことであって本人はそう思っていないのかもしれません。野球をやっていたら周囲が認めてくれる。競技を通じて自分を磨くという経験ができなかったのではないか。

強くなるために日常生活をきちんと送る。日常生活がきちんと送れているから強くなる。素直に人の話が聞けるから強くなる。強いから人の話が素直に聞ける。一生懸命にやるから強くなれる。強いから一生懸命にやれる。etc.・・・。このあたり何が正しいのかは分かりません。答えなんてないから。

しかし、この部分を大切にして「指導」しなければいけない。強くなるために何が必要なのか。やはり「人間性の成長」だと思います。上述のように「どちらが先か」は分かりません。しかし、「競技を終えた時に何が残っているのか」という部分は重要だと思います。みんながチヤホヤしてくれているから「勘違いする」ようではダメ。逮捕された野球選手のように「自分はすごいんだ」という部分で生きていたら最後には財産も人も何も残らなくなります。

だからこそ「きちんとした指導」をしていきたい。できないから駄目だというのではない。できないならできるようにしていくことが重要なのです。「切れて強制的にやらせる」のではなく「自分のために言われているのだ」と自分で感じ取ってやれる選手にならなければいけないと思っています。

長いな(笑)。早起きするとそれなりに頭が働きます。寒いので何もしたくないというのもあるのでこうやってblogを書いてしまうというのもあるのですが(笑)。

また書きます。
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消えてしまった記事

2016-02-18 | 陸上競技
5時前に目が覚めます。どうなんでしょう(笑)

書いた記事が消えてしまってかなり意気消沈していました(笑)。かなり書いていたのに。

前半のどうでも良い話だけ書き直しておきます。

朝練の時にテンションがあまり上がっていない選手がいました。正確にいうといつもそれほどテンションが高い時はないのですが(笑)。それでもこちらとして気になるので「元気がないけどどうしたのか?」と尋ねました。すると「低気圧です」との返答。

ん?気圧の変化により偏頭痛でもあるのかなと。こういうのは指導する立場としてある程度把握しておかなければいけませんから。話していると「朝が弱い」という流れに。ん?それってひょっとしたら「低血圧」の間違いでは?それにより周囲は爆笑。雰囲気が和みました。

こういう雑談を練習中にするのは良くないと言われるかもしれません。メリハリをつけてきちんと出来れば問題はないと思っています。ストイックにやらなければいけない部分も必要ですが、わたしは明るい雰囲気でやることも必要だと思っています。笑いながらでもキツイことをやっていけるチームを作りたいですね。

さらにもう1つ。

午後の練習から2年生が練習に復帰。修学旅行から戻ってきました。出発の前日、「お土産はラムね」と話していました。子羊を1匹連れて帰ってきてという冗談を話していました。バックに入れて帰るのは大変だけどみんなでジンギスカンでもしようが?!と(笑)。で、2年生に会ったので「あれ?子羊は?」という話をしました。

「先生に言われたから1匹どれくらいするのか調べてみたら10万円でした。さすがに高くて買ってこれませんでした!」と。本当に調べたんだ(笑)。「10万円あったらもう一度修学旅行に行って向こうで食べたほうが早いですよ(笑)」という話しで盛り上がる。確かに手間暇かけてあれこれやるよりそちらの方が圧倒的に早い。

前に比べると随分返しが上手くなりました(笑)。いちいちくだらない事を言う私に対応しないといけない選手達。こういう部分が一番鍛えられているのではないかもと思いますね(笑)。

消えてしまった記事、こんなどうでも良い記事を書いていました。そこから練習について書いていたので単純に長くなる(笑)いつも面白くない記事ばかり書いているのですが、本当はこういうどうでも良い内容も書きたい。それが日常だから。

このblogだけで私の事を知っている方はひょっとしたら「kanekoはすごく真面目なヤツ」だと思われているかもしれません。残念ながらかなり適当な人間です(笑)。ご期待には応えられない可能性が高いですね。←誰も期待してない(笑)。

とりあえずどうでも良い話を記しておきます(笑)
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