kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

練習の流れについて

2016-02-22 | 陸上競技
感じたことを少し。

練習の流れについて。日曜日も練習見学をさせてもらいましたが、滞ることなく練習が進んでいくという感じを持ちました。以前F先生に京都のS高校に連れて行って頂いた時に関西の高校の練習を見ることが出来ました。その時も強く感じていたのですが今回改めて確認することが出来ました。

練習に無駄な時間がないのです。冬期練習ということもありほとんど休む時間がありません。休息の時間はスパイクを履く時間のみ。「休む」時間さえも有効に使うという感じがありました。これは大いに参考になると思います。私自身最近は「休む時間」を削っています。選手たちはキツイかもしれませんか(笑)。休みの時間を「柔軟」や「補強」の時間に使われていました。座って休むだけが「間の時間の使い方」ではないという部分でしょうか。

さらにトレーニングの組み立て方。これも特色があると思いました。先日からサーキット形式で練習をしています。この中でハードルくぐりを入れていました。その発展型というのが今回見た練習の流れだと思います。ある意味やろうとしていることの方向性は間違っていなかったのではないかと思っています。

トレーニング要素として「鍛える事」にだけ注目をしていた気がします。しかし、そこだけの要素では故障者が生まれますし、本当に必要な要素を全てクリアできていない。その流れの中で練習の合間に「ケア」するという意識を入れていく事が必要だと感じました。「やっておけ」ではなく「強制的にケアをする時間」を練習の合間に入れていく。更には「補強」も入れていく。これができるかどうかで最後には「大きな差」になるのではないか。

ショートスプリントであっても「マイルを走る」事を考えるとある程度の「持久系のトレーニング」も必要になるのではないか。ここの部分の話も伺う事が出来ました、短長女子では「持久系要素」か占める割合が大きくなる。そうなった時にどうやってそこの部分を補うのか。うちのようにグランドが狭くてトラックがない状態で「持久系」という部分の練習が出来ません。冬期練習てどうやって補う事が理想なのか?!ここはきちんと考えていかなければいけないと思います。

またその手の練習をしてどのようなタイミングで入れるのか。ここも色々と話を聞く事が出来ました。うーん、本当に難しい部分です。一概に全て取り入れるというのはできないかもしれません。しかし、「視点の切り替え」という意味では必要な要素だと思っています。自分だけでやっていたらこういう「視点」は持てない気がします。これまでいつの間にか切り捨てていたモノの中にも「大切な要素」があると思います。

もう少し考えながら取り組めないといけないなと反省しました。普通に生活していたら「自分の取り組み」を見直す事はありませんし、「現状に満足」してしまう。選手が「自分達は一生懸命にやっている」と思い込むのも同じ気がしす。他者との比較ができないので「自分中の基準」で評価をしてしまいます。私もいつの間にか「同じ状態」に陥っているのではないか。

練習の中に「流れ」がある。メリハリをつける事も含めて「オンとオフ」がきちんと切り替えなければいけません。やる時にはやる。こういう部分があるから「流れ」も出来るのだろうなと。ここはこれからの大きな課題になると思いますね。

上手くまとめが出来ません。少しずつ考えていきたいですね。
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合同練習2

2016-02-22 | 陸上競技
続き。

1時間程度の昼食休憩を挟み午後の練習。前日に雨予報なので必ず着替えを持ってきておくように指示を出していました。確認してみるときちんと持ってきていたようです。「着替えを持ってきたけど靴下だけ。上を忘れました。」という者もいました。持ってくるものの一覧を作らなければいけないのか?!まだまだ指導が必要ですね。

午後からはサイキングアップとトレーニング。大学生に引っ張ってもらってやっていました。私も極力工夫して明るく元気よく練習ができるようにしていますがやはら段違い(笑)。サイキングアップの際に全員が真剣に遊んでいます。縄跳びをしたりバレーボールでパスをしたり。自分達で練習を楽しもうとしています。大学生だからできるのもしれません。しかし、こういう部分が変わってくると全く違う流れになると思いますね。

1人でも「負のオーラ」を出す選手がいるとチーム自体がマイナスになる。チームは「足し算」ではない気がきました。「かけ算」なのかなと。すごくプラスになる選手がいても「マイナス」に考えてやっている選手がいたら結局「マイナス」になる。誰かが盛り上げようとしても「何でこんな事やらないといけないのか」と口にする選手が1人いたら雰囲気が悪くなる。考えさせられました。

そこから補強と柔軟。うちの選手は大学生に教えてもらいながら実施。この中で日本代表になるような選手と組ませてもらえました。補強などを動画で撮っておきました。普通の生活をしていてこれほど強い選手と一緒に練習できることはありません。本当に貴重な経験だと思います。

ほぼ休まずにサーキット形式のトレーニング。これは本当に圧巻でした。トレーニングをこれだけ明るく楽しそうにできるのか?!F先生が「自重を使ったトレーニングの大切さ」を話されていました。以前お話を伺った時に「投擲選手以外はウエイトをやらない」と言われていました。自分の身体を動かすためのトレーニングをしっかりとやる。太くならないためにどうするかですね。

うちの選手も盛り上げてもらいながらしっかりと練習をしていました。普段なら少し楽をしてしまう部分でも雰囲気の中でしっかりと取り組めていました。これが「チーム力」だと思います。県内で小さくまとまっていたら絶対に経験できません。前にも書きましたが外に出ることがすごく大切だと思っています。それが出来て初めて分かることがある。どれだけ言葉で言われてもわからないことかあります。そこは外せないことかなと。改めて外に出たいと感じました。

そこから屋外に行って走る。タータンがあるのでそこを使いながら走らせてもらいました。ミニハードルを使った練習。うちの選手、初めてやる練習です。集団の後ろについてとりあえずやろうとしている。が、きちんとできなければいけないのに「何を目的でやるのか」が明確になっていません。この状態で練習をしても意味がなくなってしまいます。後ろの方にいるだけではダメ。誰かが教えてくれるのを待つのではなく自ら聞いていかなければいけません。「受け身」の姿勢から抜け出さないとチームとしては成長しないかなと思いますね。

うちの選手もある程度走れるようになってきたかなと思いますがやはりまだ「力の差」があります。これをなんとしなければ戦っていけません。課題となる部分をきちんと克服していけるかどうか。動きの課題はまだまだたくさんあります。それを1つずつ改善していく。何とかして戦えるレベルまで引き上げたい。簡単なことではない。それは分かっています。それでもこうやって素晴らしい練習環境を与えてもらっているのです。何とかして「形」にしなければいけません。

まだまだ思うことはあります。こちらはまた書いていこうと思います。一日練習でしたがうちにとっては「衝撃的な一日」だっったと思います。この刺激をこれからどう生かしていくか。やって終わりではもったいない。このような経験をさせてもらうことが出来た事に深く感謝したいと思います。

また書きます。
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