kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

役割

2019-02-05 | 陸上競技
思うことを。

若い指導者が練習に来てくれました。ここに大きな意味があると思っています。県内の指導者の育成というのはこれから先の大きな課題だと思っています。別に私のような「趣味で陸上競技について考えてる人間」があれこれ言う話ではないのですが。少し話がそれますが今は何かをすればネット上でたたかれる時代です。過剰なまでに。一言でも「気に入らない」と感じたら必要以上に叩きます。それで誰かが幸せになるのか。「時代だから」で済まされるのか。逆に心配です。こうやってblogで何かを書くというのは不特定多数の目につきます。それにより気分を害される人も存在する。私自身も考えながら書きたい。それでも炎上する日は来るのでしょうが。

10年以上前、私は縁あって師匠と一緒に練習をさせてもらいました。当時、師匠は恩師から「後世を育てる必要性」について言われていたと話されていました。そのタイミングで出会えてしつこく聞き続けた。ある程度指導できると思い込んでいた時代でした。20代後半から30代前半。勘違い甚だしいレベルですね。今考えると恥ずかしくて人前に立てないくらいのレベルでした。それでも「競技について」考えることを続けていました。

若いころは現役時代の感覚があります。「自分が指導しているから選手が強くなった」という思い込みもあったと思います。これは比較対象がありませんから難しい部分もありますが、実際「きちんと指導できる指導者」のもとで当時の選手が指導を受けていたらもっと強くなっていたと思います。今考える・・・。それでも若いころは「勢い」で自分の指導をします。尋常ではない練習量だったり、合理的ではない練習であったり。細かい精度に欠ける練習であったり。自省する時間もなかったと思います。「自分の指導スタイルは正しい」と思い込む。そんな時代でした。

が、本当にそれでいいのか。選手に恵まれて結果を出していたら10人のうち1人だけが強いという感じになってしまう。その選手が強いからチームが保たれているだけであって実際はそうでもない。選手がいなくなったら走りもめちゃくちゃなチームになってします。「狙い」がある練習ができるのかどうかというのは大きな問題だと思います。うちは今の3年生が強かった。しかし、時間をかけて走りを作ってきました。普通の選手がそれなりに走れるようになる。走りのフォームが大きく変わってくる。これは「指導者の影響」だと思います。

今、私がやるべきは何か。目の前の選手を育てることは必須だと思います。しかし、若い指導者に対して何かしらのアプローチをすることも必要だと思います。師匠が我々を育ててくれたように若い指導者に刺激を与えていく必要があると思っています。もちろん、強制するものではないと思っています。「自分は指導ができる」と思っている若い指導者がいるのであればそれはそれでいいんじゃないかと。しかし、「もっと何かを学びたい」と思う若い指導者がいるのであればやはり何かするべきだと思います。それが私の今の役割だと。

技術的な話をして盛り上がるというのはなかなかありません。表面的な動きについてではなく「根本的な話」を突き詰めて話せるかどうか。電話で師匠と「スタブロの前足について」の話をしました。この一点だけで30分以上話せる。スタートの一歩目について、重心移動について、方向性について。この手の話を真剣にできるというのは本当に幸せな時間です。周りから見たら「なんだ?」と思われるかもしれませんが。「スプリント理論」というものが存在するかどうかわかりません。今は目の前で起きている現象に対してどうアプローチするのかです。選手の動きをどう効率よく変えていくか。無駄なエネルギーを使わずに走れるようになるのか。

まー我々の生き方自体がかなり「エネルギーの浪費」の部分があります(笑)。もっと効率よく生活できるだろうと思う部分。だからこそスプリントに関しては「無駄なエネルギーを使いたくない」という話になるのかもしれませんね。

結局は「必要としているかどうか」だと思います。現状に満足しているのかどうか。1度だけののIH出場は可能だと思います。しかし、タイプが全く異なる選手が同じように走れるようになっていくというのとは全く違う。そこには理由があると思っています。良い選手を預かっても成長を促せないパターンもあります。それは勿体ないと思う。選手の責任というよりは「指導者が学ぶ必要があるのではないか」と思っています。預かった選手に対して最大限のことをやっているかどうか。そこは指導者自身の資質かもしれません。

今回、こうやって県内の若い指導者が来てくれました。本当にありがたいですね。県外から何人か来てくれていましたが県内からというのはレア。来るのは棒高跳びの指導者くらいでしたから。うちの練習に多少なりと興味を持ってくれる。そこから何か「ヒント」を得ることができればプラスだと思います。やっていることの意味を細かく説明します。それに対して興味を持たない指導者もいるでしょう。しかし、何がキッカケになるのかわからない世の中。そうであれば見聞を広めるというのは必須だと思います。

もちろん、それは私自身の価値観であって正解かどうかは分からない。指導するにあたって何が必要なのか考えたら「少しのことにも先達はあらまほしきことなり」だと思います。プラスになるかもしれない。そう思って一緒に練習をするというのは大きい。私は県外に行く時には「ここに行きたい!」と思った所に行くようにしています。コスパの問題です(笑)。行ったら元を取るために必死に聞く。近いとまた聞けば良いやと思って先延ばしにしますが、遠方だと次はないかもしれません。だとすればその一回を大切にします。

「〜セミナー」があったとする。これが「無料」だったら「まー聞いておくか」くらいの軽い気持ちで終わります。だから聞き逃すことも出てくる。しかし、同じ内容でも「1回2万円」で自己負担となると必死になります(笑)。これと同じかもしれません。近くであれば時間とタイミングが合えば何度でも聞けば良い。見れば良い。そこから分かってくることが出てくるので。

私は利用してもらえればと思います。それなりに陸上競技に関しては勉強しました。様々な場所に行って多くのことを見聞きしてきました。その中で何が必要かを選択しています。他校で学んだ事から自分なりの練習を組み立てるようになりました。補強などは他校で実践されている内容が多く取り入れられています。が、練習自体の組み立てに関してはほぼオリジナルではないかと思っています。マニア受けする練習(笑)。

kbi先生から言われていた「なぜその練習をするのか」に関しても全ての種目で説明できます。意味のない練習はしたくない。そして自分自身が必要だと考えて組み立てた練習なので「とりあえずやっておくか」というメニューは存在しないのです。そこに対するこだわりを持って練習できるかどうか。こういう部分も見てもらいたと思っています。絶対的な練習というのは存在しない。それでも信じた練習を意味を考えながらやるというのは必須だと思います。

私に何ができるか。ここは分かりません。それでも若い指導者に対して何か提供できればとは思います。それほど敷居が高いとも思っていません。中学でも高校でも必要があれば情報は提供します。どれだけ熱意を持ってやっているか。強くなる選手は正直放っておいても速くなります。普通の選手を育てるためにどうするのか。特に女子は中学時代のベストを高校で更新できないというパターンが数多く存在します。そこに対して我々が何をするか。役割を果たすという感覚を持ち続けたい。

まとまりがありませんが。思うことを記しておく。飾る必要はないと思っています。自分が正しいかどうかではなく考えと信念を持ってやっているか。まだまだ私自身学ばなければいけないと思います。役割を果たすためにも。
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合同練習をする

2019-02-05 | 陸上競技
月曜日。前日の雨がかなり酷かったのでグランド状況は劣悪。土曜日に一緒に練習したいという依頼があったのでこの日に。月曜日は7時間授業なので練習開始が17時前になります。市外から移動して来てもらうので丁度いいタイミングとなります。可能な限りグランドで走りたいと思っていました。時々グランド状態を見に行きながら。かなり気温が上がっていたので乾いてきてはいました。朝の段階で水たまりがかなりありました。昼くらいにはなくなり夕方には何とかグランドで走れる状況になる。若干ゆるいですが走れる環境にあるというだけでも大きな意味があると思います。

思った以上に早く到着してくれたので練習が予定通り実施できました。今回はnd学園のtnk先生が選手と連れてきてくれました。うちとしては人数が少ないので一人でも練習に来てくれるとありがたいと思います。それが大きな刺激になります。少人数故かなり練習効率が悪くなるところも出てきます。元気も違ってくる。こうやって「一緒に練習をしてくれる」ということにうちの選手がどれだけ感謝しているのか。ここも考えてもらいたいと思いますね。

練習の課題は「加速段階から中間へのつなぎ」でした。若い指導者が「どうしたらいいのか」と言われたらこちらもそれに合わせます。実際に練習に参加してもらいさらに見てもらうことで少しでも何かを感じてもらえたらと思います。隠す部分はないので全てオープン。まー特別な練習は一切やっていないので面白くはないかもしれませんが。通常と少し変えて実施。といっても「補強が少なくなる」という部分以外はほぼ同じなのですが。

バランス系から始めてDM∞。バランス系は普段からやっていると全く違います。身体のコントロールができるようになるかどうか。自分の身体のポジションがどうなっているのか。ここを常に考えてもらいたい。慣れだと思います。倒立系も実施。軸を作る、身体をうまく使うという練習。少しだけ補強ということでDM投げを少し。通常よりも回数を少なくしておきました。ここに時間をとるために来てもらったわけではないので。

動きの確認は少しだけ。その場縄跳びと台ドロップ、縄跳び走を予定していました。思ったよりも早く進む気がしたのでハードルドリルを少しだけ。OSHを。最近略すのにハマっています(笑)。ワンステップハードルです(笑)。メニュー表を作成する際にスペースがなくなってきたので頭文字だけをとっています。練習メニュー表だけをみると意味の分からない記号の羅列のようになっています。自分たちが分かればいいのでそれで十分対応できます。思った以上にOSHができない。これも段階を追ってやっていたのですが。慣れもあると思いますが「ポイントを理解しているかどうか」というのも大きいと思いますね。初めてやる種目は難しい。

そのままスピードスキップとスピードシザースを。これはポイントになる部分を説明しながら。やっているうちに前に進むようになる動きではあります。それでもどのような順番でやっているのか、その意味はどこにあるのかを説明しました。適当に組み合わせているように思われがちですが結構気を使っています。どのような順番でどのような位置づけてその練習をしているのか。

練習の最初の段階で「直線的な脚運び」を意識しています。ドリル的な動きというよりは「アップの代わり」という感じでしょうか。そこに意味がある。そこで作った動きがそれ以降の練習に繋がっていくからです。スキップをしてもシザースをしても前に運ぶときに「円運動」をしてしまう。現象としては絶対に円運動になるのですがそれを意識しているのか、結果的にそうなるのかの違い。意識的に「回転運動」をさせるのは絶対に避けたい。だからこそ練習の最初の段階で脚運びをやっています。台ドロップも同じ。意図があって組み込んでいます。

そのまま先週に引き続き「加速段階」の練習を「重心移動」と「脚運び」に分類してAとBの組み合わせ。何が必要かをそれぞれが分かっていないといけません。これを5回繰り返そうと思っていましたが時間的に無理(笑)。当然です(笑)。「中間へのつなぎ」がうまくいかないといっていた理由は明確でした。そこの部分は参加してくれた選手全員に共通していたので明らかだと思います。どうすればそこを改善できるのか。いくつかの方法があります。うちの練習は「やりたいこと」があってそこに対してどのようにアプローチしていくのかを重視しています。1つだけではなく複数の方法で対応する。この形で練習をしていたことで「課題を浮き彫りにしやすい」というのがあるかもしれません。

見ながらどのような意識で練習をしているのか、組み立てているのか、課題とする動きを改善するためにどうするのか。この手の話をしながら。お客さんが来てくれているので一応最大限のことを。個別に選手にも話をしました。どうすることが必要なのかも含めて。感覚の変化を重視しています。なんとなくやるのではなく「明確な狙い」を持って練習をしたい。どうすればそこに立取り付くのかを含めて。30分くらいはかかったのではないかと思います。メインとしていたので十分だと思います。

最後にBDMSを。加速段階だけの練習ではなく中間での動きもしておきたい。身体の前側で動かす感覚です。これも最近心掛けていること。部分的に特化した練習をしないようにしています。加速段階だけの練習をしても結果的に走りに繋がらないことがある。トータルバランスでどうするのかは重要だと思います。加速段階だけではなく中間の動きもして「走り」としてどうするのかを考える。必要なことだと思っています。

満足してもらえたかどうかは分かりませんが。2時間という限られた時間の中で多少なりの変化はありました。目に見える変化も幾つか。意図を理解してそれがどのように定着してくれるかという部分ですね。機会があればまた来てくださいと伝えています。社交辞令ではなく(笑)。

もう少し思うことがあります。これは別に。長くなるので。一緒に練習をしてくれたことに感謝したいですね。
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悪条件の中で

2019-02-04 | 陸上競技
土曜日。前の記事にも書きましたがグランド状況が悪く微妙な状況でした。加速段階で力を発揮するという場面では間違いなく滑ってしまう。本当であれば「最初の1歩」はすごく大切なのですが。中間の動きを作るとしてもやはりその部分は外せない。背に腹は代えられない。条件が悪くても「走らないよりはいい」という考え方で練習をすることにしました。

前日にかなり体幹をやっているのでこの日は最低限に抑えることに。バランス系をやって中臀筋、そこからDM8をやってから台を使ってのアジリティ。電話をしなければいけない用事があったのでこのあたりはすべて選手に任せました。最初の段階でポイントに関しては考えさせているのでそれなりに対応できる思っていました。分かりませんが。

そこからスイッチング系の動きをしてスパイク。前半は複合走をメインにしました。T走をするとかなり負荷がかかります。好ましくないというのはあるのですが。パワーをつけるというのは必要だと思います。しかし、力に頼って走るのは避けたい。矛盾しているかもしれませんが、出力は上げるけどそれに頼って押し切る走りはしたくないと思っています。こういうグランド状況であればどうしても「押し切る」感じになってしまう。極力T走は避けたい。それでもシザースやスキップの中で対応はしたいと思っています。

走練習は短い距離をやろうと思っていたのですが複合走で走っていたのでやらずに120DM-120-90を。グランドの一部が緩いので若干走りにくかったようですが・・・。これは仕方ないかなと。できる限りのことをやりたいなという感じです。そのまま休まずにシャフト補強。ここは見守るだけ。

ハードル股関節とハードルジャンプを実施。鍛えるだけではなくそれをいかに走りに生かせるか。ここは考えておきたいと思います。ホッピング、少しは形になってきました。もう少しスピードを出して動いてもいいのかなという感じですね。本当に見守っていました(笑)。。

その次の練習。T走をしようかと思っていたのですが上述のように走りにくい。DM走に切り替えました。動きにくいのでDM走をやってからすぐにToで30m走らせる。無理矢理最初の一歩を出す感じでしょうか。重心移動を作り出すための練習としました。そしてまたDMとスプリント。これを3セット繰り返す。練習の最初の段階で話し合いをさせた時にこのメニューがいつもと違うという感じで話していました。確かに違います。途中でToを入れるというのは普段しません。しかし、それは「加速段階が作れないので無理矢理作る」というだけ。メインは中間です。

最後に60DMをやってから120DM。ここもいつもと違うという話をしていました。違うのは確かです。120mを走る前に60mを走るということはほとんどありません。もう一度前側で動かす感覚を作っておきながらそれを120mに結び付けたい。それだけです。

こうみるとあまり走っていない感じもありますね。それでいいのかどうかよくわかりませんが。開始時に30分時間をかけたので終了も30分伸びました。それでもこうやって練習することは必要かなと。こちらもあれこれ考えて取り組みたいと思います。

面白くない内容ですみません。とりあえす記録しておきます。
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無駄かもしれませんが・・・

2019-02-03 | 陸上競技
土曜日。この日はグランド状況が悪いままでした。曇りでしたが肌寒い。この状況で通常通りの練習をするのは難しかなと。学校に行きながら練習については考えました。どうするかなと。

いろいろ考えてメニューを作成。今回はこちらも明確な意図をもって作りました。毎回意図のある練習にしているつもりですが(笑)。今回は特に。通常の練習の流れと変える。細かい部分ではなく「大きな部分」でメニューを変えました。とはいえ、選手にとっては「通常通り」のメニューととらえるかもしれません。

8時練習開始としていました。練習の初めに「いつもとの違いは何か」を考えさせました。2人1組で。これがわかるまでは練習に参加することはできないという条件付きで。こうなるとテンパります。「何が違うの?」という感じで。考えさせますが私の所に言いに来ません。ひたすら待ちましたが。

10分くらいして言いに来る。「いつもよりも補強が少ない」とか「120DMの前に60DMがある」というような意見。確かに「いつもと違う」という部分では違う。そんな細かい話をしているのではありませんでした。通常の練習の流れのと明らかに違う。練習についていの流れが違うと思っています。それでもなかなか出てきません。

こういう部分はひょっとしたら無駄なのかもしれません。こちらから答えを提示してあげればもっと効率よく練習を始めることができる。しかし、あえて待ちました。本気で考えているかどうか。考えて考えてどうするか。2人1組での話し合い。目の前に出ている「メニュー」だけの判断ではない。

30分くらいかかりました。Mが練習メニューの説明をするときに「普段は前半マークが・・・」と言っていたので「そこがポイントだ」とヒントを。もっとヒントをくれと言っていましたがこれ以上はなし。微妙な流れでしたが・・・。こうやって時間を使うこと。これは何か意味があるのか。分かりません。それでもこうやってそれぞれが「なんだろう」と頭を使うことで何か生み出すのではないか。練習だけではないと思っています。

この日はグランド状況が悪い。そうなるとスパイクを履いて走るのが難しくなります。それでも走ります。が、加速段階の練習の意味がなくなる。一歩目ですべってしまうので正確な動きができなくなるのです。そうであれば割り切って加速段階の練習はなし一切やらない。通常の練習であれば必ずスタート5歩をやったり、チューブ走を実施したりします。競争的な練習もある。全く入れていませんでした。

練習の中心を「中間の動き」を。グランドが緩いので走りにくい部分はあると思います。T走をすれば走りにくい。スイッチングの動きさえも危うい。だからと言って一切走らないということはない。だとすれば「課題」を明確にして取り組む必要があります。「中間の動き」のみに目を向ける。その日の練習課題を考えさせるようにしています。

普段は毎日3分。この様子を見るとまだまだ本来的な課題を明確にできていないなと思います。それでも考えさせることで何か生み出す。ルーティンのように「決まっているからやる」というメニューにはしない。そうやって考えていきたいと思います。

そこまで求める必要性はないかもしれません。普通に練習しているチームもあるでしょう。「本気でやる」という部分。競技力だけ求めてやるのではない。様々な部分で成長を促したい。時間があるときにしかできないことです。30分という時間。これがどのように繋がっていくのかを見守っていきたいと思います。

練習に関しては全く書けず(笑)。お許しを。またかきます。
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グランド状況悪く・・・

2019-02-03 | 陸上競技
バタバタ。更新までたどり着かず。出来れば毎日更新を心掛けているのですが。なかなか。どれだけの人が読んでくれているのか微妙ですし。それでも忘れないように記録しておきたいなと思っています。とりあえず金曜日の内容を。

木曜日の雨が金曜日の朝まで残る。朝の段階ではグランドで走るのはかなり厳しいなという感じでした。状況に応じて練習計画を変えなければいけません。本当にバタバタしていたので計画を立てるのが遅くなる。うーん。天候次第と思っていました。以前に比べるとかなり水はけがよくなりました。とはいえ、これだけの雨が降ると厳しい。14時くらいに確認をするとどう見ても不可能。走練習を諦めました。

更にこの日は会議もあり練習の前半は完全に任せることに。最近はかなり自分たちでやれるようになっているので。とはいえ、グランド状態に合わせながらやるという流動的な部分があるので判断が難しくなるところもあるかなと。仕方ないですね。

この日は体幹強化サーキットを3サイクルとしました。通常は2サイクル。バランス系とBCTをやってからの3サイクルですからそれなりの負荷はかかると思います。これだけで練習の疲労感としてはそれなりかなと。一切見ていないので何とも言えないですが。

そこからは30分間の各自練習としました。「縄跳びもも上げ」「縄跳び走30m×?」「スティックもも上げ?本」「台ドロップ?ずつ」「DMトントン30m×?」「スイッチング
」を選択してから行う。「膝締め」「真下での接地」「スイッチング」を自分で必要なものを選んで実施。

通常はこちらで本数を決めて行います。「画一的」な練習になる。これは仕方ないかなと思います。個人対応をするつもりではいますがすべての部分に関してはできません。しかし、こうやって「グランド状態が悪い」という環境を逆手にとって「自分に必要なことを選択して行う」という練習にしました。それぞれが感覚を作るために必要な練習を本数を選んで組み合わせを選んで実施する。その中で見えてくるものがあると思います。

極力前に進む動きをなくしました。膝締めができなくなる&接地ポジションがずれてしまうからです。意図的に進まないようにする。段階を追いながらですね。自分にとって何が一番いいのかを判断してもらいたい。「与えられる」のではなく「考える」という意味合いを強くしたいと思います。

そこからハードルドリルver2。動きにつなげていきながら。スパイクを履くのを嫌がっていたので履かずにスピードスキップとスピードシザース。スパイクを履くのを嫌がるのはグランドの状況が良くないからです。単純に走りたくないというのではなく滑るのだと思います。シューズも同じではないかという話もあるのですが。スピードが出るので違うのだと思います。感覚の問題。

補強サーキットをやってから少し走って終わり。基本的には任せていたので。練習自体は見ていました。が、気になるところだけ声をかける。任せられる部分は任せたいなと思っています。少し手放すというか。抱え込むのを止めたいと思っています。技術的なことはやります。必要なところはそばで指導します。しかし、任せられるところは任せないと「考える」という工夫がなくなる。

とりあえず記録しておきます。中身はないですがお許しを。また書きます。
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自分達で考える

2019-02-01 | 陸上競技
あれこれ思うことがあります。また書こうとは思います。ひとまず練習に関することを。

木曜日。この日は雨予報でした。屋外で練習するというのは難しい。前日の時点で室内練習にしようと考えていました。水曜日にかなり負荷をかけています。そのため気持ち軽めにしても良いなと。とはいえ明らかに補強が不足している。ここはきちんと入れておかなければいけない。やる事は多くあります。

色々と考えてキャプテンに練習メニューを考えさせることにしました。一部ではなく全てを。これまでの練習形態からすればかなり画期的。一応練習をコントロールする方向性でやっています。ある程度の自由度をもたせながら練習を積んでいく。週始めには選択練習をさせました。その時自分達で選んだ練習をすることで課題意識が明確になるなと感じていました。主体が自分達だという認識が出てくるのかなと。

全て決めさせました。キャプテンが決めてきたメニューに対して朝練で話し合うことに。実施メニューは任せることにしています。そこに条件をつけました。「狙いが明確であること」です。単純にやりたいからやるという話ではない。何故その練習を入れる必要があるのか?そこがはっきりしていればこちらは何も言わない。

キャプテンの日誌に練習メニューが書かれていました。見てみると最初に記載されたメニューに順番が追加されていました。書いてあったメニューの下に新しいメニューが加えられている。上に書かれているメニューに関して不足分を加えて順番を入れ替えていました。課題を「スイッチング」「重心移動」「補強」としていました。まーそれはいつもやってる課題ではないか?という気はしますが(笑)

重心移動が少ない膝締めをしたい。少しずつ進みながら確認をしたい、と。こうなったら何が正解だというのはありません。やると決めたメニューが正解だと思っています。普段私が考えているメニューが正解で選手が考えたメニューが間違っているという話にはならない。そこに明確な狙いがあってそれを克服するための種目が組み込まれているならそれで良い。

実際問題、どれくらいのチームが「その日の課題」を明確にして取り組んでいるのか。普段やっているからやるというメニューも多くあると思います。漠然と補強をしたりタイヤ引きをする。部活の顧問をしているからきちんとしたメニューが提示できるという話ではないと思います。失礼かもしれませんが目的を明確にして練習をする、「◯◯を改善するために△△をやる」というのが分かって計画するというのは少ないのではないかと思います。

そうなるとそれを実施する選手は更に狙いがあやふやになってメニューを消化する事だけになってしまう。やりたいこと、やらなければいけないことをはっきりさせることが出来るかどうかは大きなことだと思います。

そこまで踏まえてメニューを考えさせました。無理難題なのかもしれません。それでもこういう機会を与える事は選手の成長を促すキッカケになると思います。普段組み立てられているメニューがどのような意味があって何を狙いとしているのかも考えることが出来ると思います。朝練を任せるという部分を少しずつやっていましたがここまで大きく任せるというのはなかったと思います。

基本は選手が決めたメニューで。少しだけプラスアルファでメニューを加えました。動きを意識した後にそのまま補強に入る流れだったので少しだけ走った方がいいのでは?という提案だけ。種目は指示はしませんでした。自分達で加えていたようです。

この日の私は完全に見守り隊(笑)。補強の補助くらいをやるだけ。指示はしません。この日に私がメインで何かをするというのは論点がずれると思います。任せているのだから最後まで任せる。それでいいと思います。練習の振り返りもほとんどせず。「自分たちで決めたことに対してどう取り組むか」という話になる。

こういう機会を少しずつ増やしてみたいと思います。一応、教育ですから。やらされる練習から抜け出す。必須かもしれません。
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