kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

強化練習2

2021-12-26 | 陸上競技

前の記事の続き。

 

短い距離を中心に走ってからこの日のメインである補強へ。木曜日に「ウエイト代替種目」の説明をしました。うちの選手もこの日が初めて通しで行う内容。種目そのものはわかると思いますが順番などがわかっていない。これもやる中で効率が良くなっていくと考えています。さらには説明をしないといけないという上場になっているので手間取る。当初からこの日にやるということになっていたのでここは片目をつむった状況で見ていなければいけないと思います。

 

今回はウエイト代替種目のほうについて指導しました。サーキットBに関してはこれまでもやっているので問題はなし。種目が少し異なる部分がありますがこれは問題ないと思います。こちらも人数が多くなるので薄まる部分が出てきます。それをどのように対応するのか。すべて私が説明してもよいのですが時間がもったいない。選手たちが自分で「ポイントを伝える」というのができるかどうかです。

 

ウエイト代替種目は本当は「ウエイト場」でやる予定にしています。シャフトの運搬などのことを考えるとグランドでやると効率が悪くなるからです。さらには男女共に「片足スクワット」をやる際に自分で背負えないというデメリットもあります。ウエイト場であればスクワットラックを利用して背負うだけでできる。この部分のロスも大きいかなと。また、「重さ」も様子見で考えないといけないので。女子は20㎏のシャフトのみ。サイドランジも片足スクワットもスナッチもこの重さで。サイドランジに関しては細いシャフトでもいいかもしれません。この辺りもやっていかないとわからない。

 

男子は片足スクワットが40㎏、サイドランジなどは重いので軽くしました。本当に筋力を上げるためにはもう少し思い重さでできないといけないかなと思います。これまでスクワットをやっていましたが本当に必要な筋力が上がっていたのか。腰への負担なども考えて重さを減らしながら最大負荷をかけらえるようにしようと思っています。選手によっては女子と同じ重さでやっている部分もありました。こうやって「明らか」にされていく部分があると思います。「筋力」を上げるためにやっているはずのウエイトで向上していないのはなぜか。どこに課題があるのか。「補強をやるだけ」ではない。すごく重要な部分だと思います。

 

下半身、股関節、体幹。この部分に関してはかなり負荷をかけることができるのではないかと思っています。一つ課題があるのは「上半身」です。ベンチプレスはもともとやっていませんでしたが、腕立て系しかやっていないのでこの部分のバランスが悪いかなと思っています。この日の練習の中に取り入れるのは難しいかなと思っていますが、どこかでしっかりと上半身補強を入れたい。ここも見極めながらなのかなと思っています。

 

うちの選手も弱いなと思いますが他のチームの選手も弱い。もちろん、「補強の強さ」=「競技力の高さ」ではありません。先日国体関係で練習に来た選手たちも「驚くべき弱さ」でした。それでも走れるのです。が、本当は体幹の筋力が上がることでもっと競技力が上がる。なかなかそこの部分には目が向きません。「筋力がなくても走れる」のだから困ることはない。「体幹が強い」ともっと走れるといわれても実感はわかないのだと思います。鍛えるだけではなく「使える」ようにすることも含めて重要なのかなと思っています。

 

1時間程度で終わるのが理想ですが説明や流れのこともあり1時間を越えました。時間をかけたらできるのは当然です。しかし、時間をかけずにしっかりとできるようになるのが理想。「補強を早く終わらせる」のが目的になってしまう選手も出てきますが本当は「正確に早く」というのが重要です。体幹に力が入った状態で他の補強もできるようになってほしい。しかし、その部分に対してどれだけの理解が得られるか。この冬で徹底的に強化できたらと思っています。

 

もちろん、今回実施した種目がそのまま行われるかどうかはわかりません。試行錯誤しながら一番良いものを作り出していきたいと思っています。複数顧問体制ですから客観的な意見を聞きながらやることができます。正確性を保てない補強であればそれは除外する必要もあると思っています。やればいいというものでもない。正確にしっかりと。

 

導入段階です。それでもかなりきつそうでした。慣れていくしかない。筋力を上げていくしかない。そう思っています。温室育ちではなくある程度ワイルドさも必要です。「きれいな練習」だけではなくがむしゃらに正しくやっていくことも必要。単純に「がむしゃら」になればいいというものでもないですから。こう考えるともう少し「ボディーコントロール」の練習もできればいいなと思います。バランスディスクなどを利用した練習も。ここも考えながら見守っていけたらと思います。

 

午後からハードル練習会もあったので該当者はヘロヘロの中で気持ち早く終わる。それ以外の選手はプラスアルファの補強をひたすら。どれだけやるのか??と思われるかもしれません。毎回毎回ではない。時として必要なことがある。そう思っています。普段はある程度きれいな練習でも時と場合によっては「泥臭くやる」必要もある。叱咤激励しながら前向きに取り組んでもらいたいと思います。元気が出ればもっともっと変わっていくと思います。

 

かなり筋肉痛になると思います。そのあたりのことはいろいろと聞いてみたいですね。どうなのかを。フィードバックがあってわかることもある。日々勉強です。

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強化練習

2021-12-26 | 陸上競技

土曜日。この日から冬休みに入ります。練習に関しては事前に予定を立てていました、この土曜日と次の月曜日火曜日でしっかりとした負荷をかけておきたいという話になっています。どれだけ時間をかけて強化練習ができるか。やるべきことを正確にできるか。大きなことだと思っています。

 

単独でやってもよいのですが他のチームの力を借りながらということで合同練習の形をとりました。午後からハードル練習会もあるので毎回のことですがsmsが参加してくれました。さらに私個人のつながりということでymchと前任校の選手が数人。トータルで30人くらいの練習となりました。我々のキャパとしてはこれが限界です(笑)。これ以上増えると「動きのこと」はできません。それほど多くの人数を一度に見るというのは難しいからです。ある程度の「責任」をもって練習をしています。目が届かなくなると個別に指導ができなくなるので。

 

この日は練習を任されていました。事前に予定を立ててですが。補強を中心にやる。短い距離を走る。ここだけです。時間が確保できる限りしっかりとやることに。日曜日から中国合宿に参加する選手も複数名いますが、「3泊4日の合宿」ということでこの日は補強はしっかりとやっておこうということにしていました。最初にクリスマスなので簡単なゲームをしてから練習開始。30人もいるとなかなか大変です。

 

体幹補強から開始。練習開始前に「説明をする」という時間を作っていましたがやはり正確に伝わっていない。合同練習の時に注意するところはここだと思います。「自分たちは普段やっている」ので問題なくできますが、他校の選手は「初めてやること」なのでできません。そこに説明する時間などを加えるので普段よりも時間が必要になります。補強に対しての「理解」の部分もあるので「正確にできない」なかで補強をすることになります。何度もやっていくとできるようになると思いますが、1回でできるとは思いません。合宿などで指導する際には気を付けないといけないなと思います。「練習の紹介」になってしまうと「本当にやりたいこと」がわからないまま「形だけ持って帰る」ということになるからです。補強も「効果を高める」ためにはやはり注意点を理解してやっていくことが大切。

 

体幹補強をしてから基礎ドリルⅠともも上げ。ここに関してはskyではほぼ毎日やっています。が、ここも慣れてくると「目的意識」が薄くなります。今回は女子の参加が多かったので女子選手から説明する部分が多くありました。男子は活躍の場面が少なかったかもしれません。週明けの活躍を期待したいですね。この日は普段に少しプラスして「スイッチング」の意識付けをしました。「足を前で動かす」ためにどうするかというところです。春先にはやっていましたが砂金はほとんどやっていないので。チューブのスイッチングからマークを使ってのスイッチング。身体の前で切り替える。直線的に持ってきて前で入れ替える。ここは徹底。

 

その流れから「引き出しで進む」ために片足スキップと連続引き出し。前段階で「スイッチング」の部分をやっているのでそれを進む動きの中に取り入れていく感じでしょうか。やっていることは同じです。前に足を送っていくときに進む。ここも重要だと思っています。普段の練習にプラスアルファという感じですね。

 

で、短い距離を中心に練習。加速段階、中間、まとめという感じです。最初は「前半マーク」を。これも前任校ではよくやっていました。夏休みにも何回かやらせてもらいました。どうしても「起きるのが早い」選手がいるのでこの部分にも対応したいなと。マークを使って最初の5歩のリズムを安定させる。さらにはそこからピッチアップと身体を起こしていく部分を一致させる。さらには「タイヤ押し&マーク」で普段やっていることを走りの中で生かしていく。とにかく「関連性」です。それぞれの練習が独立しているわけではない。走るために必要な要素を「抜き出し」てやっているのをこうやってまとめていくのです。マークを使うことで意識付けもできます。選手がどのように感じてやっているのかは分かりませんが、こちらとしてもできることをやりたいと思っています。

 

そこから「カーブ直線」での中間のイメージづくり。最大スピードを出してからの「動きのコントロール」です。これも何度かやっています短長は今でも頻繁にやっている練習です。あまりストライドが広がりすぎないようにしたいなと思っています。間延びするのはよくない。走りの中でしっかりと身体の真下で捉えるイメージで行う。ピッチを保つ。この部分をやりました。70mくらいは走っているでしょうか。もちろん、加速段階の動きが抜けてしまったら意味がなくなります。最初の流れの中から中間に結び付けていく感覚ですね。最初「詰まる」と話していた選手もいます。が、実際は「間延びしている」のです。きちんとコントロールしていけば問題なく走れます。

 

最後に90m×3本を2セット。うちの選手は前日に走り込みをしていますから短い距離のほうがいいなと思っていました。「距離を走ればいい」というのは顧問3人は全く考えていません。どちらかというと「短い距離で最大スピードを上げる」というのが大きい。2日連続で走るというのもありだったかなというのもありますが、この日は「加速段階」「中間」をやっているのでそれを走りに繋げていくとい感じがメインだったかなと。選手は足が重いと言っていましたが「その中で正確に動く」ことを求めました。実際の試合も連続して実施されます。重要。

 

ここから補強へ。ここは記録しておきたいのでまた別に書きます。長くなったので記事を替えておきます。

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冬休みに入る

2021-12-26 | 陸上競技

なかなか書けません。まーかけるときに書くということで。

 

金曜日。この日が授業日最後。一応2期制をとっているので「2学期終わり」という表現が微妙にできません。この日も3時間目まで通常授業。色々と考えさせられますね。どうなんでしょうか。全校集会の時には「リモート」での配信がどれくらいできるかを試すことになっていました。安易にはできません。この部分もしっかりと把握しておく必要があります。考えてみると当然の話なのですが。「ハイブリッド講演会」という言葉を初めて知りました(笑)。この辺りはまたいつか時間があるときに。今更かと言われる可能性がある内容ですが。

 

練習に関しては先日からの流れの中で。kbt先生とkd先生が全国駅伝のお手伝いのために京都に行くことになっていました。3人がそろってグランドに立つのは今年最後ではないかというくらいの流れです。バタバタします。練習は走練習を中心に。しっかりと走っておこうということになっていました。アップサーキットから始めて基礎ドリルⅠ。ハードルを使ってワンステップハードルなどをやってから走練習へ。簡単にバトン並走をやってからタイヤ引き。この日も短短と短長に分かれて実施。短短は120m×3本、短長は120m×5本。これを2セット。「何のためにやるのか」をしつこく話しています。加速段階をきちんと作ること、身体が起きてから接地のポジションを身体の真下にすること。ここがなければ「タイヤを引くだけ」になってしまいます。

 

基本的にこの手の練習はどこでもやると思います。が、そこに「どのような狙いがあるか」というのが大きい。走るだけでは意味がなくなるからです。それぞれの練習に対して「明確な狙い」があります。そこを意識できなければどのような練習をしても同じことになります。しつこくしつこく。競争の形になります。勝てばいいというのではなく「競争する中でも正確な動き」をするというのが重要。当たり前の話ですね。

 

少し休んでから短短は120m×3本。短長は150m+100mを3本。走る練習が少しずつ増やせるようになってきました。この日は声も出せています。「声を出す」ことが目的ではなく、「暗い雰囲気にならない」ことが重要です。あくまで「良い練習」をするための「方法論」でしかない。しんどい時に前向きに練習をするかどうかという部分です。もちろん、「そんなことをする必要はない」と考える指導者も選手もいると思います。どれだけ「重要性」を伝えても「関係ない」と思えばそれまで。そこを強制するものではないですし。まずは「本当に強くなりたい」と思う者が率先して行動に移すだけ。「自分自身に返ってくる」と思う必要があるからです。

 

ひとまずこんな感じで練習を終えました。何か色々と考えていたような気がするのですが。もう忘れていますね。やはり丁寧に書く必要があります。記録として。残しておきます。内容はかなり浅いですが(笑)

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身体づくりについて説明

2021-12-24 | 陸上競技

練習のことを。

 

先日からトレーニングのことについてあれこれやり取りをしています。女子のウエイトの負荷が軽いのでその「代替種目」があるほうが良いかもしれないという話になりました。短距離や跳躍で「大きくなる」のは避けたい。この部分は考え方もあると思います。記録を伸ばすことを考えるとウエイトはかなり手っ取り早い気がします。強制的に筋力を上げることができるので。が、体幹部分の強化が本当にできるのかは分かりません。その部分も踏まえて「何か別の形で強化できないか」という話があります。

 

色々な要望を取り入れながら検討。極力「やり方によって差が出ない」という種目も選択。今回の「補強」に関して「理解」と「正確性」を求めたいと思っています。これまでもかなり言っていますが「意識してやるかどうか」によって効果は全く違ってきます。体幹部に力が入っていないのにどのような動きをしても意味がなくなるからです。それなりの効果はあるかもしれませんが、「狙った部位に来るかどうか」というのが大きいと思っています。動きがない補強であっても「意識する」ことができなければ腰が抜けた「形だけ」の補強になってしまうからです。

 

この部分も踏まえて新しい取り組みに対して「説明」をしました。種目的にはそれほど多くありません。しかし、必要な要素が多く含まれています。今回は「ペアワーク」のような感じでお互いの動きを確認するようにしました。例えば「膝」と「つま先」の方向。ここにはかなりこだわっています。女子は膝が内側に向くことが多い。それにより力は逃げます。さらには「鍛えたい場所」に対して負荷がかかりません。これでは何のための補強なのかわからない。徹底的にここにこだわりたいと思います。もちろん本人たちが「意識」してその部分にこだわらない限りすぐに元に戻るのですが。

 

片足スクワットをしました。私の中では「片足スクワット」は「ブルガリアンスクワット」なのですが調べてみると「片足を前に出してしゃがむ」というのが「片足スクワット」ということです。言い方を変える気もありませんのでここで「片足スクワット」というのは台などに片足を上げて行うものだと思ってください。注意点は上記のような感じ。さらに「太ももが地面と平行になる」ことと「曲げている足の股関節が詰まる」という部分が重要になります。色々な形のトレーニングがあると思いますが、目の前にいる選手たちに必要なトレーニングだと思っています。

 

このあたりのことはkbt先生ともkd先生とも話をしています。京都のmtm先生やysd先生と以前話をしたときに「片足での力の発揮」について盛り上がりました。ktbnでは「ホッピング」が頻繁に行われています。片足で力を発揮して身体を遠くに運ぶ。この移動距離が大きければ走るときにも移動が大きくなります両足のスクワットで重いものを上げたとしても「自重」を遠くに運べなければ走りにはつながらないと思っています。そこも踏まえて「片足スクワット」の重要性は高い。さらに「大臀筋」「ハムストリング」「内転筋」も鍛えることができます。フォームが重要になりますがここはしつこく言い続けていく中で対応したい。力の発揮の部分ですね。

 

さらに「サイドランジ」も。これも体幹補強の中には入っています。しかし、これは「負荷」が軽い。本来であればここも「正確性」を重視して「膝」と「つま先」の方向を一致させる必要があります。さらには「体幹」に力が入っていて身体が起きている。ここができなければ「単なる運動」にしかなりません。今回は「内転筋強化」という意味合いを持ってこれまでとは少し違う形の「サイドランジ」にしました。これはかなり負荷がかかります。もちろん、正確にやればということですが。シャフトを背負ってやっていくことで身体のラインも作れるようになります。一回一回正確にやる。かなりです。

 

これまでサーキットBに入っていた「スナッチ」を「ウエイト代替種目」に入れることに。これも少し重くして瞬発的に。その代わりにサーキットBには「MD投げ」を入れることに。真上投げです。これは軽い負荷で瞬発的にやる。下半身で生み出した力を上半身に伝えてMDを高く投げ上げる。上半身と下半身の連動という部分もあります。IH前にはMさんやTさんにもこの部分の練習を増やしてやりました。短期間で強化する部分としては必要かなと思っていたので。

 

そのほかいくつかの種目を組み合わせています。これまでやってきたからという理由ではなく「今何が必要か」を考えながらです。一人でやるのではなく複数の指導体制でやっていますから「意見交換」も必要になります。そのおかげで「何が一番必要か」を考えられる。本当にありがたいことです。


様々な角度から選手に対してアプローチしています。これがどのように出てくるか。とにかく正確な補強をしていきたいと思います。何度も何度も修正していかなければいけないと考えています。時間をかけてどこよりも正確な補強を。しっかりとやりたい。

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ファーストペンギンになる

2021-12-24 | 陸上競技

木曜日。この日も通常授業。7時間です。なかなか(笑)。

 

放課後、ミーティングの後補強とケアになっていました。前日のことも踏まえてkbt先生から話がありました。そこからグループに分かれて話し合い。これがどれだけ真剣なものになるか。次につながるか。変わりつつあるのは確かだと思いますがそれは「微々たるもの」です。本当の意味での変化までは遠い。何を求めてやっているのかを明確にする必要があります。「話し合い」をすることはそれほど難しくありません。形式的な話をすればそれで時間は過ぎます。本当に目指すものは何かを考えたらやるべきことが見えてきます。成長を期待したいと思います。

 

その後、「補強」の時間となりました。その前にこちらから少し話を。これまでも「~をやる」という決意はされていたと思います。が、それがその日だけになってしまう。本当に大切なのは「継続する」ことです。kbt先生も言われていましたが「声を出すことが目的になってはいけない」というのがあります。「声を出す」ことはあくまで「手段」です。練習自体の雰囲気をよくするために「声かけ」や「声だし」をして「前向きに取り組む」ために準備をするのです。しんどくなったら下を向いてしまう雰囲気を「これをやって強くなろう」というものに変える。

 

これは「補強」にも言えることだと思います。「補強」は以前と比べると頻度も負荷も増えてきていると思います。しかし、気が付くと「補強」をすることが「目的」になっている。与えられたメニューをやる。「補強」はやっているが筋力的には上がっていない。この意味は何か。これは話をしましたが「強くなりたい」というのが一番顕著に出るのが「補強」だと思っています。補強は意識して正確にやっていけば「100%強くなる」ものです。筋力は間違いなく上がります。が、変化がないというのは「単に補強をやっている」のです。どこに効果があるのか、何を意識しないといけないのか。それを鍛えると走りにどのように生きてくるのか。そこまで考える必要があります「補強」をするだけでは何も変わりません。内転筋を鍛えるのに「身体を締める」「ラインを作る」ことをしなければ単純に負荷をかけているだけ。正確な負荷ではないので「効果」はほぼ出ません。「やっている」ということが重要ではない。「補強」そのものをやることではない。これはまさに「声を出す」という部分とつながっていると思います。何のためにやるのか。

 

その話をしながら「ファーストペンギン」の話をしました。よくある話です。参考までに。

ファーストペンギンとは

ペンギンは餌をとるために海の中に入ります。そこには天敵がいる可能性がある。それでも誰かかが飛び込まなければ餌にありつくことができない。話をした後にこの言葉について再度調べてみると「ペンギン」は「集団性」が強く誰かが動き出すまで動かないようです。誰かが動くとそれについて動き始める。これは人間の集団でも同じだと思います。誰かがやればそれについていけばいい。楽な話です。しかし、その「誰か」が生まれない限り集団は同じ場所に残り続けます。

 

選手に「ファーストペンギンになれるか」という話をしました。一歩踏み出して自らチャンスをつかもうとすることができるかどうか。止まっていて誰かがチャンスを与えてくれるのを待っている。そんな選手では絶対に強くなりません。前の記事にも書きましたが「集団性」が強ければ異なる行動をとった際に「批判」を受けます。「安定」をするだけで満足しているのであれば「誰かが動く」ことで「安定」が崩れるかもしれないからです。しかし、本当にその場に止まっていて何かいいことがあるのか。悪いことをしているのでなければ「自分から前に出る」ことは必要なことだと思います。一歩踏み出せない者はその時点で他社より遅れを取ります。それで「他の人よりも強くなりたい」というのは「虫の良い話」だと思います。自ら「ファーストペンギン」になって行動を起こす。チャンスをつかみ取る。ここが重要だと思っています。何度も書いていますが「やるのは自分自身」です。レクレーションで走るのであればそれはそれだと思います。そうであれば「高い目標」は口にするべきではない。どう感じ取るか。

 

練習のことについて書こうと思っていたら全く話がそれました。駄目ですね(笑)。また書きます。

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誰がやるのか

2021-12-24 | 陸上競技

思うことを。

 

「変化」を求める話をする。その時必ず出てくるのが「〇〇さんはやってくれない」「〇〇くんは声を出さない」という部分。自分自身は「やっている」「声を出している」が、他の人がやってくれないからというもの。これはどこにでもある話だと思います。車の運転でも「スピード違反」で反則切符を切られる。その時に思うのは「他の人だってスピード違反しているではないか」という「他の人は」という部分。誰もが抱く感情だと思います。

 

ここは本当に難しいなと思います。

 

が、私自身は「自分はどうするのか」という部分が重要だと思っています。周りが「やらない」から自分自身も「やらない」のか。周りが「声を出さない」から自分自身も「声を出さない」のか。自分はどうなのか。ここはすごく大切だと思います。「やらない」「声を出さない」人に対して抱く「負の感情」は誰にでもあります。が、そこに対して「きちんとやらせる」ことにエネルギーを使うことが本当に必要なのかどうか。その時間とエネルギーを「自分が強くなるため」に使うほうが効率的ではないか。

 

人は「足を引っ張る」生き物です。誰かが一生懸命にやっていたら「引きずり降ろす」ことをします。自分自身も「次のステージ」に上がろうとするのではなく、「あいつだけ目立った面白くない」という感情が生まれます。本当は「高いレベル」でやろうとしている人と一緒に次を目指せばいいと思うのですがそういう感情を抱く人は少ない。「~練習会をする」といったら「また勝手なことをしている」「目立ちたいからやっている」と批判が出ます。私からすれば「だったら自分もやればいいじゃん」と思うのですが。「やろう」と思っている人を批判している間は何も生まれません。

 

一例。ある選手の指導をしている。するとほとんど練習をしない選手が「あいつばかり指導を受けている」という批判的な意見を口にする。それを周囲に言い続ける。周りから「贔屓されている」という話を聞くと「指導を受けると文句を言われる」という感情が生まれる。そのため「それなら指導を受けないように質問をしないようにしよう」となる。それって「誰のため?」という話ですが「前進する」ことを良しとしない人が存在するというのは確かです。自分自身が変わるのではなく「変わろう」とする人を戻すという行為。日常生活をしているだけではほぼ感じることはないと思いますが、色々な場面で人の行動を見ていると「間違いなく存在する事実」だと思っています。

 

ここで「自分も指導を受けたい」から「一生懸命に練習をする」ということにはならない。自分自身は「安定した場所」に存在しておいて、「他の人がやるのは面白くない」という感情が生まれる。「人間」なので当然「負」の感情を持ちます。しかし、それをどのように「転換」するかという部分が重要。小説などを読むとこの部分の「葛藤」が描かれていることが多いですね。つまり、誰もが抱く感情なのです。避けては通れない。だからこそそれを「プラス」にするのか「マイナス」にするか。全く違う結果になると思っています。

 

「何か言われる」ということを気にして行動が起こせなくなる。これは最も恐ろしいことだと思っています。「ノイジーマイノリティ」。色々と発言したりコメントなどを書き込む人は「少数派」です。大半の人は「ノイジーマイノリティ」といわれる「物言わぬ大多数」。そしてyahooのコメントなどを見れば分かるのですが「他者批判」は際限なくされ続けます。複数人で実施されているわけではなく「特定の少人数」が実施している場合が多い。行動を起こすことを躊躇するようになる。それは間違いなく「変化」を止めることになります。

 

人は「周囲に合わせる」ことで安心します。「違うことをする」というのを避ける。これは日本人の特徴だと思います。幼稚園の頃から「同じ制服」を着て「同じ教育」を受ける。目立つ行動があれば「批判」を受ける。それが「正しい」「間違っている」というのが重要なのではなく「人と同じ」ということが重要視される。だから「合わせる」という感覚が主流になります。

 

誰がやるのか。それは大きなことだと思います。本当に「やりたい」と思うことがあれば「歩み」を止めるべきではない。「周りがやらない」から「自分もやらない」というのでは先に進むことはないのです。この感覚を持てるかどうか。集団として「ギラギラした感覚」があれば「負のエネルギー」を持つほうが「少数派」になります。そうなると「プラス」の方向に進んでいくことが「当たり前」になる。閉鎖的で保守的な生活をしていたら「変わらない」ことが「当たり前」になる。もちろん「変わる」ことが「良い」かどうかは分かりません。求めている部分がどこにあるかなのかなと。

 

ここ最近は様々な本を読みます。小説も「心の動き」を感じ取るためには必要な要素だと思っています。「結末」を予測して読み進めるのではなく「今」の「感情の変化」を感じながら読むことで色々なモノの見方が変わってくるのかなと。現状維持はしたくない。常に歩みを進める。それは他の誰でもない「自分自身」のためにだと思います。

 

まとまりませんが。

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進めるのかどうか

2021-12-23 | 陸上競技

水曜日。この日も色々と。駅伝の壮行式が実施されました。かなり大々的に。マスコミも。注目度が違うのだと思います。本番を迎えるまでで様々な方が来校されます。市長のところに表敬訪問するとかもあるのでなかなか大変だと思います。とにかく選手がきちんと力を発揮してくれることを期待したいなと思います。

 

この日の練習はハードルと走練習。会議があったので少し遅れていくことになりました。練習に行ったときには体幹補強をやっていました。が、かなり雰囲気が暗い。前日に県外の合宿に参加した選手と大学に練習に行った選手の話を聞いていました。が、全く変わっていない。厳しいようですが昨日の今日でこの話だと本当に変わることは厳しいかもしれません。「やっている」のは確かです。しかし、それがどこまでのレベルなのか。自分たちで決めたことができるようになるかどうか。これはどの学校でやっても同じことなのかもしれません。skyで練習をしたら強くなる。そうではなく、本当は「やる本人がどのような意識でやるか」だと思います。

 

基礎ドリルをやってからハードルドリル、スプリントをやってからハードル走。これも検討の余地があるのかなと。道具を使った練習というのは「最大公約数」で実施されます。ある選手にとっては「ちょうどよい」というものであっても他の選手にとっては「広い」「狭い」という状況が生まれます。今回は5歩ハードルだったのである程度「汎用性」を考えて設定しています。が、力が上の選手のとっては一番広い距離であっても「狭い」と感じる部分があります。こうなると「練習の目的」が果たせません。別の形でやるのか。3歩ハードルへ切り替えるのか。

 

それとは別に「加速」の段階でゆっくり出てしまう選手もいます。これは間違いなく跳べない。しっかりと加速をしてその状況でハードルを越えていくので力強い踏切もできます。が、恐る恐る入ると「目的」が果たせなくなる。こうなると「効果的かどうか」という判断もしなければいけません。課題は山積しています。工夫はしたいと思います。

 

その後、走練習。120m×3を2セット。短長は+100mまで。私はフィニッシュ地点で折り返しの100mを出すために待っていました。何度もkd先生が話をされていました。「走るだけ」になっていないかという部分があったようです。加速段階の動きが全くできていない。「構え」を作ることを忘れる。スタートして2歩くらいで身体が起きる。これでは普段やっていることと走りがつながらないのではないかと。

 

前日に大学の練習に参加した選手から「力のある選手は目的意識がある」という話をしていました。やっている練習がどこにつながるのか。ドリルなどをやった後に走ってそれを確認する。とにかく動きと走りをつなげる「作業」をしている。ここに「差」があるのではないかと。県外の合宿に参加した選手も「理解度」に関して話をしていました。インターハイで優勝した選手は「練習内容の理解」をしていると。単純に「やるだけ」ではなく動きに繋げていく感覚を大切にしている。それを聞いていてもなかなか自分のこととしてとらえられない部分があるようです。

 

この部分を抜け出さないといけないと思っています。そこを引き上げるのも我々の役割だとは思っています。何度も書いていますが「お腹がすいていない」人の前に「おいしい料理」を出しても食べません。「食べたい」と思っていないからです。「何が何でも」と思ってない人の前に「練習」を提供しても改善はできません。これはどこの「チーム」でも同様の話です。ミーティングなどもしていますがそれが「行動」に移らなければあまり意味がない。

 

補強に関してもkd先生から指摘がありました。内転筋を鍛える補強。少し動かしますが「本当に効いているのか」という指摘。アップサーキットで内転筋強化のために「動かさない」で負荷をかけます。が、毎日の補強では「負荷」を増やすために支持脚ではない足を動かします。実際、かなりの刺激になります。が、その前段階で「身体のライン」が作れていないのでやっても意味がないのではないかと。かなりの時間をかけてやっています。腹筋も背筋も強くなっていない選手がいる。そこの原因は何か。補強種目が悪いのかもしれません。が、結局は「どれだけ強くしようとしているか」だと思っています。「できる」「できない」という基準がどこにあるか。補強はきちんとやれば効果は上がります。が、このきちんとやるというのが難しい。単純な補強、汎用性の高い補強にしようと考えています。それでも「強くなっていない」という指摘を受ける部分がある。どうするか。

 

最後のkd先生から全体に話がありました。この言葉をどのように受け取るか。毎回毎回同じことをしていたら先に進みません。「技術的な部分」の指導もかなりやっています。個別に対応する場面もあります。それでも最後は「何が何でも」と思ってくれるかどうか。伝わるかどうかによって大きく変わってきます。「覚悟」というのは実際どのようなものなのか。目に見える話ではなりません。それでも「変化」は間違いなく必要です。

 

終わってからある選手が「変わるときは大げさに変わる意識でないとだめですか」と聞いてきました。その選手は少し前に「前髪」を切っていました。その変化に気づいたのは1人だけだったと話していました。そのことを例に挙げて話しました。「前髪を少し切る」ことで自分では「変わった」と思うかもしれない。が、周りは気づかない。本人も少ししたら伸びてくるので「変化」を忘れてしまいます。それが「坊主」にしてきたらどうか。周りは驚くと思います。「え?どうした?」みたいな「変化」です。明らかにこれまでとは「違う」のが誰の目にも明らかです。

 

「変化」というのは意図的に「大きく変わる」必要があります。そうでないとすぐに元に戻るからです。どこかに行って「刺激」をもらった。戻ってきたときは「しっかりやる」と思っていても、時間の経過とともに「元に戻る」のです。よほどの覚悟をもって、強い意志をもって「変わり続ける」ことでしか本当の変化にはならない。誰の目から見ても「変化がある」というのが重要。この部分を感じ取ってほしい。

 

上手く書けませんが。やれることはやりたいと思います。

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身体づくりへの取り組み

2021-12-22 | 陸上競技

火曜日。自分自身が朝走る。やっとスマートウオッチが活躍するようになってきました。アクティビティを記録する機能があるので「1キロ」のラップタイムが自動的に記録されます。これまで本当に「時計」としてしか使っていなかったのでかなり意味が出てきました。この日は少し体が動くようになってきたというのもあって3キロ走るときのラップが「6分11秒」「5分18秒」「4分56秒」です。最初はアップを兼ねてという感じですが少しだけ動ける。そこで調子の乗ってスピードを上げる。で、結果ふくらはぎを痛める(笑)。歩くのも痛い。だめですね~。反省。漸進性の法則に従っていきます。

 

練習に関しては補強中心で。最初に県外の合宿に行った選手と大学の練習に参加してきた選手からの話を。今の自分たちとの違いや負けていない部分に関しての話をしてもらいました。毎回反省点や足りない部分が出てきます。とにかくそれを自分たちの行動に生かしてほしい。毎回「課題」を挙げるだけではなく「行動」として出していかないといけません。何度か話をしていますが「挨拶をする」「声を出す」というのはやろうと思えば誰にでもできることです。「声を出したら強くなる」という話ではない。「やればできる」という部分を意識的にやれるかどうか。どれだけ力があったとしてもきちんとできなければ逆転されることは多々あります。その時に「悔しい」と思うのであればその前段階でやっておく必要があるのではないかと。まーこの部分はなかなかわからないのかもしれませんが。

 

懸垂、アップサーキット、基礎ドリルⅠ、ハードルジャンプ、五段跳びの流れで。前半部分に体づくりを入れています。基礎筋力を上げるためのベーシックな種目を入れています。応用的なことはなく基礎。筋力的な部分も基礎ができないとダメ。ある程度応用的なことも別の部分で入れますが。この辺りも時間をかけてやっておきたい部分。

 

トレーニングに関しては先日1回目を実施したサーキットBの2回目。1回目はピロティでしたが今回は屋外で。ハードル股関節を実施するのでその周辺に練習で使う道具を準備することに。慣れないのもあって配置に時間がかかります。この部分をしっかりと考えてやっていければいいなと。先を見て判断することができるかどうか。

 

グランドをkbt先生と一緒に見ていて「鉄棒を利用」という話が出てきました。練習場所が鉄棒の周りなので鉄棒を使いたいなと。本来は「懸垂」などができればと思って考えていたのですが、「懸垂ができない」選手がいるので「差」が出てしまいます。そうなると「懸垂」はまた別の機会に強化していって「他の負荷」をかけるほうが良いだろうと。股関節周辺の負荷というのもあって「鉄棒」にぶら下がって「前後開脚」を入れることに。体幹を締めておかなければ身体がバラバラになる。ここも課題ですね。バウンディングや連続引き出しの感覚を作るためにも良い種目だなと。

 

かなり負荷はかかります。見ていると腰の位置が高くなってしまう選手も。意図しているわけではなくきついので腰が上がるのだと思います。そこを自分自身で抑え込めるかどうかは大きいと思っています。「きつい」のは仕方ない部分があります。身体づくりというのは地味ですから。それでも「必要な筋力向上」を考えるとやらないといけない。どれだけ意欲的にできるかという話だと思っています。

 

先日少し話になったのですが「強い選手」は案外「補強」が弱い部分があります。それは「力がある」から補強などに目を向けなくても「速く走れる」のだと思います。陸上競技は「能力」の差が顕著に出ます。元々速い選手は何もしなくても速い。だから筋力向上を考えなくても速く走れるので問題はないと感じる。本当は「基礎筋力」を上げるともっと力が上がるのだと思いますが、「やらなくても速い」ので必要性を感じない部分はあるのでしょう。

 

が、「普通の選手」はそうはいきません。やはり時間と労力をかけて「身体づくり」をしていく必要がある。何もしなければやはり「差」は埋まりません。走ればいいというだけであれば「何もしなくても速い」選手には追い付くことは不可能。語弊があると思いますが「何もしなくても速い」といってももちろん努力はしてます。全く練習しないという話ではない。それでも「能力」の差は歴然としています。強い選手がより強くなるためにも「身体づくり」は必須だと思います。重いものを使わなくても「必要な負荷」をかけることができれば対応できる。そう思っています。

 

負荷はしっかりとかかっていました。これまでも負荷はかかっていますが「これまで以上」の負荷は掛けられたかなと思っています。練習の中で「必要なこと」をしっかりと抑えていけたらいいなと思っています。この部分も顧問3人で話をしながら進んでいます。他の学校ではこの部分はできないと思います。色々な視点と経験からよりよい負荷を考えていく。重要かなと。

 

まー内容が曖昧になっていますが。また時間を見つけてしっかりと書きたいなとは思います。

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色々と試しながら

2021-12-21 | 陸上競技

月曜日。この日は舎監で山口に宿泊していたので朝は長距離と同じ時間帯に3キロ走る。ある程度のペースで走れるようになってきましたが、若干ふくらはぎが痛い。無理をしないようにやっていこうと思います。継続することができるかどうか。

 

通常通りの7時間授業。これが木曜日まで続きます。ありがたいことです(笑)。思うことはありますが我慢。

 

放課後。会議があったので前半部分はグランドに出られず。シャフト、ハードルドリル系をやってからタイヤ押し&マークまでが終わっていました。ちょうどバトン往復走を実施するところ。この練習は「出のタイミング」が重視されています。さらに「加速」の部分も。前段階で「加速」のことをやっています。それをここでもやりたい。シーズンに入ってからやるのではなく冬季を通じて「出の安定」を習得しておかなければいけない。春になっていきなりやり始めるのは手遅れだと思っています。ここも考え方かなと。

 

そこからは1時間程度の「専門練習」です。毎回ハードルを並べるのに時間がかかるので事前に「距離設定」の用紙を渡して準備させました。が、なぜかきちんとマークの準備ができていない。ハードル練習を始めるまではそれぞれの場所にハードル設定ができないので「マーク」を置いておいてその後、ハードルに替えます。が、全然置けていない。kbt先生から「ハードル置く練習になっている」と指摘されていました。まさに。何のための準備なのか。難しいことを求めているわけではありません。できる限りの練習時間の確保。これができるかどうかだと思いますね。

 

この日はドリルは一切やらずに最初からハードル走。色々と試行錯誤しています。最も適した「距離設定」を作りたい。選手に走ってもらいながら毎回距離の修正を加えています。この冬だけでかなりやっていますからある程度の距離が確定してきています。理論上の数値と目の前の選手の状況。さらには土の上でやっているのでその距離設定も。色々なバランスを考えながら検討をしています。この日は4歩ハードルから。ヨンパのための練習がメインです。

 

土曜日にやった練習を踏まえて「競争」の形でやることも必要だなと思っています。そのため3人のハードル選手を同時に出すことに。3種類ハードル設定をします。フレキハードルの台数が多いので助かっています。4歩ハードルは通常の距離設定よりも「詰める」ようにしました。当然ながら歩数が増えているわけですから、その部分も踏まえての設定にしなければいけません。ヨンパのことを考えて4歩ハードルを設定します。逆脚をうまく使えるようになる。かなり良い距離設定になっています。もう少し完成度が高くなったら親しい指導者に強制的に送って見てもらうつもりです。汎用性を高める必要があると思っています。

 

ここでは「同じリズム」で走るので逆脚が入ってもある程度上手くいきます。これが「逆脚練習」の基礎かなと思います。リズムが変わらなければ次は利き脚、次は逆脚という感じでイメージができます。まずはこのレベルの練習を徹底してから、年が明けて慣れてきたくらいに「リズムの変更」をします。「5歩」→「6歩」や「7歩」→「6歩」のように途中で「歩数が変わる」という練習もしておきたい。正直、そこまで「特化した練習」をする必要はないのかもしれません。というかほとんどの学校ではやらないと思います。逆にこの部分がうちの学校の「アドバンテージ」になるのではないか。マニアックな「ハードルのための練習」をやる学校はそこまでないと思います。歩数の切り替えの部分やハードル走を頻繁に入れる学校がそこまで多いとは思えません。毎回同じような「ハードル走」をやるのではなく「意図をより明確に」して実施することで効果は高まるかなと。

 

まー、こんな話を興味を持って聞いてくれる人は少ないと思いますから。こうやって勝手にblogにアップしておきます。突き詰めたいですね。

 

同時にショートハードルのことも考えています。ここに関しては今はちょっと重きを置いていない部分がある。練習の流れの中でやっておきたい部分。これに関しては「距離設定」はそれほど考えなくていいかなと思っています。基本的には全員「3歩」でインターバルを走る。ここで「距離設定」をしても実施のレースの時には距離が決まっています。歩数が異なるのであれば調整する必要がありますが、「同じ歩数」であれば変更する意味はない。これは「ハードルインターバルの走り」をどうするかを優先的に考えるようにすればいいかなと。全く「別の位置づけ」になると考えています。「ハードルを跳ぶ」という部分は同じですが「特性」が異なる。

 

で、話をもとに戻す。4歩ハードルが終わってから今度はしっかりと走りたいということで「7歩」へ。これも競争形式で実施。17歩の女子と18歩の男子を同時スタートして少しおいて15歩の男子のスタート。4歩の時は女子が勝てる。これは「逆脚の技術の違い」が顕著にあったからです。「7歩」にすることで「利き脚」だけになるので減速が抑えられます。こうなると「走力差」が出ます。それでも女子は同時スタートにしました。自分よりもスピードがある男子と一緒に走ることで「速いリズムを覚える」ことができます。男子も女子には負けられないので意識的にスピード上がる。男女一緒に走ると色々と難しい部分がありますが、ハードルの距離設定などの部分で十分に対応できるなと感じました。力が付いてきているというのは確かです。ハードル技術だけではなく走りの中でハードルを越えていくという感じを作りたい。手ごたえはあります。

 

細かい部分まで考えながら。しっかりとやっていけたらと思います。見ながら考えていきたいと思います。

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最後に何を思うか

2021-12-20 | 陸上競技
日曜日。舎監でした(笑)頻度が高すぎる気もしていますが。少し早めに日直の方と交替して本でも読もうと考えていました。15時くらいに量にあったでしょうか。

あれこれ雑談をして交代しますねという時になって本を忘れたことに気づく(笑)いや、これで忘れたら何で早く交代するのかという話になります。「本を忘れてしまいました」と話すと「じゃーこれを」と別の本を手渡されました。この時の日直の先生は先日から本をお借りしている方です。絶妙なタイミングで読み終わっている本があるということだったので。ありがたく借りて読むことに。




これは少し前に図書室に入った本だと思います。私が本を読みたいモードにはいってからしばらくして新刊のところに置いてあった気がします。本の紹介に「1ヶ月後に隕石が地球に衝突する」というような文言があったのを覚えています。この時点で若干の拒否反応がありました。そういう話は好きではないので。中身を知らないのでSFかと思っていました(笑)

自分が思い描くような人生が送れていない。嫌な思いをしたときに「ちょっとした呪い」をかける。「夕飯がカレーの時にご飯を炊き忘れる」というちょっとした呪い。そうやって自分自身を保つ。そこから隕石衝突という話になっていってという流れ。

最後が明確になったことで少年が段々と輝き始める。中心人物4人が色々なこところでつながっていく。内容自体も「視点」が変わりながら最後に一つの場所につながる。自暴自棄になり荒れ果ててしまう世界。作品の中にもあったけど「北斗の拳」のようなイメージ。いやー。あんな世界だったらしんどいよなーと想像しながら。とはいえ、前向きに保てる人は少ないというのも確か。

サーバーにアクセスが集中してダウンする。電気系統がやられて停電になる。それでも技術者は「元に戻そう」とする。今戻しても数日後には世界が無くなってしまうかもしれないのに。「これまで通りのことをしておかなければ自分自身が保てない」という現実。きっとそうなんだろうなと。

最後の最後。自分自身が何を思うか。誰と一緒にいるか。そんなことを考えながら一気に読み進めました。これはかなり良かった。変な先入観があって読もうと思っていませんでしたが、読んで本当によかったなと思う作品。是非とも読んでもらいたい。

あらすじを書いたりするのは好きではないので。是非とも読んでほしい作品。


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