昨日の、ダンボール遊びつながりで思い出しました。
今年の春休み、桜が咲いていて、烏ヶ森公園には出店が出る、その頃の話です。
その日も、U君とRちゃんを連れて公園に行って、しばらくあの広場で遊んでいたら、
男の子3人が遊びに来た。
一番大きい子が、
「ここで、一緒にダンボールであそぼう!」
と、二人を誘ってくれた。
二人は、初めて会った子なので、半信半疑。
小さな声で
「いいよぉ」
と答えてた。
でも、ダンボールがないのにどうするんだろうと思っていたら、
「まってろ、今、ダンボール借りてくるから」
と、走っていって・・・数分したらダンボールを持って戻ってきた。
全部で5人の子供たちに均等に分けている。
「じゃー、みんな一緒にすべるぞー!」
「ここに、ならべー!」
と、リードしている。
いっせいに、5人の子供たちは滑り出した。
年齢差6歳くらいはありそうなので、当然すべりにも差が出ている。
それを知った大将は、年齢と名前を聞いて、
「じゃ今度は、学年別にチャンピオンを決めよう!」
と・・・そんなかんなで、その大将に一時間ほど遊んでもらってた。
二人はすっかりその子を尊敬しているのがわかる。
私は、
「今どきこんなにリーダシップを取れる子がいるんだ」
と感心しながら、その間ずっと見守るだけでいた。
そして、ダンボール遊びも飽きてきたのか?
「じゃ今度はブランコのほうに行こう!」
と言う。
「借りてきたと言うけど?ダンボールはどうするの?」
と聞くと、
「うん、返してから行くよ」
もう、二人はすっかり大将の子分になってついて歩いているので。
私も、興味津々その後を着いて行った
そしたら、大将、たくさん並んでいる出店の前を通り、
「ダンボールありがとうございました!」
と返している。。。と。。出店のおばちゃんが、
「あー!いいよ。そこに置いていきなー!」
大将は、この店で借りてきたんだ。と、私は、またまた感心した。
それからしばらく、二人は、大将にべったりで離れない。
いくら春でも夕方は寒くなってきたので帰ってきたが。
で、この子は、西小学校の6年生で、今年の4月から中学に入学するT君というのがわかった。
私も、その子の事は、
「今でも、こんな立派なガキ大将いるんだ」
と、驚きのなかにも、喜びがあったことを、今でも忘れない。
もちろん、二人は一生忘れないと思う。
今回も 「また来ないかなぁー」と、
かなり影響されているのがわかる。
よほど楽しかったのだろう。
今頃、大将どうしているかなぁー?
あの時は、ほんとに、ありがとう!
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「ガキ大将養成講座」
こんなのあったらいいね。