カンレの日記

還暦の年から始まったブログ、いつの間にか古希そして喜寿を迎えた日々のこと。思いのままに。

こんにゃく芋、こんにゃく畑の思い出

2010年01月15日 | 思い出話

お正月の話題はもう遅いですけど

お正月というと、カンレの小さい頃は

こんにゃく芋をすりおろして手間ひまかけた

刺身こんにゃくを親が作ってくれたものでした。

今でも実家では作っているようですが、今年はご近所の方から

頂いて味わうことが出来ました。

Photo

懐かしい、忘れられない味と食感に、かなり満足しました。

よく、スーパーや観光地に売っている刺身こんにゃくとは、ちょっと違います。

何が違うかって?

ふわふわ感かなぁ・・・

にがりの感じかなぁ・・・

こんにゃくの香りかなぁ・・・言葉では言い表せないっすね

これを食べると必ず

小さい頃こんにゃく栽培していた頃を思い出します。

親の後に付いて行って、こんにゃく芋の収穫と

加工を手伝った頃のことです。

コンニャク芋は3年かからないと出荷できなくて

種芋を植えて掘りおこし保存して

同じ種をまた蒔いて掘り起こして保存

その繰り返しをするのです。

3年経ったものは、分厚いポテトチップのようにスライスして

一枚一枚、2センチくらいの間隔を空けて1メートルくらいの串に刺して

それを横にした玉暖簾のようにして干して乾燥させるのですが

これも大変な作業でした。

子どもも小学生の高学年くらいから手伝いをさせられました。

これは、近所のおばちゃんたちも集まっておしゃべりしながらなので

子供心に、嫌いな手伝いではなかったのを覚えています。

親と一緒に同じことが出来る喜びのようなものもあったのですね。

そして、その干したものを串から外して出荷をする訳ですが

そこで

やっと3年後に現金収入に結びついたのです

これも当時は知らなかったことでした。

また

その種芋の保存方法なのですが

寒さに弱いコンニャク芋は冬越しのために

いろりの上の暖かい2階に(今で言うロフト?)に保存したりして

温度管理をしておかなくてはなりません。

今で言う保管庫なるものもない時代でしたからねぇ。

あの頃は、親のやっている姿を

普通のことだと思って見ていましたが

大人になって、こんにゃく栽培のことを知ってから

それはそれは、大変なことだったのだと

親の苦労がしみじみとわかったのは相当後からでした。

そうそう、子どものお小遣い稼ぎもありました。

畑に掘り残した2センチ以下くらいのこんにゃく玉を拾って集めると

買いに来てくれる人がいて、いくらか忘れましたが

お小遣いをもらって嬉しかった記憶もかすかに残っています。

懐かしいこんにゃく畑の思い出でした。

あれ?「こんにゃく畑」って商品名もありましたね。

喉に詰まらせないように気をつけろとか

問題になっている商品でしたね。 そうだ、気をつけましょう

こんにゃくのこと詳しくは→こちらに載っていました。

コメント (11)
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