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プロジェクトマネジメント標準

2014-05-12 22:12:26 | 13期生のブログリレー

こんにちは、本間です。

現在とあるプロジェクトにPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)として参画し、プロジェクトの管理をしています。
一方で、診断士としては連載企画がいよいよ本格的にスタートするため、その立ち上げ準備を行いました。

そこで感じることは、プロジェクト管理という観点ではどちらも実施していることが同じということです。

PMOはプロジェクト管理のみ行いますが、連載企画はプロジェクト管理の他に実際の成果物(原稿)作成の役割も担うため、その点は異なります。
しかし、プロジェクト管理のタスクのみを切り出した場合には内容はほぼ同じなのです。

おそらくこのプロジェクト管理の共通性にいち早く気付いたのが、プロジェクトマネジメント協会(以下、PMI)の前身となる組織や人なのだと思います。
PMIはプロジェクトマネジメントの知識体系をまとめたPMBOK(ぴんぼっく)ガイドを発行している組織です。

IT業界に勤務されている方はとても馴染みがあると思いますが、PMBOKは国際標準として認知されおり、実際に幅広いプロジェクトに適用されています。

中身は47個のプロセスを、以下のような5個のプロセス群と10個の知識エリアに分類しています。

※PMBOKガイド第5版
■5個のプロセス群
1.プロジェクトの立上げプロセス群
2.プロジェクトの計画プロセス群
3.プロジェクトの実行プロセス群
4.プロジェクトの監視・コントロール・プロセス群
5.プロジェクトの終結プロセス群

■10個の知識エリア
1.プロジェクト統合マネジメント
2.プロジェクト・スコープ・マネジメント
3.プロジェクト・タイム・マネジメント
4.プロジェクト・コスト・マネジメント
5.プロジェクト品質マネジメント
6.プロジェクト人的資源マネジメント
7.プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント
8.プロジェクト・リスクマネジメント
9.プロジェクト調達マネジメント
10.プロジェクト・ステークホルダー・マネジメント

興味がある方はPMBOKガイドの原文を読んでみても良いかもしれませんが、少し分かりにくいところもあるので入門書がお勧めです。
昔から売れている入門書は以下のようなものがあります。

・いちばんやさしいPMBOKの本
・プロジェクトマネジメント標準 PMBOK入門

他に資格試験もあり、受験の資格要件や値段で高いハードルはありますが、PMIの認定試験があります。
また、難易度は高いですが(独法)情報処理推進機構(以下、IPA)のプロジェクトマネジメント試験もあります。
どちらの資格保有者も、特にIT業界では重宝されます。

という私も今年4月にIPAの試験を受けようと思いましたが、スケジュール上断念しました。。

プロジェクトマネジメントは本当に幅広い場面で適用できるスキルなので、今の経験に加えて、体系だった知識も身に付けたいです。

ということで、IPAの試験を来年またチャレンジしようと思います。

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歴史上のリーダーの資質

2014-05-12 00:30:58 | 診断士林からのメッセージ

皆さま

中小企業診断士の林です。

今日は素晴らしく天気が良く、もう夏日のような気温の高さでした。そんな日には自宅で閉じこもっているのはもったいないので、少しの時間でも外に出ようと近くのファーストフードに行って本を読んでいました。

最近は纏まった時間をとるのが難しいので本をじっくり読む時間も減ってしまいましたが、もっぱら本は歴史モノの本を読むのが好きです。それで今日読んだ本には、歴史上のリーダーについて書かれており、例えば戦国時代の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康から、明治維新の吉田松陰、西郷隆盛、大久保利通など。

歴史上に名を残すリーダーの資質としては、以下の6つがあるようです。

①先を見る力

②情報を集める力

③その情報を分析判断する力

④問題点解決の選択肢から1つを選択する決断力

⑤それを実行する実行力

⑥健康、体力

どれも当たり前のようなことばかりですが、いざ実行しようとすると難しいものばかりであったり、日頃から意識できているかどうかと考えると、これもまた怪しいものばかりです。

特に、仕事をしていると目の前の仕事を消化することばかりに集中して、将来のことを考えながら布石をうっておく仕事というのは優先度が下がってしまいがちです。

よく、仕事の優先順位の付け方として、重要度と緊急度のマトリックスで考える方法がありますが、重要度が高くかつ緊急度が高い時間に忙殺されると充実感はあるかもしれませんが、仕事の効率性であったり付加価値の創出は低くなりがちです。

緊急度が低いのだけれど、重要度が高い仕事にどれだけ時間を振り向けて取り組めるか。これが仕事の成否を握っているような気がします。

 

コメント (2)
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