亀田です。最近、新聞を読んでいるかなり頻度で目にする「オム二チャネル」というキーワード。
今日は、このキーワードについて触れてみたいと思います。
まずは言葉の意味ですが、
①リアル店舗とEコマースを中心とするオンライン上での販売チャンネルや
それに付随する流通チャネルを統合することと、
②その統合した販売チャネルの構築によって、どの販売チャネルで購入したとしても同じように、
商品を購入できるような環境を提供すことになります。
企業でいえば、セブン&Iホールディングスが今年から特に、メディアへの情報発信に力を入れているようです。
もう少し、お客さんの視点で考えるならば、
①リアル店舗、自社のサイト、オンラインモールなどの通販サイト、テレビ通販、カタログ通販、
ダイレクトメール、ソーシャルメディアなど、あらゆる購入における接点において、
同質の利便性で商品を注文・購入できるという点
②その応用として、ウェブ上で注文をして、受け取りは宅配ではなく店舗で受け取ったり、
店舗に在庫がなかった商品についてはオンラインで、その場で問い合わせ・注文できる点
などが、オム二チャネルらしさといえます。
日々進化するIT技術の進化とそれに伴うインターネットやモバイル、特にスマートフォンの普及により、いつでもどこでも、ほしいと思った瞬間から買い物ができるようになってきました。その時代だからこその、小売業のあり方の一つとしてオム二チャネルが注目をされているわけです。
さらに、アマゾンのようにリアル店舗を持たない企業が、リアル店舗であるセブン-イレブンとタッグを組み、商品の受け取りを自宅以外にセブン-イレブンの店頭でも可能にする、という動きもあり、もはや、オムニチャネルは単純にリアル店舗を持つ1企業の動きだけでもなくなってきています。
オム二チャネルは現時点での、考え方の一つでしかなく、その考えは進化し、変化をしていくことが予想されますので、目が離せませんね。