こんにちは、13期生のTommyです。
プロコン育成塾最終回を終えて、ゴールデンウイークは福島県の会津地方でのんびり休暇を過ごしました。私が会社へ入って初めての赴任地が会津若松市にある半導体の工場で、そこで5年ほど仕事をしていました。当時の会社の同僚が何人か会津若松に住んでいますので、久々の同期会も兼ねて遊びに行くことにしました。
久しぶりに会津若松市の中心部を歩いていると、面白いことに気がつきました。七日町(なぬかまち)通り、という昔からの商店街があり、歴史的建造物も一部に残っています。この通りを歩いていると、至る所にベンチがあり、休憩できるようになっています。観光地として町並みの改善や商店街の活性化を進めているようで、立て看板には「6つのどうぞ」活動の紹介がされておりました。これは、市民が皆で協力して、観光客にサービスを提供するという趣旨の運動で、次の「6つのどうぞ」が紹介されていました。(写真参照)
会津若松市民総ガイド運動の「6つのどうぞ」
いすをどうぞ
お茶をどうぞ
かさをどうぞ
トイレをどうぞ
お荷物をどうぞ
かけ込みをどうぞ
(通りにたくさんある「いすをどうぞ」)
もう一つの取り組みは、七日町通りの「無電柱化」の推進です。現在は、歴史的建物に電線が覆いかぶさって、景観を害してしますが、電線を地中に埋めていく計画のようです。欧米で観光地を歩くと電柱を目にすることはほとんどないのですが、日本の多くの観光地では電柱と電線がせっかくの景観を台無しにしているところが多く残念だと感じておりました。
(無電中化計画の掲示)
(この電線もそのうち地中に!)
それぞれの取り組み自体はそれほど珍しいものではないと思いますが、観光の町としての活性化を目指して様々な取り組みをおこなっている様子がうかがえました。原発事故直後は、観光客も激減し大きな打撃のあった会津若松市ですが、最近では観光客も戻ってきているようです。NHK大河ドラマ「八重の桜」の恩恵も少しはあるかもしれません。
ゴールデンウイークになるとさすがに市内の桜はほとんど散っていましたが、まだ山間部では桜が満開で、今年は桜を二度楽しむことができました。裏磐梯方面に行くと、五色沼など素晴らしい自然があります。 また近いうちに訪れてみたいと思いました。
(神秘的な五色沼)