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半導体業界再編の流れは止められない

2015-05-09 23:25:04 | 14期生のブログリレー

14期松井です。

今日は半導体業界にまつわる話をしたいと思います。

半導体は莫大な設備投資が必要な装置産業です。

2000年ころまでは自前の工場を持つことは珍しくありませんでしたが、

技術的な困難性と投資額の高騰から、

大手電機メーカーすら工場の維持が困難になりました。

現在では、最先端の半導体製造ラインをあきらめ、

設計と製造は資本関係のない別会社というのが増えてきました。

そのような中、先日、半導体製造装置の首位、米アプライドマテリアルズと4位東京エレクトロンの経営統合が米司法省の許可が下りず、ご破算になったとのニュースがありました。

日経ビジネスの記事によれば、

背景には米インテルなどの半導体メーカーの反発があったとされています。

真偽はともかく、

パソコンが飛ぶように売れた2000年ころまでの性能第一の時代は終わり、

性能よりも安くて省電力の半導体が求められるようになり、

収益が悪化したことからパソコンメーカーや

半導体メーカーの再編が進んだ経緯があるため、

当たらずとも遠からずだと思います。

 

半導体製造装置メーカーは川上に当たる産業のため、

この流れと無縁ではないと思われます。

半導体製造装置は東京エレクトロンのほかにも、

ニコンやキャノン、アドバンテストなど有名なメーカーがいくつもあります。

最近の円安傾向で外国の企業から見たら、

「日本企業は割安」になってきているため、

今後は外資による再編が進むかもしれません。

コメント (1)
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