こんにちは。講師の金子です。
ミラノ万博の日本館は、入館までに10時間の行列だったそうで、
大人気でした。
展示デザイン部門で金賞も受賞しました。
日本食ブームは、我々の想像以上のようです。
さて、その日本館ではどのような展示がされていたかというと、
農村や漁港などの風景、四季の移り変わり、伝統工芸を活か
した食器、食材や調理法、懐石料理など様々なものでした。
一方、ユネスコの世界無形文化遺産に選ばれた和食は、以下の
4つの観点から注目され選定されています。
(1)多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
(2)健康的な食生活を支える栄養バランス
(3)自然の美しさや季節の移ろいの表現
(4)正月などの年中行事との密接な関わり
食ほど、五感をフルに活用して楽しむものはないのではないかと
思いますが、現代では、五感で感じること以外の部分も注目されて
おり、工夫次第で魅力を発揮して行くことができるのだと思います。