こんにちは!稼プロ事務局スタッフの太田一宏です。
オリンピック組織委員会の会長交代が先日ありました。
あの交代によって、森喜朗「会長」がJOCの会長ではないことや、
オリンピック実行機関の名は「組織委員会」、ということを
初めて知ったのは、私だけでしょうか(ツッコミ:お前だけだ!!)。
後任会長は透明性ある選定を行う、ということでしたが、
私には、透明には見えませんでした。
橋本聖子さんという人選だったので、収まっていますが、
別の方が選ばれていれば、密室政治としてバッシングされたものと推測します。
でも、あれぐらいが現実的なところだとも思いました。
あの密室的決定、「根回し」に似ていると私は受け止めています。
根回しという語には否定的な印象が伴います。
一方、広辞苑では、
ある事を実現しやすいように、あらかじめ周囲の各方面に話をつけておくこと、
となっており、似たような内容の「用意周到」へ言い換えれば、肯定的に聞こえます。
この定義からも根回しの効用は決定後の実効力アップにあります。
根回しをするのは日本人だけ、と言われることもありますが、
経営層に属する欧米人は行っています。
中小企業は組織が小さいから根回しは不要、
とも私は思いません。
意思決定の前に、従業員へ考えを伝え、
また従業員の意見を聞くことは、
実行段階でのスピードアップにつながります。