こんばんは。20期生の比企です。
2月に副指導員として実務補習を経験させていただきました。
今回はその経験から学んだことを振り返ります。
特に学んだ点は3点あります。
1点目は教え方です。私の指導員は手取り足取り教えるのではなく、必要に応じて手を差し伸べるようにされていました。私は神経質な性格なので、これまで支援先にてホームページの作成支援をする際にもドラッグひとつまで教えておりました。アドバイスしたことがしっかり実現できるようにとの想いもあります。しかし、実務補習の指導員からはプロコンサルタントを育成を主眼に置いているため、基本的にアドバイスはされませんでした。受講生の時は診断先のコンサルティングで手一杯でどのような教育方針か考える余裕もなかったですが、副指導員として携わることで、指導のスタンスを学べました。
2点目は指導箇所です。
支援先のヒアリングが終わり、改善の方向性を検討していると、ふとした時に指導員から経営コンサルティングの考え方のコツや絶対にやってはいけないことなど議論の幹になる部分を教えて、全体をコーディネートされていることが勉強になりました。例えば、支援先が明日から実行できる提案をすること、役員報酬の減額はよほどの理由がない限り提案しないこと、マーケティングなどコンサルタントの得意分野で勝負することなどです。支援先の時間をちょうだいしている意識を常に持っていないといけないと思いました。
3点目は受講生との関係性です。
私の指導員は先生ではなく「さん」で十分と最初の自己紹介でおっしゃっており、気さくで話しやすい雰囲気作りをしっかり構築されていました。集合時には事務所に音楽とドリンクを用意されており、受講生といえど診断士協会のお客様であることを念頭に行動されていることが印象的でした。
今後、指導員として受講生を担当するためには教えていただいたことを意識して対応していければと存じます。