事務局の佐々木(晋)です。こんにちは。猛暑が続いていますね。こう暑いと外出が億劫になります。幸い、私は渋谷の地下街が通勤路ですので、暑さを気にせず街の刺激を楽しむことができます。その通勤路にあるTOHOシネマで、先日久々に映画をみました。お目当てはもちろん”トップガン マーヴェリック”です。
前作が公開されたのは1986年。36年振りの続編です。当時私は中学2年生。映画が結構好きでよく観に行っていましたが、トップガンはそれまでよく観ていたスピルバーグの作品とはちょっと違いました。試練や恋愛があり初めて大人の映画を経験したといった感じでしょうか。何よりもトムクルーズがカッコよく、私を含め同世代の多くが髪を短く刈り込み、MA-1もどきのジャケットを着てました。
サントラのCDは文字通り擦り切れるほど聞きました。今作の冒頭でもTop Gun Anthemが流れるのですが、スティーブスティーブンスのギターが始まった瞬間、全身鳥肌です。舞台となったサンディエゴには、初めてアメリカを旅行した大学生の時に訪れました。レンタカーを借りサントラを大音量でかけながら映画の舞台を駆け抜いたことはとても良い思い出です。
今作は私のように前作への思い入れが強くなくても楽しめます。トムクルーズは今月で60歳ですが、年齢を全く感じさせない若々しさを保っています。ストーリーは前作より展開が多く、いつの間にかのめり込んでしまいました。
ところでみなさんはAuthentic Leadershipという言葉をご存知でしょうか?先日会社で受けた研修の講師の方が、今作のトムクルーズのキャラクターをAuthentic Leadershipと評していました。
Authentic Leadershipとは端的にいうと、「本当の自分をさらけで出して誠実にチームとコミュニケーションを行い、メンバーの自律的な行動を促して組織のアウトプットを高める」というリーダーシップです。従来のリーダーシップはトップダウン色が強いタイプが主流でした。しかし変化のスピードが速く価値観が多様化していく現在では、リーダーだけが適切な方向性を把握できるとは限りません。組織メンバーが自分の強みを生かして自律的な行動を行うことにより、変化や多様化にフレキシブルに対応できます。リーダーが強みや弱みを含めた”自分らしさ(=authentic)"をさらけ出すことにより、メンバー自身の自分らしい行動を後押しします。
製作者がこのような考え方を意図したかどうかわかりませんが、映画を見てなるほどと感じることがありました。具体的に説明するとネタバレになりますので、これからご覧になる方は是非この観点もチェックしてみてください。
診断士の一次試験ではリーダーシップ論をたくさん学びますが、私が勉強していた8年前はAuthentic Leadershipという考え方はなかった(?)と思います。時代の変化に沿って新しい考え方が続々と出るので、改めて継続的なインプットで旬な知識をキャッチアップしていく必要性を感じました。