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東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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エンターティンメントの形

2022-07-18 12:00:00 | 22期生のブログリレー

こんにちは。19期生の遠藤孔仁です。
22期生の皆さまは初めましてですね。
1年間の稼プロの経験は、これからの診断士キャリアの糧となる、素晴らしい学びの機会と人との出会いをもたらしてくれると思います。

さて、コロナウイルス感染症の再拡大の兆しを見せており、今後の動向が気になるところですが、
春先からwithコロナ/afterコロナにむけて、様々なイベントが以前と同じように行われるようになりました。
この2年間多くの制約で、行動を控えていましたので、場を楽しむ機会が増えることは嬉しいことです。

私も、先月家族で、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』のプレビュー公演を観劇しました。
映画「ハリー・ポッター」シリーズ『ハリー・ポッターと死の秘宝』から19年後のストーリーを、”舞台”という手法を使って新たに作られた8番目の物語となります。舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、2016年にロンドンで開幕しました。この時は前編、後編の2部制で上演されていましたが、2021年11月、ブロードウェイにおいて2部制の前編を第1幕、後編を第2幕とする新バージョンなったものが、東京公演で上演されます。主演は、藤原 竜也、石丸 幹二、向井 理のトリプルキャストとなっております。

観る前は、魔法の世界を扱う世界観を、舞台でどのように表現するのかという少し懐疑的な印象を持っていましたが、その予想を嬉しい方向に裏切られました。
一幕終わった時に、客席のいたるところから、その世界観を表現する圧倒的な演出に感嘆の声が漏れていました。物語の中心となる数多くの魔法の演出、流れるような場面転換と立体的な舞台の活用、そして、時空のゆがみの表現。編集のない、リアルの舞台でこの世界観を表現していることに圧倒され、時を忘れる体験でした。

そして、7月の上旬に、TEAM NACS(チームナックス) 25周年記念作品『LOOSER 2022』オンライン公演を自宅で視聴しました。
TEAM NACSは、大泉洋をはじめとした北海学園大学演劇研究会出身の、森崎博之・安田顕・戸次重幸・音尾琢真により結成された演劇ユニットです。
『LOOSER 2022』は、2004年にTEAM NACS初の東京公演として上演された「LOOSER~失い続けてしまうアルバム」を映像作品としてつくられました。

演劇のオンライン公演であるから、劇場で上演する映像をオンラインで視聴するものだろうと予想しておりました。実際に視聴してみると、舞台という世界観は残しつつ、舞台だけでは表現しきれない部分を映像表現に組み込んだ作品となっていました。このような演出は、コロナウイルス感染症という制約のなかで生まれた新しいエンターテインメントの形なのかなという感想をもちました。

映像表現を舞台として表現する、逆に舞台を映像表現する2つの体験は、コロナウイルス感染症により活動の場が制限された苦しい時期を経て、新しい形のエンターテインメントとしてつくられたものだろうと、これからそのような作品が数多くでてくることに期待をもつことができました。制約を克服するために、常識を覆す発想により新しいものを創り出す、そのようなイノベーションを感じた体験でした。

コメント (5)
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