こんにちは、22期生の塩谷健です。
毎日更新されているブログなので、既に記事化されているかもしれませんが、とても興味深い内容でしたので、共有させていただきます。
1944年CIAの前身である米軍戦略情報局が、
・何かを決める際には、絶えず「これは自分たちの権限なのか、組織の考えと矛盾していないか」と懸念を投げ掛けろ
・重要なことを決めるには必ず会議で決めろ。会議は大人数で、 決して5人以下にしてはならない
・会議は全員が納得するまで、十分に議論を尽くせ
・何事も念入りに準備しろ。準備が完全になるまで、 安易に実行に移してはならない
・もっともらしい理由をつけてペーパーワークを増やせ など
組織に属した経験のある人であれば、 思い当たる節がありすぎて笑えないのではないでしょうか。一般的に大企業で上位職のひとほど大切にしていることのような気がします。こういった行為のすごいところは、組織を非効率にするだけでなく、 本来発揮できる個々人の力さえ落としてしまうということです。
本マニュアルを実践しなくても、こういった組織が陥り易い課題があることは認識されていて組織論やマネジメント理論 、 コミュニケーション理論など様々なレイヤーで研究がされていま すが、 実際にこれらの課題がない組織は存在しないと思います。 一人よりは何人かいた方が大きな力を発揮するのは間違いないので すが、組織が大きく、働く人も 目的を常に意識していないと組織を維持することに力が向かい、 本来のあるべき姿を見失うということかと思います。
最後に纏めますと、 やはり人の思考はコンピューターのようには進化しないということ だと思います。1944年に作られたマニュアルですが、 今でも普通に通用するものです。 このマニュアルが世に公表されても、 無用になる気配がないのと同じように人が何人か集まる組織が理想 な状態を維持することは本当に難しく、 そこに中小企業診断士が必要とされることなんだ ろうと思いました。 本日もお読みいただきまして、ありがとうございました。