皆さま
こんにちは、21期生の吉岡です。
ワールドカップはまだ続いていますが、日本は今年もトーナメントの初戦で負けてしまいました。
クロアチア戦後の世論は「よくやった」が大勢ですが、私の印象は「また負けた」です。
ドイツに勝っても、スペインに勝っても、結果は前回と同じベスト16です。
日本がトーナメントの初戦で敗退するのは、これで4回目。
1回目がトルコで1点差。
2回目がパラグアイでPK。
3回目がベルギーで1点差(しかも2-0からの逆転負け)。
4回目が今回のクロアチアでPK。
全部、格上だから仕方ないといえば仕方がありません。
でも、どれも勝てるチャンスが十分にあった試合です。
それが、4回とも勝てなかった。
なぜでしょう???
やはり心理的なものが大きいのではないでしょうか。
経営でもそうですが、競争を勝ち抜くためには、まずは「理想(あるべき姿)」があって、どうすればそこに到達できるかを考える必要があります。
通常、スポーツであれば、理想は「優勝」であるはず。同じサッカーでも、高校サッカーもJリーグも、みな優勝を目指してたたかっています。天皇杯では、下部リーグのJ2やJ3のチームも優勝をめざします。
ところが、ワールドカップではいつまでたっても目標がベスト4なのです。
日本が初めてワールドカップに出場したのは、24年前。その後、毎回出場しながらトーナメントの初戦すら勝てないチームに「よくやった」と声をかけ続ける理想の低さが、今回の結果をもたらしたと考えています。
一時期、本田選手が「優勝を目指している」と言っていましたが、それをみなが笑っていた。
「あ。これはダメだな」と思いました。案の定、その大会はグループリーグで敗退でした。
私の記憶の限りでは、本田選手以降、「優勝」を口にする選手は一人もいません。
帰国後の記者会見で、吉田選手は笑顔で取材を受けていました。
おそらく、次回もダメでしょう。
好きだから、期待が大きい。
期待が大きいから、負けたら腹が立つ。
どうして誰も厳しいことを言わないのかな。
私がおかしいのでしょうか。