稼げる!プロコン育成塾コースマスターの太田一宏です。
昭和の高度成長期に建ったビルディングが更新時期を迎えているからでしょうか、東京のビル街では、次から次へと建て替えが行われています。建て替え後のビルは、たいていが20階以上の高層ビル。建て替えのノウハウが蓄積されているのでしょうね、素人には難しそうな建物がスイスイ建っていきます。
昭和の高度成長期に建ったビルディングが更新時期を迎えているからでしょうか、東京のビル街では、次から次へと建て替えが行われています。建て替え後のビルは、たいていが20階以上の高層ビル。建て替えのノウハウが蓄積されているのでしょうね、素人には難しそうな建物がスイスイ建っていきます。
高い建物ですので、建築資材や工事用具なども高いところまで揚げて工事をします。揚げるにはタワークレーンという機械を使うのだそうですが、タワークレーンの数は限られており、また、高くまで揚げるには時間もかかります。しかも、風が強い日は使えないそうで、月の3分の1くらいはそういう日だそうです。タワークレーンはボトルネックです。
したがって、このタワークレーンを最も効率的に稼働させることが納期を守るための重要な要素です。タワークレーンを使いたい人は、鳶、鉄筋工、設備工など専門職人の方々であり、それぞれが都合をかかえておられます。
ある方は、これら専門職人の都合を全て聞き、調整し、詳細計画にまとめ上げ、無駄なくタワークレーンを稼働させて、工事を納期に間に合わせたそうです。
その話を読んでいて、私は「段取り八分」という言葉を思い出しました。仕事に取りかかる下準備が完全にできていれば、仕事の8割は終わったようなものという意味です。私が新入社員だった頃に何度も耳にした覚えがあります。
その話を読んでいて、私は「段取り八分」という言葉を思い出しました。仕事に取りかかる下準備が完全にできていれば、仕事の8割は終わったようなものという意味です。私が新入社員だった頃に何度も耳にした覚えがあります。
そして、仕事を納期どおりに進めるのは、睡眠時間を削って頑張ることではなく、この「段取り八分」だと、改めて認識した次第です。
このタワークレーンを効率よく稼働させる知恵を絞られた方は、清水建設の宮本会長。工事長として現場の束ね役をやっておられたときのことだそうです。宮本会長は、先月の私の履歴書の書き手でした。
このタワークレーンを効率よく稼働させる知恵を絞られた方は、清水建設の宮本会長。工事長として現場の束ね役をやっておられたときのことだそうです。宮本会長は、先月の私の履歴書の書き手でした。