稼プロ!23期生の島村康人です。
日銀は3月18日、19日の金融政策決定会合で、マイナス金利の解除を決定しました。日銀による利上げは約17年ぶりです。
合わせて、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)を撤廃し、上場投資信託(ETF)などリスク資産の新規買い入れも終了しました。
一連の異次元緩和は、その副作用として過度の円安や株高が指摘され、その解除には大きな反動が懸念されてきました。
しかし、植田総裁は、金融市場の大きな混乱なく難事業を成し遂げました。
記者会見で、新しい金融政策の枠組みをなんと名づけるかコメントを求められ、「普通の金融政策です」と応えました。
過激な発言や派手な演出でマスコミ受けを狙うのとは正反対に、淡々と難しい仕事をこなす姿勢には、絶対的な安定感があり、最大限の信頼を持つことができます。
普通のこと、当たり前のこと、を着実に行うことができるのは、極めて高い能力だと思います。
植田総裁は「本当のプロ」だと、深く私は感じました。
翻って、私自身は、とても無理をして、何とか日々の仕事の辻褄を合わせています。
期限を守るのに精一杯で、内容に厚みが無いと、情けなく思っています。
淡々と、普通に仕事をこなせる実力をつけたいと、心の底から思います。