22期の杵渕です。
浅草のお祭りといえば三社祭が有名ですが、今回は9月15(日)に行われた浅草サンバカーニバルについて書きたいと思います。私のブログはブラジル関連比率が高めで恐縮ですが、タイムリーな話なのでご容赦ください。
当イベントは浅草の浅草寺周辺をサンバチームがパレードしてまわるお祭りです。毎年多くの観客が訪れています。1981年から始まり毎年夏に開催されており、コロナの影響で近年は中止していましたが、去年の小規模開催を経てついに5年ぶりに本格開催が実現しました。
サンバが好きな人たちがただ楽しく踊り歩くだけではありません。本場リオ同様、パレードはコンテスト形式になっており2部リーグ、計15チームが優勝を目指す真剣勝負です。
1チーム150人から300人程度おり、サンバというと露出の高い衣装を着たダンサーのイメージが強いですが、バテリアと呼ばれる楽器隊やテーマに沿った衣装や振り付けを披露するアーラと呼ばれる役割のグループが複数存在します。浅草が拠点のチーム、仲見世バルバロスの今年のテーマは「電気」で、乾電池の着ぐるみを着たアーラやパフォーマンス集団の電撃ネットワークをイメージさせる山車などが出ており、老舗ながら斬新な表現が印象的で、見事優勝しました。
審査項目は「テーマの表現」「躍動感」「衣装」「演奏」「ダンス」の5項目+総合評価でシビアに点数づけがなされます。その他、マナーが悪ければ減点されることもあり、出場前後の立ち居振る舞いも気が抜けません。(実際に減点が響いて僅差で順位が入れ替わる場面もありました)
私は19歳でサンバに出会い、浅草サンバカーニバルに出場しました。20代を最後に浅草サンバカーニバルからは遠ざかっていましたが、知人にサンバチームに勧誘されたのを機に22年ぶりに出場することにしました。楽器隊に所属し、中でも一番大きいスルドという太鼓を担当しています。ドラム缶の上下に皮を張ったような見た目で、バチ1本で心臓の鼓動のようなリズムで低音を響かせます。
久しぶりに出場した感想は
【暑い】
今年は1か月後ろ倒しの9月開催とは言え、最高気温は34度。衣装は通気性よりデザイン性重視。汗が目に入って前がみえない・・・
【しんどい】
けっこう歩きます。演奏後は他チームの邪魔にならないよう迂回して控室に戻りますが、調べたら全体を通して約8千歩歩いていました。そして帰り道ほど、太鼓が重い。40後半で大太鼓はなかなかきついものがありますが、高齢の方もたくさんいらっしゃるので、私はまだまだ修行が足りないですね。
【でも楽しい】
演奏しているだけでもハイになってしまいますが、やはり観客の笑顔・声援やノリノリで踊っている姿を見ると最高に楽しい気分になります。
順位はリーグ内3位入賞。来年はさらに上位を目指して頑張ります。
誘導や交通整理、控室や水を準備してくださったすべてのスタッフの方に感謝です。皆様がいなければ、この楽しくもアツイ(暑&熱)イベントは成功しなかったでしょう。
オブリガード!(ありがとう)