事務局の佐々木です。こんにちは。今年の夏休みもコロナアゲインでしたが、オリンピック期間と重なったので、意外と有意義に過ごせました。午前中は近所の公園をジョギングをし、午後は8/17に締め切りのものづくり補助金の支援をやって、夜は家族でオリンピックを見る。オリンピックとともに終わった夏休みは想定外の”ロス”が大きかったです。
私は実家の近くに住んでいますので、ジョギングで走る公園は子供の頃からいろいろな思い出がある場所です。今年は息子が高校受験ということもあり、中学時代に公園を抜けて塾の夏季講習に通っていたことを思い出しながら走っていました。私の高校受験は今から34年前。通ってた塾は今も同じところに本校がある大手で、当時は英語の”きんぴか先生”がテレビにも出て有名でした。今の受験生はカルチャーショックを受けるかもしれませんが、80年代後半はスパルタ式の受験塾が多く、私の通ってた塾もそうでした。合宿では鉢巻を巻いて雄叫びをあげたり。息子に話すとドン引きされます。
私は中三の夏まで勉強が嫌いで成績は良くなかったのですが、夏季講習を境に急成長しました。部活を引退して勉強する時間ができたという事情はありましたが、当時は自分でもよくわからないスイッチが急に入った感じでした。夏休みは起きてる時間の殆どを勉強に費やしたと思います。家族が気分転換にと連れ出してくれたドライブでは、車から降りた瞬間、久々に生で見た太陽に目眩を感じその場で卒倒しました。テストの成績がクラスでトップだったのに上のクラスに上がれなかったときは、悔しくて塾の壁を蹴って大きな穴を開けてしまい、弁償したこともあります。
あんなに勉強に集中したのは後にも先にもあの夏だけです。決して勉強が好きじゃなかった自分がなぜあれほど勉強したのか?走りながら考えました。
きっかけとして覚えているのは、夏季講習最初のテストです。その時はまだスイッチが入ってなかったのですが、当時の自分としては予想以上に結果が良く、「もっとやれば意外とできるかも?」と思いました。それでちょっとやる気が出て授業をちゃんと聞くようになったら、夏季講習の先生の教え方が私に合ってたようで、それまで意味不明と思ってた内容が実は”自分でも分かる!”と気付きました。分かることで挑戦意欲がますます高まり主体的に取り組むようになった結果、次のテストでも成績が上がり、その好循環が受験まで続いたと記憶しています。
このように振り返ってみて、「この体験は人材育成に活用できる?」と思いました。エッセンスを中小企業診断士的に抽出すると、①小さな成功体験でやる気を換気→②”分かる”の気付きで挑戦意欲を促進→③主体的な取り組みで新たな成果、といったところでしょうか。3工程が好循環を生み出すことがポイントなので、やはり人材育成は単発的なアドバイスに終わるのではなく、全体工程を踏まえた伴走的な支援が必要だなと実感しました。会社の人材育成は精神論に走りがちですが、管理職は一人一人に合ったゴールまでの仕掛けを設計することが大事だと思います。
具体的な経験や観察から抽象的なポイントを体系化することは、稼プロ!で学ぶ”書く”や”話す(プレゼンテーション)”で繰り返し指導されます。抽象的なポイントが汎用的に活用できるノウハウになり、伝える価値が大きいからです。稼プロ!で学んで以来、私は具体的な経験や観察から抽象的なポイントを考察することが習慣になりました。夏季講習の思い出から、人材育成のちょっとしたノウハウを思いついたことも、この習慣のおかげです。
私は実家の近くに住んでいますので、ジョギングで走る公園は子供の頃からいろいろな思い出がある場所です。今年は息子が高校受験ということもあり、中学時代に公園を抜けて塾の夏季講習に通っていたことを思い出しながら走っていました。私の高校受験は今から34年前。通ってた塾は今も同じところに本校がある大手で、当時は英語の”きんぴか先生”がテレビにも出て有名でした。今の受験生はカルチャーショックを受けるかもしれませんが、80年代後半はスパルタ式の受験塾が多く、私の通ってた塾もそうでした。合宿では鉢巻を巻いて雄叫びをあげたり。息子に話すとドン引きされます。
私は中三の夏まで勉強が嫌いで成績は良くなかったのですが、夏季講習を境に急成長しました。部活を引退して勉強する時間ができたという事情はありましたが、当時は自分でもよくわからないスイッチが急に入った感じでした。夏休みは起きてる時間の殆どを勉強に費やしたと思います。家族が気分転換にと連れ出してくれたドライブでは、車から降りた瞬間、久々に生で見た太陽に目眩を感じその場で卒倒しました。テストの成績がクラスでトップだったのに上のクラスに上がれなかったときは、悔しくて塾の壁を蹴って大きな穴を開けてしまい、弁償したこともあります。
あんなに勉強に集中したのは後にも先にもあの夏だけです。決して勉強が好きじゃなかった自分がなぜあれほど勉強したのか?走りながら考えました。
きっかけとして覚えているのは、夏季講習最初のテストです。その時はまだスイッチが入ってなかったのですが、当時の自分としては予想以上に結果が良く、「もっとやれば意外とできるかも?」と思いました。それでちょっとやる気が出て授業をちゃんと聞くようになったら、夏季講習の先生の教え方が私に合ってたようで、それまで意味不明と思ってた内容が実は”自分でも分かる!”と気付きました。分かることで挑戦意欲がますます高まり主体的に取り組むようになった結果、次のテストでも成績が上がり、その好循環が受験まで続いたと記憶しています。
このように振り返ってみて、「この体験は人材育成に活用できる?」と思いました。エッセンスを中小企業診断士的に抽出すると、①小さな成功体験でやる気を換気→②”分かる”の気付きで挑戦意欲を促進→③主体的な取り組みで新たな成果、といったところでしょうか。3工程が好循環を生み出すことがポイントなので、やはり人材育成は単発的なアドバイスに終わるのではなく、全体工程を踏まえた伴走的な支援が必要だなと実感しました。会社の人材育成は精神論に走りがちですが、管理職は一人一人に合ったゴールまでの仕掛けを設計することが大事だと思います。
具体的な経験や観察から抽象的なポイントを体系化することは、稼プロ!で学ぶ”書く”や”話す(プレゼンテーション)”で繰り返し指導されます。抽象的なポイントが汎用的に活用できるノウハウになり、伝える価値が大きいからです。稼プロ!で学んで以来、私は具体的な経験や観察から抽象的なポイントを考察することが習慣になりました。夏季講習の思い出から、人材育成のちょっとしたノウハウを思いついたことも、この習慣のおかげです。
社会に出てからの勉強は、なるべくカフェなどでするようにして、①勉強すると、②ケーキセットなど美味しいものが食べれる、③勉強は楽しい、と暗示をかけています。
「3工程」の違いも面白いですね(笑)。
冗談はともかく、小さな成功体験の好循環は子育てにも通じる大切なポイントですね。
やる気を「換気」してしまってはいけませんが。
トレーニング後の繰り返しとか振り返りは改めて大事だなぁと拝読してかんじました。