事務局の佐々木です。こんにちは。感染者数も減ってきて観光客の受け入れも始まりました。この夏は旅行に出かける人が多いようです。我が家も早速夏の旅行を予約しました。
ところでみなさんの職場では、出社の頻度が増えましたか?私の職場は週4出社に戻りました。去年は在宅勤務が多かったので、みんなが出社している状況をとても新鮮に感じます。先日、日帰りですが久しぶりに遠方に外出しました。ちょっと複雑な問題があったのですが、複数の関係者がそれぞれ遠方から一同に集まり、現場で現物を見て対応を議論。リモートではできない細部の確認やそれぞれの考えをよく理解でき、やはり対面の良さを感じました。
私の仕事はオフィス機器の販売なのでBack To Officeの状況にはとても関心があります。メイン市場の北米ではコロナの規制緩和が進み、この夏の旅行需要はコロナ前を超えると言われていますが、Back To Officeはそうでもありません。
KASTLE Systemというビルのセキュリティシステムの会社が、エントランスカードのスワイプ数をもとに、全米主要10都市のBack To Officeの回復率(対コロナ前比較)を公表しています(https://www.kastle.com/safety-wellness/getting-america-back-to-work/)。このデータによると5月に入ってから約43%で高止まり。一方比較対象のNBAの試合は95.1%、空港は90.7%、レストランは86.6%まで回復。オフィスへの戻りが遅れているのは、感染を気にしているからではなく、在宅勤務が定常化しつつあることを示しています。
米国では空前の人手不足を背景に、多くの人が離職するThe Great Resignation(大離職時代)が起きていますが、リモートワークができる環境を求めることもその要因の一つと言われています。出社を求める会社側はカフェテリアをフリーにするなど、従業員をオフィスへ誘引するために色々な工夫をしているようです。
私個人としては、出社も在宅もそれぞれメリットがあるので、ハイブリッドでうまくマネージすることが理想的と考えています。そのマネージの中で、社員をオフィスに誘引する仕掛けは大事です。出社のメリットを感じてもらうために、私は自分のビジネス書を職場に持っていき、課内文庫的に課員へ貸し出しました。これはなかなか好評のようです。ビジネス書の新刊は結構な値段がしますので若い人たちは積極的に借りてくれます。趣旨に賛同する他の課員も私物の本を持ってきてくれるようになりました。私にとっては家の本棚のスペースが空くことがメリットです。
私が若い時は働き方が論じられることは皆無でした。その後育児があったり、診断士の勉強時間を確保するために”働き方を変えなければ”と思うようになりましたが、周囲の目は冷ややかでした。2016年にLIFE SHIFTがベストセラーになった頃から徐々に関心を持つ人が増え、コロナで一気に拡大しました。今は移行期なので管理職としての負荷は増えますが、働き方がリアルに変わることにワクワクしています。皆さんはハイブリッドワーク、どのようにお考えですか?
今後、ハイブリッドが定着していくのか、リモートに以降が進むのか、リアルへ回帰するのか、わからないですが、それぞれの利点を合わせたハイブリッドがしばらくは続く気がしています。
育児休業法がこの4月に改正、さらに10月は男性の育児休業の取得率をあげるために「産後パパ育休」が導入。男女ともに働き方への意識がまた少し変化するな・・・と感じています。