こんにちは、13期生の児玉総司です。
第5回講義で、書くことについて学びました。
日ごろから、できるだけ平易な言葉づかいで多くの人が1つの同じ意味に解釈できる文章、できるだけ短い文章を書きたいと思っていましたので、それを具体的に実践するための方法を学ぶことができて嬉しかったです。
同時に、改めて、書くことと話すことは奥がとても深いものだ、ようやく入口に立ったようだ、と思いました。
私にとって難しいのは、読み手により伝わる、訴える力がある章を書くことです。弁証法や帰納法などの方法論として学べたので、練習をしたいと思います。
この半年くらい、知識を増やすと同時に読む・書く勉強にしようと思い、日経新聞の「経済教室」ページの3つの記事を必ず読むようにしています。日本や世界の経済、政治についての幅広い話題がとりあげられているので、大変勉強になりますが、知識不足のため理解することもできない日も多いです。執筆者はたいてい経済学者、政治学者の方です。
第5回講義を受けて経済教室の文章を数えてみましたら、約3000字であり、この文章をどれくらいの時間をかけて書いていらっしゃるのかなあ?と思いました。
色々な識者の方が毎日執筆されていますが、ときどき驚き感激するのは、読む前までは全く予備知識が無いようなことでも、3000字を読み終わった後は、すっきり自分なりの理解が出来上がっていることがあることです。執筆者の学識に敬服するのはもちろんですが、知識のない私にも何かしらの理解につながる文章を書けることに感心します。そのような文章は考え方の枠組みを与えてくれるので、ほかの時事について考えるときにも応用できます。最近では、シリアの紛争が日本政治・経済にどういった影響があるのか、ということに関する回があり、そのときにそのような感動がありました。
第5回講義で、ある意味、道のりはながいなあ、と思いましたが、インプットとアウトプットを続けて、書くべき内容とそれを伝えられる文章力を身に着けたいと思いました。
最近は、読む量がめっきり減ってしまいました。
児玉さんの姿勢を学びたいです。
私は読むのが遅いので、なかなか量を読めないのですが、隙間時間で少しでもと思っています。
大草先生のコメントを見て、以前読んだ本で「多くの人に向けた文章であっても、特定の誰かを想像して書いたほうがよい。でないと、どんな背景のどんなレベルの読者を想定するのか的が絞れなくなる」というようなことが書いてあったのを思い出しました。
たしかに、自分の文章の先にどんな人がいるのかを想像することも大切ですね。