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1300年前のマネジメントは素晴らしい!!

2011-11-25 22:14:51 | 11期生のブログリレー

先週「木のいのち木のこころ(天・地・人)」西岡常一、小川三夫、塩野米松(新潮文庫)を読みなおしました。

 

この西岡常一氏をご存知の方も多いかも知れません。最後の法隆寺大工です。小川三夫さんはその一番弟子です。

3部構成の本で、いずれも面白いのですが、西岡さんの部分がやはり圧巻です。

 

 

 

法隆寺大工という職業は、法隆寺を専門に守ってきた大工さんです。宮大工さんみたいな職業ですね。

1300年受け継がれた職業で、その最後の一人が西岡常一氏です。

 

この本は、私にとっては驚くべき発見に満ちた本でした。

 

まず、飛鳥時代の木造技術の素晴らしさが書かれています。

 

・飛鳥時代の木造建築の優秀さ(今の技術では木造で法隆寺を建てられない)、

・ヒノキ材は素晴らしく1300年たっても削ると匂いが漂う

・樹齢1000年の木材を使うと1000年以上もつこと

・樹木のクセを応じて組み合わせて上手くまとめていること

 

「へえー!」と思うことは数多くあり、これだけでもとても面白い内容です。

 

でも、最も驚いたことは、当時のマネジメントの教訓が

「口伝」として 現在まで1300年間語り継がれていることでした。

 

いくつか挙げてみますと、

 

「家宅は住む人のこころを離れて家宅なし」

・・・クライアントの気持ちや要望をかんがえなきゃね。

 

「用材は木を買わず山を買え」

・・・材料をだけを見るのでなくその組織や風土もちゃんと見極めて取引しようね。

 

「堂塔の木組みは寸法で組まず木の癖で組め」「木の癖組は工人たちの心組み」

・・・製品の適材適所だけでなく、人材もスペックではなく適材適所で心をつかんで。

 

「工人たちのこころ組みは匠長が工人らへの思いやり」

・・・まさしく人間関係重視型のリーダーシップ!!

 

「百論をひとつに止めるの器量なきものは、慎み懼れて匠長の座を去れ」

・・・これは、確かに肝に銘じる必要あり!!

 

現代にも通じるプロジェクトマネジメントのエッセンスが、

何と1300年前に指摘されてます(笑)。

(飛鳥以降の教訓もあると思いますけど大したもんです)

 

飛鳥時代の建設会社さすがです!。

 

仕事(法隆寺)は最高だけど、マネジメントも最高!。

 

数百円の文庫本です。お時間があればぜひ。

 

なお、「宮大工棟梁・西岡常一「口伝」の重み」(日本経済新聞社)なんかもあります。

 

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ガイドマップ

2011-11-24 23:42:02 | 11期生のブログリレー
11期生、小山誠一郎です。


先日、千葉県の某テーマパークを視察(?)させていただく機会がありました。

日本で不動の地位を築いたそのテーマパーク。

診断士に馴染み深いマーケティング戦略や人材教育等、
さまざまな角度から書籍やTV等で成功の秘訣が多数取り上げられています。


中でも、(地味ですが)入場時に渡される
ガイドマップへの配慮が特に印象に残りました。

店舗ごとの便利グッズの品揃えが地図とともに添えられており、
傘・レインコートから充電器・電池、切手・紙おむつ・ストッキングに至るまで。

どこに行けば何が置かれているか見やすく記載されています。
色使いやロゴマークの効果的な使い方など配慮しつつ。


幅広い年代層にも対応できる密度の高いサービスが、
子供にも楽しみながら伝えられるよう、工夫されています。

強さの裏側にある、細部への積み重ねを感じる1枚でした。
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白熱の日本シリーズ

2011-11-23 20:18:04 | 11期生のブログリレー
みなさんこんばんは。
新宅です。

11/12から11/20までの間、日本シリーズが行われました。
今年の日本シリーズは、圧倒的な戦力差からソフトバンク有利と言われていました。
しかし蓋を開けてみると、第七戦までもつれ込み、最後の最後まで目が離せない展開でした。
普段テレビを全く見ない私もついつい見入ってしまいました。

せっかく数時間も日本シリーズ観戦に費やしたので、学ぶべき点を求めて振り返ります。


■接戦になったのはなぜ?

上述の通り、事前予想ではソフトバンク圧倒的有利と言われていました。
しかし中日は初戦、二戦目と連勝してしまいました。
この連勝があったからこそ、第七戦までもつれ込む接戦となったように思います。

では中日が連勝出来た要因は何か。
ドアラが憎たらしくてソフトバンクの選手がイライラしたから!

…違います。
投手陣がシーズン中と同様に安定したピッチングをしたことと考えます。
これに対してソフトバンクは、抑えの馬原選手が本調子では無かったため、いずれも延長10回で敗戦を喫しました。
この事から、「本番で普段通りの実力が出せる」事の重要性がわかります。


■冷静な采配がもたらした三連勝

三戦目以降、アウェーの名古屋、ソフトバンクの逆襲。

第四戦目のことでした。
六回に中日がノーアウト満塁のチャンスを作りました。
しかし、ソフトバンク森福投手がこのピンチを無失点で切り抜けてしまいました。
「森福の11球」と言われています。
この「森福の11球」がチームに勢いをつけたように思います。

ただ、私が着目したのは三戦目以降のソフトバンクの抑え投手起用方法です。
秋山監督は、初戦、第二戦と本調子で無かった馬原投手をバッサリ切りました。

非情な采配とも言われています。
しかし、チームの潤沢なリソースを踏まえると、馬原投手と心中する必要は全く無いので、冷静な采配です。
この冷静な采配のおかげで?名古屋で三連勝し地元福岡へ戻ることができたのではないでしょうか。


■涙の優勝インタビュー

第六戦は中日、吉見投手の素晴らしいピッチングで中日勝利。
迎えた最終戦、「本当の天王山」。

ここは戦力差が勝敗を決したように思います。
相対的に戦力で劣っている中日は、シリーズで打ててない中軸選手を替えられません。
その結果、チャンスを得点に結びつける事ができませんでした。
第四戦のように…。

これに対して、打線で優位に立っているソフトバンクがコツコツと得点を重ね、見事勝利を手にしました。



八年ぶりの日本一。
映像では王監督やオーナーの孫さんが嬉しそうにしていました。
チームを優勝に導いた秋山監督は…泣いていました。

インタビューで最初に出た言葉は『しんどかった』です。

寡黙で、ポーカーフェースな秋山監督。
圧倒的有利の下馬評に、内心では相当なプレッシャーを感じていたんだな…と思いました。
携帯がソフトバンクであるくらいしか接点の無い私も、秋山監督の涙にホロっときちゃいました。
おめでとう日本一!


長文駄文になりましたが、纏めると、

・本番で普段通りの実力が出せるよう、日頃から意識する。
・型にはまらず、リソースを最大限活用する。
イケメン監督は涙も似合う。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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仕事を効率よくさばくコツ

2011-11-22 23:27:54 | 11期生のブログリレー
皆さんこんばんは。木内です。

今日は、日ごろの反省点も鑑みて仕事を効率よくさばくコツを整理してみました。

1.残業ありきで考えない。
定時以内に終わらせられるように日々の作業を段取りするということです。
残業前提だとどうしてもだらけてしまいます。

2.一つの作業を終わらせてから次に移る。
単一の作業に集中できればよいのですが、複数の作業を抱えている場合、
どれも中途半端に進めるのではなく、これと決めた作業を終わらせてから次に着手する。
これにより完了目標の時間も明確になり、集中力もアップします。

3.ドキュメントを整理する。
忙しいとPCのデスクトップがファイルだらけになったり、紙の書類の管理が雑になります。
多少時間がかかってでもフォルダを作成する、インデックスを張りバインダーに閉じる作業を意識します。

どれも当たり前のことですが、忙しいと疎かになりがちなので、常に意識したいところです。
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仕事に追われる毎日からの脱却

2011-11-21 01:38:10 | 11期生のブログリレー
こんばんわ、末宗です。

最近、仕事に追われている日々を過ごしていたので、
「仕事に追われる毎日を変えよう」という本を本屋で見た時、
ついつい手にとって買ってしまいました。

そこで気になった箇所を纏めてみます。
◆仕事に追われる人の悪い習慣
・考えてばかりでは進まない
・締め切りに間に合えばいいと思っている
・完璧にこだわる

◆「すぐやる人」の考え方
・いつまでにやりますと宣言する
・なんでもすぐに電話をする

◆要領がいい人の仕事の進め方
・ついでにできることを見つける

◆上手に人を動かし仕事をまわす
・目的・目標を共有する
・徹底的に確認する
・進捗管理の仕組みをつくる

◆残業しないチームにしよう
・会議は終わり時間をきめておく

上記を少し意識して仕事に取り組んだところ、
若干は改善されたような気がします。
まだまだ改善の余地があると思うので、
もっと意識して作業の効率化を図りたいです。
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