東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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質問力

2012-02-20 19:55:10 | 11期生のブログリレー

こんばんは
11期生の静永です。

突然ですが、先日、演習セッションが数多く用意された研修にて、チューターをさせていただく機会がありました。

研修の内容を簡単に説明しますと、おおよそ以下のようになります。

  • 研修参加者が過去(もしくは現在進行形)のプロジェクトを振り返り、課題をカードに書き落す
  • 模造紙にカードを配置し、矢印で繋いでいくことで、課題を構造的に整理していく
  • 課題を一つ選定する
  • 事前に用意されたテンプレートに従った内容を記入していきながら対策を検討していく


チューターの役割は、演習セッションで3人程度のグループを担当し、会話や質問をしていくことで課題に気付いてもらったり、対策に気付いてもらったり、というお手伝いが主要なものになります。

前半は参加者各位が自分の課題を振り返っていただいたのですが、後半の対策検討部分ではグループで一つ課題を選び、チューターを入れて3~4人で一緒に検討していく内容となっていました。

特に後半では、いわゆる「ファシリテーション」能力が重要になり、グループの意見をいかに方向付けるか、議論をいかに活発にさせるか、といったことが求められました。

議論を活発化させることが気になっていた私は、どうすれば会話(議論)が活発なものになるか(沈黙したり手詰まりにならないか)について、あれこれ考えたり、Internetで調べたりしていました。

そんな中で遭遇したのが「質問力」のような考え方。

巷にも関連した書籍は数多く出版されてまして、自宅にも多分「質問力―論理的に「考える」ためのトレーニング」と「コンサルタントの「質問力」」があったような記憶があります。

今回はそこら辺とは違い、職場の同僚が所有していた「ワークショップデザイン」という書籍で遭遇。こちらの中で「熟達編」として位置付けられている章「ワークショップ・デザインの力を高める」の中に、「テーマ~問いの日本語を練り上げる」というパートが用意されていました。

その中では小見出しで「問いは思考と行動の起爆剤だ!」とか「問いを何種類もつくり、しっくりくるものを選ぶ」といった記述が目に付きます。

実務補習や育成塾での実務従事でも、確かにどんな聞き方するか事前にかなり考えていたなぁ、と思い出しながら妙に納得してしまったんですが、さらに参考資料として紹介されているものをInternet経由で調べていくと、かの有名なアインシュタイン氏にこんな言葉があるそうです(こちらから引用しました)。


If I had an hour to solve a problem and my life depended on the solution, I would spend the first 55 minutes determining the proper question to ask, for once I know the proper question, I could solve the problem in less than five minutes

(個人的な意訳)
もし問題を解くのに1時間用意されていて、人生がその解決策に左右されるなら、55分は適切な質問を決めるのに使うだろう。一旦適切な質問が分かったら、問題は5分もかからず解けるだろうから。


さすがに5分で解けるのはアインシュタイン氏の頭脳があるからではないかとも思いますが、とにかく「適切な質問」を見つけることは、これ程までに重要なことだそうです。

当初の予定では、質問を見つける方法として、

  • 「型」に注目したり(Yes/Noで答えられる、どれ/誰/何処など事実で答える、なぜ/どうやってなど解釈が含まれる)
  • 範囲に注目したり(個人/チーム/部門/会社/社会/国など)
  • 言い回しを変えたり(「~すべきか?」を「~したいか?」に変えるなど)

といったことを書いていこうかと思ったのですが、予定以上な長さになりましたので、かなり話のまとまりが悪いですがこの辺にしたいと思います。

このブログを読みに来られる方々や、育成塾の人達なら、実務で様々な質問を考えたり、1年3年10年といった長期目標を考える時に自問自答したりで、この内容でも何か感じるものがあるかと思いますので。

では、少しでも今回の内容がお役に立つことを祈りつつ、終わろうと思います。

長文、最後までお付き合いありがとうございました。

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寒さに思う

2012-02-19 13:09:18 | 11期生のブログリレー

こんにちは。11期生の藤本です。

寒い日が続きます。特に今年は寒すぎます。

ふと思ってしまいました。『本当に地球は温暖化しているのか??』と。

映画『不都合な真実』(2006年US)は、アル・ゴア元米国副大統領のプロパガンダだったのではないかと。笑

あまりにも専門外のため、この仮説を論証することはできませんが、、

この映画により『地球温暖化問題』がますます社会性を帯び、環境ビジネスにドライブがかかっていったことは事実だと思います。

こうした社会性を背景にして行うビジネスは生活者の共感を得やすいため、成功する可能性が高い。

今や一般化したキシリトールガムも、世界的に著名な医学博士によるニュースリリースを発信し、

多くの報道で『土壌作り』『社会性を獲得』してから広告活動を行っていきました。

いわゆる『戦略PR』と呼ばれているものです。

ボルビックの『1L for 10L』キャンペーンも社会性を背景に成功したキャンペーンの好例です。

こうした『社会性』を構築していくことは簡単ではないと思いますが、

常にアンテナを張っておいて、社会性を大切にした提案をクライントにできたらと思っています。

 

 

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2月は話し方の月間になりました

2012-02-18 13:05:49 | 11期生のブログリレー

みなさん、こんにちは。
大草です。

2月の育成塾は話し方やプレゼンテーションの仕方の講義でした。
プレゼンをして、その評価・アドバイスを頂けたのですが、
「やわらかく優しすぎるから頼りなくみえる」「声が小さい」
「もっと強弱をはっきりさせてメリハリをつけられるとよい」といった指摘をうけました。

録音した自分のプレゼンを聴いてみると、確かにメリハリは不十分ですし、声も小さかったです。
それから文節で区切って話す癖がありました。緊張しているときは、この癖がでやすいようです。
プレゼンの練習をして当日臨んだのですが、自分で思うよりもできていないものですね。

そして、先週末は朗読コンサートに行ってきたのですが、声にとても力があるので
聴いていて心地よいですし、話に引き込まれました。
楽しい時を過ごすことができました。
ああいう風に発声できるように、話せるようになることを
目指していきたいと思いました。

また、今月はボイトレでも変化がありました。
今月は今までとは違う先生に教わっています。
違う先生に教わると、また違った気づきがありますね。
プレゼンの時だけでなく、レッスンでもなかなか思うようにできていないのですが、
本当にいい声を出せた時は、体の中が響いて声が出ている感覚がありました。
体全体で発声するとはこういうことなのですね。

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リートの経営分析(第2回)

2012-02-17 22:49:35 | 11期生のブログリレー

 今晩は、才村です。

 

 「推奨銘柄に投資したのに損してしまった」と言われても、私は補填できるほどお金持ちではありませんので、今回から会社名をイニシャルにしました。なお、数値は、各社決算説明資料からの引用または私の計算値です。

 今回は安全性、成長性、有望投資先を取り上げました。

 

 まず、安全性です。自己資本比率  LTV  DSCR 信用格付け

M社(11年9月期) 48.9%  46.1%  7.7  AA(JCR)

N社(11年6月期) 51.4%  46.5%  6.5  AA(R&I)等

K社(11年10月期) 54.6%  40.3%  6.2  A(JCR)

(注)LTV(Loan To Value、総資産有利子負債比率)

   =(借入金+投資法人債)/総資産

  DSCR(Debt Service Coverage Ratio、借入金償還余裕率)

  =NOI(償却前事業利益)/元利返済額

 

⇒K社は自己資本比率が高く、LTVが低くて、数値上は安全性が最良です。信用格付けは、M社とN社が業界上位にあり、K社は業界中位以下です。借入金支払い能力は各社十分余力があります。数年後に予想される金利上昇と機動的な資産購入のための借入余地を考慮すると、LTVの低い方が優位にあります。

 

次に成長性です。5年前(2006年)と比較しました。

         総資産成長率  営業収益成長率  純利益成長率

M社(11年9月期) 1.89倍    1.60倍    1.23倍

N社(11年6月期) 1.30倍    1.16倍    0.89倍

K社(11年10月期) 1.72倍    3.53倍    1.44倍

 

⇒各社とも総資産の成長に比較し、純利益の成長が追い付いていません。特に、N社は業界第1位の資産規模ながら、純利益が5年前に比べて減少しています。東京駅周辺にあるような巨大新築ビルが大量開業して東京のオフィス供給量全体が需要に比べて過剰気味であることによる賃料低下が原因です。気が早いかもしれませんが、オフィス賃貸業はガソリン販売業と同じように斜陽産業になってしまうのでしょうか。

 

 最後は有望投資先の検討です。ただし、投資口価格の変動が大きいので、有利な投資タイミングは底値の時です。

          経常利益率 営業外費用率 含み損益 PBR 分配金利回り

M社(11年9月期) 51.8% 11.4%  -2.2% 1.1倍 5.7%

N社(11年6月期) 31.9% 10.5%  +5.4% 0.9倍 4.2%

K社(11年10月期) 33.6% 15.4%  -9.4% 0.5倍 7.5%

 

⇒投資家:金融機関への概略配分比率(経常利益から投資家に分配金が払われ、営業外費用が金融機関に払う借入金・社債の利息を表しているが、M社は4.5:1、N社は3:1、K社は2:1であり、投資家にとってM社が最も有利です簿価に比べて時価が低く資産劣化が進んでいると実態の資産価値が低くなりますので、含み損益も要着目項目です。不動産投資で重視されるNAV(時価純資産)倍率が公表されていないので、代わりにお馴染みのPBRを比較すると、N社、K社は割安であることが分かります。最後に分配金利回りを見ると、N社がリスクの低さで市場から評価されています。(両データの出典:東証・証券会社ホームページ2月17日付)

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近所のコンビニが苦痛

2012-02-16 12:00:00 | 11期生のブログリレー

こんにちは、2月16日木曜日、寒天の日のランチタイム
を迎えました。第11期生の小林です。

11月から携わらせていただいた実務従事が日曜日の最終報告をもって
一旦完結しました。業界のこと、ヒアリング方法、打合せの進め方など
多くの学びがありました。

育成塾の実務従事でも感じたことですが、業界やその会社に対する知識、

情報格差が大きい中で何か提案すると言うのは本当に難しい。


提案内容には「そんなことわかってる」なんていうことも含まれてしま
います。

でもこれは仕方ないことかもしれません。

「当然わかってることを整理し提示することで改めて認識を深めていた

だく」と言うのも価値のある提案だと思っています。


さて、本日は、チェーン店のサービスについて最近思う事について書か
せていただきます。

今に始まったことではありませんが、自宅近くのコンビニの店員さんの
接客がひどすぎます。
態度が悪いとは言えませんが、接客をしようという気持ちがなく、とにか
く動きが気持ち悪いんです。

相当ベテランらしくテキパキしているのですが、
「まいどっ、ありがと~ございま~すぅぃ~つ。」といった感じで全く心
がないだけでなく、自身だけ気持ちいいだろう奇妙なリズムで挨拶をするんです。

これに加え自身だけカッコいいと感じているだろう北斗のケンのレイの様
なレジさばき。行くたびに腹立たしい気持ちにさせられます。




このコンビニだけならまだ良かったのですが、たまにいく弁当屋のベテラ
ン店員さんにも同じような症状が見られます。
「少~々~お時間を~いただき~ますが~よろしいでしょうか~~ルンルン♪」
(抑揚がスゴイことに)

程度の差こそあれこういった接客をする人はどこにでもいるように思います。

こういった人、
またはお店の共通点としては、

 ・チェーン店である
 ・どちらかと言えば作業が単純である
 ・ベテラン店員である

の様なことが上げられます。

この様な症状が出るに至った背景を推測してみます。

 ・接客や作業のマニュアル化によって、単純作業が一層単純化
 ・業務に慣れ過ぎ飽きを感じたベテランが楽しみを見出そうと少し遊び心を加え
 ・遊び心がオリジナリティに変わり定着
 ・本人は思考が停止し何が普通かわからなくなっている
 ・上司、同僚は見慣れてしまいその奇妙さに気が付かない

こんな感じでしょうか。

直ちに改善するか、このまま新たな観光の顔となるくらいまで研ぎ澄まして欲しい
と思う今日この頃です。

そしてまた今日も気持ち悪い接客のコンビニに立ち寄るのでした。。。

では、今日はあたりで失礼します。

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