Come On Let's Go (MOJO Magazine) / Various Artists (2012)
2012年4月号の洋音楽誌「MOJO」の付録CD。今回はこういった雑誌付録のコンピレーション・アルバム常連のポール・ウェラー(Paul Weller)が選曲で、「A Modern Day Jukebox」というテーマ。この場合の「Modern」はもちろん彼の出自でもある「Mod」。つまり現代モッズのショーケース、という感じか。
「MOJO」誌でも「UNCUT」誌でも付録CDで一番登場回数が多いのは彼ではないだろうか。それだけセンスの良さを買われていて、確固たる芯を持ったアーティストとしてリスペクトされている証拠だろう。自分はその隙の無さというか優等生っぽさがしっくりこない時があるのでジャム(The Jam)以降の彼の作品はあまり聴いていない。完全にただの天の邪鬼ですが…。でも彼が編集したこういうアルバムを聴くと、やっぱりかっこいいんだな、これが。ワールド・ワイドに著名なアーティストは2、13、14、15ぐらいだろうか。本当は個人的にはあまり無名のアーティストばかりのコンピを聴くのは苦手だが、ジャンルは違えど全体の雰囲気はモッズらしい新しいR&Bを中心としたカラーがしっかりとあり、ちょっと軽く言えば「オシャレ」。さすが、雑誌のインタヴューで「今まで長年一線でやってこられた秘訣は?」と訊かれ「禿げなかったから」とマジで答えるおしゃれ番長です。
01 Come On Let's Go - Broadcast
02 Free Will And Testament - Robert Wyatt
03 Young Bride - Midlake
04 Isabel - Baxter Dury
05 The Ride - Joan as Police Woman
06 Night All Night - Diagrams
07 Map Of An Englishman - Erland and the Carnival
08 Sarah - Declan O'Rourke
09 Black Harvest - Cow
10 White Winter Hymnal - Fleet Foxes
11 Alter Ego - Tame Impala
12 Coleen - Joanna Newsome
13 A Case For Vinyl - Tim Burgess
14 River Man - Paul Weller
15 Love Is A Losing Game (Live) - Amy Winehouse