ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

しげ吉 (2) @岐阜県関市

2014年09月12日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県関市の超人気鰻屋「しげ吉」に再訪。この日は混むと分かっているお盆休み。自分なら絶対避けたい日だったが、遠方から連れが来て、どうしても行きたいという事だったので、仕方なく訪問した(偉そうにすいません)。お店の開店時間は11時だが、もちろんその前にと30分前に店に到着。ただ…店舗周辺はもうカオス状態(笑)。行列があるのだが、列を離れている人もいて、何組待ちかも分からない。整理員のおじさんも出動しているが、基本的には道路に一時停止する車を誘導するのが仕事のよう。とりあえず列の最後尾と思われる場所に並ぶ。駐車場も大混雑で、近隣の他県ナンバーのみならず、関東、関西ナンバーまでいっぱい。お盆だから帰省している人達も多いんだろう。店からは案内が何もないので不安だったが、開店時間になると女性店員が順番に人数確認をし始めた。以前はフードコートで使うような呼びベルが渡されたが、今回は何も渡されないので、自分の番が何時くるのかは全く分からない。大丈夫だろうか?

以前はかなり待った覚えがあるので、なんとか時間を潰して、試しに1時間程して戻って店の中に入ってみると、自分の2組前に並んでいた人が呼ばれている。危ない、危ない。皆が待っているレジ横に焼き場があって煙もうもうなので、腹を減らして待つ身にはつらい。結局それからすし詰めの店舗内で10分程待って呼ばれたので、この日の待ち時間は開店前を合わせて都合100分程。もうこの時点で昼の分の鰻は終了との事。いやぁ、相変わらず凄い人気です。自分ひとりだったらこんなに待てないが…。それはさておき、小上がりの相席のテーブルに座って、丼の並(自分)と上(連れ)をそれぞれ注文した。

20分程して丼が運ばれる。素晴しい香り(待ったしね…)。鰻はカリッとした食感がありつつも口に入れるとふわっとしており、焼き加減も申し分ない。混雑していても雑じゃない。ここの場合いつも混んでるから同じ事か。この日のたれはいつもよりやや多めだったが、バランスは崩しておらず、旨い。自分の愛用している山椒と同じ銘柄の山椒(と思われる)をかけると、鮮烈な香りが加わり、より風味が増して、すこぶる旨い。よく、鰻が本当に好きな人は山椒なんてかけない、あるいは鰻が旨ければかける必要がない、って語る人がいるが…山椒にもよると思うんだけどなァ。これに肝吸いと漬け物がつく。同行した連れ(鰻が大好物)も満足したようだ。よかった、よかった。それにしても鰻の値が下がる日は来るのだろうか…。(勘定は¥2,600/並)

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しげ吉

岐阜県関市山王通1-3-29

 

( 関 せき しげよし うなぎ 鰻 うなぎ丼 鰻丼 うな丼 うなどん )

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Tin Machine / Tin Machine

2014年09月12日 | クラシック・ロック

Tin Machine / Tin Machine (1989)

久しぶりに聴いたデイヴィッド・ボウイ(David Bowie)のティン・マシーン(Tin Machine)。ボウイが自身のキャリアをリセットしようとバンドを組み、ハードなロックに向かったこのアルバムが発売されたのが1989年。このファースト・アルバムの後に「もうヒット曲は演らない(嘘ばっかり)ツアー」を敢行して来日したので、ボウイの中で、なんとか自分のキャリアに染みついてしまったぬるい部分を払拭しようとしたことが伺える。このアルバムが発表された頃は悪あがきにしか感じられず、1990年の来日も全く興味が湧かなかったが、こうして時を経て聴いてみると、そのクオリティはなかなか。セカンドを聴いた時にも思ったが、ストレートなロックンロールで、あまり商業的な成功が無かったのは充分理解出来るが、なかなか素晴らしいクオリティのアルバムだ。

イギー・ポップ(Iggy Pop)のバンド・メンバーだったセイルズ兄弟(Bs,Drs)を屋台骨にして、それまでのポップを極めてしまったボウイがそこから脱却しようとしているのが分かる。ただそのストレートなアプローチから、ジョン・レノン(John Lennon)の曲を演ったり、陳腐な曲展開や、リフがあるのはご愛嬌か。それでも発表された当時に聴いた時よりもずっと素直に楽しんで聴けた。この路線が長く続かなかったのは仕方のないところだが、この後の「Black Tie White Noise」ではまだ中途半端なところも散見出来るものの、その後はオルタナティヴからの影響を隠そうとはしなかった。その時々で、流行や時代の流れに翻弄されつつ、消化していくのは彼の得意技だから、どうしても通るべき道だったのだろう。ボウイ版「バンドやろうぜ」。

中古店にて購入(¥280)

  • CD (1989/5/23)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Capitol/Emi/Sbk/Chrysalis

 

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