ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

山本屋本店 大門本店 @名古屋市中村区・太閤通

2014年09月02日 | 名古屋(中村区・西区)

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名古屋名物「味噌煮込みうどん」で有名な店と言えば「山本屋」。この地方出身でない人にも名前は知れ渡っているが、実は同じ山本屋でも2つの系列があり、この地方の人でも混同している人が多い。自分も昔は気にもしなかったので、どちらの店で食べたのかなんて考えたこともなかったけれど、最近はネットや書物のおかげでいろいろと背景を知ることが出来る。自分も見た事があるが、以前はこの2店、各ホームページ上でもあからさまに敵対意識むき出しだったけれど、今はどちらも抑えているようだ(笑)。以前からこの2店の味噌煮込みはこの地方においてもちょっと特殊だと感じていたので、この地方の食べ物を見直して食べまわるようになったのを機に、改めて食べてに行ってみた。

まずは「山本屋本店」の大門本店。大門(おおもん)とは名前からも想像出来るように、その昔は花街だったところ。中村遊郭の名は全国に知れ渡っていたらしい。以前、この付近を自転車や徒歩で散策し、残っている遺構を見て廻った事もある。店は太閤通に面していて、駐車場は100m位離れたところに13台分ある。車を停めて店へ。

店はごく普通のビル。広々とテーブルがとってあり、小上がりと奥に厨房が見える。階上や座敷があるのかは分からないが、思ったよりも席数は少ない。さっそく基本の「味噌煮込みうどん」を注文。味噌煮込みにはご飯というのが定番だけれど、最近食べすぎなので我慢。すぐに小鉢に入った漬物(胡瓜、白菜、玉葱スライス)が運ばれてくる。確認はしなかったが、お替わりが可能とのこと。

しばらくして定番の穴の開いていない蓋がかぶされた土鍋が運ばれた。この蓋は受け皿代わりに利用する。濃い色の出汁をすすってみる。意外とサラッとしていて旨い。自分の過去の記憶だともっと濃くて、しょっぱいイメージがあったのだが…。中にはひね肉が1片だけ入っていた。麺をひと口。硬い麺だとは思っていたが、これも過去の記憶のように芯が白く残ったようなものではなく、やや硬い程度。悪くない。自分の記憶はもう一方の山本屋? それとも支店の違い? それともあまりの長い年月に、その特徴が増幅して記憶されたのかな? 何しろ久しぶりにおいしくいただいた。ちょっと値段は高いが、やっぱり食べてみないと分からないなァ。次は総本家の方に行ってみないと。(勘定は¥1,080)

↓ 近くの大門銀座(左)と味のある意匠の中華料理店(福盛楼) ※廃屋です

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山本屋本店 大門本店

愛知県名古屋市中村区太閤通6-5

(山本屋本店 山本屋 山本屋総本家 やまもとや おおもんほんてん みそ煮込み)

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