ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

てんぐ @名古屋市熱田区・金山 (※閉店)

2014年09月18日 | 名古屋(熱田区・中川区)

(更新されていないが)ここの店のホームページにたどり着いた時に、「金山地区で最も古い居酒屋」という記述を見かけた事があったので、一度入ってみたかった居酒屋「てんぐ」。金山橋を渡った線路沿いの角にあった。店に入ってカウンターに座る。確かに店は古い感じだが、いわゆる老舗っぽい雰囲気ではない。60年代末頃の創業になるのかな。「昭和酒場」といった感じと言えば想像してもらえるだろうか。調理場には男性が1人、給仕にも男性が1人。近所のサラリーマンと思しき先客が何組か入っている。

まずお酒を注文。燗酒を頼んで銘柄を聞くと上喜元(山形)とのこと。吟醸酒で有名な蔵だ。外看板には大きく「國盛」(愛知)と出ているので、燗酒ならそれが出てくると思ったが、色々変えているのかな。2合徳利で運ばれた。最近大きい徳利は珍しい。やや酸味が強めのお酒だった。つまみにはこちらの名物料理だという活どじょうの唐揚を注文。創業の頃からあるメニューだそうだ。自分の目の前に生きたどじょうが入ったプラスチック水槽があり、そこから何匹かすくい出して調理が始まった。外がまだ明るいので店の横を駅に向かって歩く人が見える。

演歌が流れる店内で、どじょうの唐揚をつまむ。独特の食感はあるが、天ぷらにするとクセはあまり感じない。そのまま塩味で食べた。これはビールの方がいい感じ。次は砂肝を追加した。冷蔵ガラスケースの中には良さそうな魚も並んでいた。そんな魚を選んで一杯やるにはいい感じのお店だ。残念ながらこの日は店の中に華がなかったが…(笑)。(勘定は¥2,000程)

呑み処 食べ処 てんぐ

愛知県名古屋市熱田区波寄町21-1

 

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