まだ日中暑かった頃に小牧駅の西にある果物屋「ヤオカネ」へ寄ってみた。創業は大正2年(1913)。すぐ近くのたこ焼き屋「ほていや」の前の道路は待ちの車の大行列…。それを横目に店へ。ヤオカネの店前の駐車場は4台分しかないが、中に入ると大賑わい。こちらには喫茶コーナーがあり、朝はモーニング・サービス、ランチはパスタやご飯ものから、うどんまであるという店なのだ。みんな車をどこに停めているんだろう…。たぶん向かいの…(笑)。フルーツ関係のメニューはもちろんだが、夏はなんといっても季節のフルーツをたっぷり使ったかき氷が人気だというので、それ目当て。でも待ちが出ていて、仕方なしに待ちリストに書き足してもらう。店の中にはアイスクリームやジュースのコーナーがあり、そちらはいつでもすぐに買えるようだ。他にはフルーツはもちろん、食品も陳列してある。席が少ないのと、食事をしている人もいて、みなさんごゆっくりなので回転はあまりよくなさそう。
15分ほど待っただろうか、やっと呼ばれて2人掛けの席へ。広くないこちらのコーナーの専従スタッフは5名ほどもいるようだ。周りは予想に反してパフェを食べている人が多い。そっちにグッと惹かれたが、初志貫徹して一番人気だという「桃のフラッペ」を注文した。しばらくして運ばれたフラッペは、こんもりと盛られており、上からたっぷりと桃のシロップがかけられている(底にもあり)。しかも別容器にもまたシロップが。桃は4切れ程。旨くない訳がない。”フラッペ”っていう名前だとお祭りの出店で出るような硬い氷を想像してしまっていたが、フワッとした口当たりのいい氷で、口中が桃の香りと甘さに占領されて、ひんやりとこの上なく幸せな気分に。掘り進んだ白い部分に別容器のシロップを垂らし、さらに桃まみれに。この2日前にちょうど桃の頂き物をしたばかりだったので分が悪いかなと思ったが、やっぱり旨い氷だった。次はフルーツのパフェか、フルーツの盛り合わせで。(勘定は¥600)
↑ 小牧宿の旧・上街道(木曽街道)沿いに建つ町屋、1800年代初頭に造られたという「岸田家住宅」(修復・復元)。以前は別棟や蔵もあったそうだ。
果物専門店のデザート工房 旬の店 ヤオカネ (旬果工房 FRU果)
愛知県小牧市小牧3-182
( 小牧 こまき やおかね フルーツ 旬果工房 FRU果 果物 かき氷 フラッペ 生ジュース ラピオ 老舗 果物屋 くだもの屋 モーニング 近代建築 指定有形民俗文化財 )