Hand To Mouth / General Public (1986)
ザ・ビート(The Beat)解散後、主要メンバーだったデイヴ・ウェイクリング(Dave Wakeling)とランキン・ロジャー(Ranking Roger)が中心となって結成されたジェネラル・パブリック(General Public)。最近まで知らなかったが、ごく初期には元クラッシュ(The Clash)のミック・ジョーンズ(Mick Jones)もメンバーだったとか。ベースに元スペシャルズ(The Specials)のホレス・パンター(Horace Panter)、キーボードに元デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ(Dexy's Midnight Runners)のミッキー・ビリンガム(Mickey Billingham)を迎えた、言わばスーパー・グループ。ファーストはアナログで所有し愛聴していたが、このセカンドは購入していなかった(調べてみたらちゃんと日本盤も発売されていた)。ポリス(The Police)のスチュアート・コープランド(Stewart Copeland)の兄貴、マイルス・コープランド(Miles Copeland)が設立したI.R.S.Recordsからの発売。この再発盤には以下の8曲のボーナストラックが収録されている。
11. General Public (12' Version)
12. Limited Balance
13. All The Rage
14. Taking The Day Off
15. Day To Day (Live)
16. Where's The Line? (Live)
17. Tenderness (Live)
18. Hot You're Cool (Live)
ファースト「All The Rage」の主要曲のライヴ・ヴァージョンも含まれていて、なかなかクオリティが高い。オリジナル・アルバムは、スカの風味がすっかり影を潜めていて、80年代らしいポップな曲がほとんど。もともとそうでない曲も多かったので違和感は無い。逆にトースティング(掛け声他)のランキン・ロジャーの役割というか、立ち位置がぼやけてしまっている感も…。ただ特徴的なデイヴのヴォーカルや、ややトロピカルな曲調は健在で、当時はしっかり評価されなかったも同然だけれど30年経ってもちゃんと聴けるクオリティ。ただ各曲の完成度は別として、アルバムとしての色に乏しいのも確かで、2、6、8がシングル・カットされたようだが、それらも何となく埋没してしまっている(改めて聴くといい曲なんだけれどなァ)。
中古店にて購入(¥540)
- CD (1993/1/26)
- Disc : 1
- Format: Import
- Label : Capitol