ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Best Of Freddie King / Freddie King

2017年05月14日 | ブルーズ

The Best Of Freddie King / Freddie King (1990)

ブルースで3大キングと言えば、BBキング(BB King)、アルバート・キング(Albert King)、そしてこのフレディー・キング(Freddie King)とよく言われる。これはちょっと酷いジャケット・デザインだが、フレディー・キングのベスト盤。なぜこの盤が目に留まったかと言うと「Shelter Records」から発売されていたものだったから。あのレオン・ラッセル(Leon Russell)が主幸したレーベルで、この盤もプロデュースのクレジットをデニー・コーデル(Denny Cordell)とドン・ニックス(Don Nix)と分け合っている。フレディー・キングが一時でもシェルター・レコーズに所属していたとは知らなかったので興味が涌いた(3枚アルバムを発表したんだとか)。ちなみにCD化にあたってのエンジニアはスティーヴ・ホフマン(Steve Hoffman)。あの辺の音が好きな人ならワクワクしてしまう面々が揃っている。

フレディー・キングと言えば、60年代初期のクラプトン(Eric Clapton)らにカヴァーされた「Have You Ever Loved A Woman」や「Hidaway」で有名だ。このシェルター期にもジェフ・ベック(Jeff Beck)やストーンズ(The Rolling Stones)にカヴァーされた「Going Down」がある。60年代頃までに活躍したブルース・アーティストが70年代に入ると、彼のような大物も含めて白人アーティストや白人プロデューサーに接近して(無理矢理引っ張り出され?)引っ掻き回され、一部は陳腐化、一部はカルト化(笑)した。そんな感じを予想して聴くと、この盤のフレディー・キングは楽曲の質も高く、陳腐化は逃れているしなかなかイイ。自分もブルースの大御所アーティストの70年代の作品を聴くようになったのはまだ最近だが、意外とハマっている。

中古店で購入(¥300)

  • CD (1990/4/2)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Dcc Compact Classics

 

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中村屋 @名古屋市中村区・中村公園 (※閉店)

2017年05月14日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

名古屋駅の西、中村公園付近を散策。ちなみに歌舞伎の初代中村勘三郎(中村屋)も実はこの地の出身なんだとか。豊国神社(明治18年創建)や公園内にある建物を観賞した後に寄ったのは公園内のお休み処「中村屋」。詳しい方のブログによると創業は大正2年(1913)頃だとか。公園が開園したのが明治34年(1901)というから、ほぼ同じ歴史を経ていることになる。近くの遊戯施設では子供が嬌声を上げていて家族連れが多いが、店の中はというと別の雰囲気の客でなんとほぼ満席。そうこちら、公園の北にある競輪場のせいかそちら方面の客が多く、テレビや新聞で情報を得ながら一杯やっている人がほとんど。

席に着くのは諦めて、みたらし団子でもいただこうかと尋ねたが、あいにく売り切れ。そこで残っていた「きなこだんご」を注文した。団子の注文は2本から。店は夫婦でやっていらっしゃるらしく、あれもこれもと忙しそうだ。「きなこだんご」を受け取り外に出て、ゴザの敷いてある席に座っていただく。陽気がいいので気持ちがいい。団子は小ぶりで、かなり甘い味付けのきな粉砂糖がたっぷりとまぶしてある。麺類、田楽などいろいろある店だが、次は競輪の無い日に(笑)寄ってみようかな。(勘定は¥140)

※閉店されたとのことです(2019年1月末現在)

 


 

↓ 公園内にある「中村公園記念館(旧・迎賓館)」(明治42年・1910・建造、後年改修)。名古屋に行幸した当時の皇太子(後の大正天皇)の休憩所として使用された建物。

 

 


 

お休み処 中村屋

愛知県名古屋市中村区中村町茶ノ木 中村公園内

 

( 中村公園 なかむらこうえん 中村日赤 なかむらや 田楽 でんがく ラーメン 名古屋競輪場 豊国神社 茶屋 茶店 休憩処 近代建築 認定地域建造物資産 )

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