ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

鶴岡屋第三支店 @岐阜県大垣市

2018年06月18日 | 岐阜県(西濃)

東大垣駅近くに残る全国でも希少な「ねじりまんぽ」を再度観察に。小さな駅にバイクを置いて歩いて近辺を散策。過去既に見ている場所だが、駅側から歩いていくとちょっと新鮮。ついでに揖斐川に架かる重要文化財「旧・揖斐川橋橋梁」まで行くとなぜか半分だけ再塗装されていた。

そこから昼飯にバイクで向かったのは静里町にある麺類食堂「鶴岡屋第三支店」。本店はもちろん久瀬川町だが、”第三”ということは第二もある。実は以前に第二支店も第四支店も現場まで行ったことがあるのだが(←ヒマか)、西大垣駅前の第二支店はすでに建物が無く、長松町の第四支店は閉店したようだった。こちら第三支店は本店よりもかなり大きい建物に見えるが、暖簾をくぐって中に入ると店舗部分はそう大きくない。本店に勝るとも劣らない人気ぶりでほぼ満席。その後も次々と客が入ってくる。テーブル席に腰掛け品書きを眺める。といってもやはり鶴岡屋といえば「かつ丼」。決め打ちで来ていたので「かつ丼」を注文。本店は”上”にすると目玉の玉子がのるが、こちらは品書きの写真にとじ玉子がのった写真が載っていたので本店と仕様が違うようだ。

注文してからあっという間に配膳される。丼ぶりの上にのったかつは3切れ。厚みはあまりなく脂身の少ない部位のよう。本店と同じ組み立てかどうかは分からないが”あのタレ”にどっぷりと浸かっている。ソース味とも醤油味とも言えないしっかりと濃くて甘酸っぱいタレ。旨いのだがタレが多めで、ご飯が軟らかめの炊き上がりということもあって、ややバランスが悪い。漬物と出汁感薄めの味噌汁を挟みながら平らげた。他の客を見ていると本店と違い「かつ丼」ばかりということもなかったので、次は違うものにしてみようかな。(勘定は¥850)

本店の記事はこちら

 


 

↓「甲大門西橋梁(こうだいもんにしきょうりょう)」(明治20年頃・1887・建造)。どうして”まんぽ”というのか知らないが、煉瓦がねじったように積まれているのが特徴。中に入ると不思議な感覚になる。これを明治時代の職人がひとつひとつ積んでいったかと思うと感慨深い。

 

 

 

↓ えらく桁の低い「乙大門西橋梁」(甲大門西橋梁と同時期の建造と思われる)。すぐ近くなのにこちらはねじられていない煉瓦拱渠(こうきょ)。線路に対して直角だからなのかな。

 

↓ 樽見鉄道樽見線の小さな「東大垣駅」近くにはJR東海道線が並走しており、ここから北へ分かれていく。1両編成の電車がのんびりと時間合わせ。

 

 ↓ 揖斐川に架かる国の重要文化財「旧・揖斐川橋橋梁」(明治19年・1886・建造)。歩行者と自転車専用の橋だが半分だけ茶色に塗り直されていた。予算の関係?権利の関係?

 

↓ 馬場町で見つけた雰囲気ある立派な門と日本家屋に隣接した洋館のある建物(建築詳細不明)。一般住宅だがすでに主は不在のようで荒れていた。

 

↓ 久しぶりに「三甲テキスタイル株式会社(旧・後藤毛織分工場)」(大正2年・1913・建造 )の横を通ったら隣に商業施設が出来ていて、駐車場から事務所棟がよく見えるようになっていた。

 

 

↓ 敷地内には道路際の倉庫(大正3年・1914・建造、写真上左)以外にも煉瓦造りの工場建物が。

 


 

 

静里 鶴岡屋 (鶴岡屋第三支店)

岐阜県大垣市静里町1133

 

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