酒を呑みたい自分と、蕎麦くらいの軽いものにしたい嫁、それに腹一杯喰いたい豚児との折衷案で岐阜県関市の「和蕎庵」に再訪。店に入ってテーブル席に陣取る。まずは「菊正宗」の樽酒を2合。猪口(ぐい呑み)は選べるのだが、前回と変わらず自分好みの白磁の薄い猪口は無いので無難な陶製の物を選択。キクマサの大きい方の徳利で運ばれる。小皿に味噌玉(蕎麦の実と味噌を練ったもの)が付いてきた。ちょっとの事だけれどこういうのが酒呑みには嬉しい。以前も感じたが、ここの給仕の女性はてきぱきとした客捌きでとても感じがいい。慇懃無礼でない自然体な受け答えなのも素敵。
つまみには「烏賊の天ぷら」と「椎茸の天ぷら」を注文。「烏賊の天ぷら」は4切れ。この日の天ぷらは衣がサクッとはいかずあまり調子が良くない。塩でいただく。「椎茸の天ぷら」はかなり小さめのものが3つ。いくら何でも単品ならもうすこし大きめのものでないと天ぷらでは風味が楽しめない。これも塩で。嫁は蕎麦、息子はカレーうどんだったかを大盛にして食べている。嫁の鴨や息子の切り干し大根などを盗みながらやり過ごして、了。この日蕎麦はいただかなかった。(勘定は¥4,500程)
以前の記事はこちら (1)
この後の記事はこちら (3)
↓ 関市の本町通りのアーケードが知らないうちに一部撤去されていた。木造3階建ての貴重な雑貨店「タルヤ」(昭和7年頃・1932・建造◇)の全貌もこれで明らかに。3階の階層が低いのはどうなっているんだろう。ガラス窓には逆読みの「タルヤ雑貨店」の文字が(写真3枚目)。今まで気付かなかったが隣の建物「関市中央第一地域包括支援センター」(建築詳細不明・◇)も庇付きの3連長窓やスクラッチタイル壁が残る古そうな建物だった。素敵。
純手打そば処 京都有喜屋 和蕎庵
岐阜県関市小屋名103-2
( 関 せき わきょうあん わきょう庵 うきや そば 蕎麦 ソバ もり せいろ ざる そば切り 鴨せいろ 鴨つけせいろ 三嶋吉晴 黄綬褒章 近代建築 )