Water For Your Soul / Joss Stone (2015)
何だかんだ言って時々聴きたくなるジョス・ストーン(Joss Stone)が、EMIとの係争の末、自身のインディペンデント・レーベル「Stone'd Records」から発表した通算7枚目のアルバム。いい加減飽きていたのでリアルタイムで購入した訳ではないが、中古レコード店で見つけた時に、その場でサクッと検索したら”ジョスのレゲエ・アルバム”なんて載っていたのを見かけて衝動的に買ってしまった。2011年のミック・ジャガー(Mick Jagger)他とのスーパー・グループ「Superheavy」では、ボブ・マーリー(Bob Marley)の末っ子ダミアン・マーリー(Damian Marley)が参加していたこともあってレゲエ調の曲も収録されていたが、それが妙にハマっていたので聴いてみたくなったのだ。きっかけはやはりSuperheavyだったらしいが、アルバムでのダミアンとのコラボは限られているようだ。
さてこのアルバム、一聴すると自分が予想していたほどレゲエレゲエしていなくて、エッセンスとしてレゲエっぽさを採用しているだけかな、と感じたのだが、聞き流すのではなく、個々の曲にフォーカスして聴くとしっかりとレゲエ。ま、レゲエそれ自体が多様化してクラシックなスタイルを失いつつあるので、それに固執する自分のような聴き手にはすぐにはピンと来ないのかもしれない。強く激しくソウルフルに歌い上げるという彼女のヴォーカル・スタイルからいくと随分肩の力が抜けている感じもしてなかなかイイ。最近の彼女のアルバムからは感じ取れずにいたメロディーが”耳に残る”という感じもちゃんとあって楽しめた。
中古店にて購入(¥324)
CD (2015/7/31)
- Disc : 1
- Format: Import
- Label : Stone'd Records Ltd