関市と各務原市の間にある迫間山の山頂には「迫間不動尊」がある。若かりし頃、どういう経緯だったか友達と深夜にここへ肝試しに行こうということになって真夜中の参道を歩いて登っていると、蝋燭を立てた白装束の年寄りとすれ違って本当にビビったことがある(笑)。その迫間不動の入り口にある茶屋が「極楽茶屋」。以前は向かいにも茶屋があったようだ。調べてみるとこちらの創業は昭和33年(1958)とのこと。想像した程古くはないが、それでも60年もの歴史がある。店頭にはなぜか大して古くなさそうなブリキのおもちゃ等の小物が陳列してある。店に入るとビックリ、日曜の昼だったが結構な客入り。給仕女性が2人も居て、こんな場所なのに大繁盛だ。
テーブル席に座り、おでんで一杯…といきたいところだが生憎バイクで来ているし、酒類の品札は下がっていない様子(どのみちこちらで酒を呑んでは帰れないか)。なので「田舎五目めし」をお願いした。すぐに運ばれた「田舎五目めし」はやや大きめのご飯茶碗に盛られている。添えられたたくあんは黄色くて甘いやつ。五目めしは鶏肉、ごぼう、人参が入っていてやや甘め、濃いめの味付け。”田舎”が味付けを意味するのか、作り方を意味するのか分からないが、参拝で階段を登り降りしたり、近辺を歩き回って疲れたらこの甘さもごちそうだろう。(勘定は¥300)
極楽茶屋
岐阜県関市迫間891
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