ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

郁兵衛 (2) @岐阜県土岐市

2018年11月28日 | 岐阜県(東濃)

ある日バイクで土岐方面を走っていて、ふと閃き、手打ちうどんの「郁兵衛」にハンドルを切った。まだ早い時間だったので先客は居ないかもと思ったのだが、店に着くともう車が何台も停まっている。道から外れた路地にある店(というか家)なのにみんなよく知っているものだ。靴を脱いで店に上がると女性のグループ客やカップル、家族連れなど様々な客が。奥の厨房(というか台所)には鉢巻を巻いた主人の姿が見える。入り口近くにはちゃんと麺打ち場も造ってあるようだ。空いていたひとつの卓に座り、品書きから「じねんじょころうどん」を気さくな接客の給仕女性(奥様?)にお願いした。

しばらくして盆にのって「じねんじょころうどん」が登場。薬味は青海苔と細かく刻んだネギ。つゆは最初から麺にかかっているようだが、別に徳利にも注がれている。薄茶色の自然薯のとろろが一面にかかっており、箸休めの昆布の佃煮、こちらの特長でもある生山葵(この日は1本ではなかったが)が富士山型のおろし器と共に添えてある。早速うどんを手繰る。中細麺でしっかりと角があるプリッとした口当たりの麺。麺量はやや少なめか。とろろと共にズルズルといくと口の中にとろろの土臭い香りが広がって、後から濃いめのつゆの味が追っかけてくる。とろろを纏っているからか以前感じたような感動は無かったが、旨い麺であることに変わりはない。しっかりと山葵を擦って、多めになすりつけ、次、また次と手繰っていく。最後はつゆを足してかき混ぜながらスルリと飲み干した。好き好きだが自然薯の付いた「ころうどんセット」と値段は変わらないので、そっちの方が色々な楽しみ方が出来るかな。次は「釜上げうどんセット」で。(勘定は¥850)

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手打うどん 郁兵衛 (いくべえー)

岐阜県土岐市下石町378

 

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