Uh - Huh / John Couger Mellencamp (1983)
MTVにどっぷりハマっていた1983年。出てくるビデオ出てくるビデオ舐めるように観ていた。とはいっても日本でケーブルテレビが本格的に普及するのはずっと後。当時は数少ない音楽番組を1週間待ちわびて観ていたと記憶する(しかもPVが観たいのに日本の番組は要らない喋りが多かった…)。そんな頃に見て気に入った曲のひとつがジョン・メレンキャンプ(John Couger Mellencamp ※当時はミドル・ネームのクーガーも名乗っていた)の「Pink Houses」。中坊には何を歌っているのかは全然分からなかったが、えらく心に残って曲は今も大好き。でもそれ位好きだったらなけなしの小遣いをはたいてでもLPを買うはずなのに、何で当時このアルバムを買わなかったかは思い出せない。ダサいジャケットのせいだろうか…。他にはCDでベスト盤を所有しているが、中古店に安く刺さっていたので35年の時を越えて買ってみた。
小気味いい冒頭のヒット曲「Crumblin' Down」から始まり、素晴らしい出来の曲が並ぶ。彼のガッツのあるロックン・ロールと、アコースティックな曲での哀愁漂う声は、いかにもアメリカの田舎らしく広大な土地を連想させる(実際の彼の出自は知らず)。当時はシンセ主体のポップな曲がチャートを席巻していたので、こういうダウン・トゥ・アースな雰囲気の曲がチャートの上の方に来るのは珍しいと感じていたが、実際にアメリカに行くとほとんどの土地がド田舎で、カントリー・ミュージックが巷に溢れているので合点がいったなァ。
中古店にて購入(¥324)
- CD (1990/10/25)
- Disc : 1
- Format: Import
- Label : Island / Mercury