仙人が居るという噂の(笑)、柳ヶ瀬の中国料理の店「三本足」。あまり詳しくは知らないが、主人は数々のホテルでシェフを務め平成9年(1997)に岐阜で店を開いたそう。以前の店は西柳ヶ瀬にあったのだとか(その頃は知らず)。名前はずっと前から知っているがたぶん初訪問。まだ遅い時間でもなかったのでカウンター席には先客が何人か居るだけ。こちら若宮町も周りは水商売の店ばかりなので同伴や締めで寄る客が多いのだろう。背後の壁には有名人のサイン色紙がびっしり。調理場には主人ではない年配の男性が1人(40年以上も調理を担当していらっしゃるのだそう)、給仕は女性が1人。カウンター席に座ってメニューを眺める。料理のいくつかだけ赤字で書いてあり、それがいわゆる”おすすめ”なのかなと「麻婆豆腐」をお願いした。
しばらくして「麻婆豆腐」が登場。見ためはごく普通の町の中華料理屋で出てくる日本式な感じ。豆腐は滑らかでゆるゆるとしている。餡と共に口に入れてみると、見ためとは裏腹にしっかりと花椒の痺れが効いていて、でもバランスも良く旨い。自分は山椒由来の”麻味”が好きなので普通の店の麻婆豆腐だと大抵自分でカスタマイズしたくなってしまうが、こちらでは必要ない。1品料理なので1人には多いが、思わずご飯を追加してしまった。茶碗にこんもりと盛られたご飯と麻婆豆腐を交互に口に入れていく。場所柄値付けはやや高めだし、1人だとちょっと使い難いのだが、次は「餃子」と「岐阜湯麺」を。(勘定は¥1,200)
※令和3年7月に閉店されました
中国料理 三本足
岐阜県岐阜市若宮町4-22
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