ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Back Into The Graveyard / Television

2019年02月08日 | パンク・ニューウェーヴ

Back Into The Graveyard / Television (2005)

「Back To Zero」というパンク、ニューウェーヴ中心のレーベルから発表されたテレヴィジョン(Television)のブートレグ(海賊盤)。シングルのAB面や12インチ・シングル・ヴァージョン、メンバーのソロ音源、メジャー・デビュー前のデモ、セッション音源などに78年のライヴ音源(音は良くないです)を加えた盛り沢山の2枚組。冒頭はアルバム未収録(現在はCD化)のマイナー・デビュー・シングル「Little Johnny Jewel」(Mono)のAB面。オリジナルも長尺の曲が2つに分断され収録された。今となっては簡単に聴くことが出来るようになったが、自分が彼らのレコードを集めていた80年代後半はなかなか貴重なもので、西新宿ではORKのオリジナル・シングル盤は1万円近い値段が付いていたし、再発12インチでも7千円位の値段じゃなかったかな。もちろんなかなか手が出せずいつも壁に飾られていたジャケットを恨めしく眺めるだけだった。

10~14はあのブライアン・イーノ(Brian Eno)がプロデュースしたと言われる有名な1974年のデモ音源(※)。ブートでは定番の音源だったので自分もアナログで持っているが(写真下)、メジャー・デビューの3年前にして若干アレンジが違う所はあれど曲の骨子はほとんど出来上がっていて、限られた曲をライヴでどんどん熟成(先鋭化)していっただろうことが想像出来る。名曲「Venus de Milo」の演奏なんかは躍動感があって後に発表された正規テイクとは別の魅力がある。どうしてボツ、あるいはセッションが成就しなかったのか知らないが74年あるいは75年に発売することが出来ていたらニューヨーク・パンク・シーンはどうなっていただろうか。

※後年のインタビューでリチャード・ロイド(Richard Lloyd)はイーノのプロデュースというのを否定している

 

1-01 Little Johnny Jewel Part One (Mono 7"version)  
1-02 Little Johnny Jewel Part Two (Mono 7"version)
1-03 Marquee Moon Part 1 (Stereo 7"version)
1-04 Marquee Moon Part 2 (Stereo 7"version)
1-05 Marquee Moon (Mono 12"version)
1-06 Ain't That Nothin' (Mono7"version)  
1-07 Get Off Of My Cloud (Richard Lloyd Solo) 
1-08 Connection (Richard Lloyd Solo)  
1-09 Marquee Moon (Tom Verlaine Solo Live 1987)
 
Brian Eno Sessions At Fairland Studios, Hollywood, CA 1974

1-10 Prove It  
1-11 Friction  
1-12 Venus (De Milo)  
1-13 Double Exposure  
1-14 Marquee Moon

Little Johnny Jewel Sessions In Aug.1975

2-01 Hard On Love  
2-02 Friction  
2-03 Careful  
2-04 Prove It  
2-05 Fire Engine  
2-06 Little Johnny Jewel
 
Bonus Tracks Live In NYC 1978
 
2-07 Adventure  
2-08 Poor Circulation  
2-09 A Mi A Mo Re  
2-10 Knocking On Heaven's Door  
2-11 Kingdom Come

オークションにて購入(¥939)

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すずや食堂 @愛知県犬山市

2019年02月08日 | 愛知県(尾張・老舗)

久しぶりに犬山市の桃太郎神社に出掛けてみた。自分が小さい頃にはバスで町内の花見か何かで来たこともあるし、子供が小さい頃には遊びに連れて来たこともあるが、随分と久しぶり。相変わらずシュールなコンクリート像が林立する境内の階段を上がっていくと、狙って来た訳じゃなかったがちょうど節分行事の真っ最中。小さい子が壇上に上がり「福はうちー、鬼もうちー」〔ママ〕とやっていた。テレビでもよく(面白ろ可笑しく)取り上げられる有名スポットの割に参加人数は少なめで微笑ましい。

 

同市内のビール醸造所の出店なんかも出ていたが、店舗として食事が出来そうなのは神社側に1軒と道の反対側に1軒のみ。もう閉めてしまっているが往時はここに店がずらっと並んでいたのだろう。神社側の「すずや食堂」に入ってみた。創業は100年を超えるとのこと。店に入ると中は意外と広い。壁には店名にちなんで色々な鈴が吊るして飾ってあった。品書きを見ると麺類丼物と色々あったが「木の芽でんがく」をお願いした。

「木の芽でんがく」は外の焼き台で焼かれてから運ばれた。薄く切られた豆腐に甘味噌だれがくぐらせてある。炙られた味噌はたまらない香り。山椒は最初から振ってあった。焦げた味噌の風味と熱々の温度が旨い。寒いし、燗酒と一緒だと最高だが運転があるのでお茶だけなのが残念。さっと平らげた。次は「カツ丼」でも頼んでみようか。犬山といえば”目玉のせ”カツ丼だが、こちらは果たして…。店を出ようとすると、外から戻った店の人が豆まきで投げられた福豆を何袋か下さった。ありがたや。(勘定は¥550)

この後の記事はこちら

 


 

↓ かつてはずらっと茶店が並んでいただろう店の並び。自分が小さい頃に来た時にはこれらの店もまだやっていただろうか。

↓ 犬山橋方面へ戻った所にある”その筋”では有名な喫茶店「パブレスト・100万ドル」。そのカオスな外観に以前から惹かれてはいるが、まだ入る勇気が足りない(笑)。この日も店内からカラオケが聞こえてこなかったら入っていたのだが…。

 

 


 

お食事処 すずや食堂

愛知県犬山市栗栖古屋敷19-2

 

( 犬山 いぬやま 桃太郎神社 すずや 鈴屋 大衆食堂 麺類食堂 茶店 茶屋 花見 でんがく  100万弗 100万ドル 百万ドル 珍スポット 珍百景 )

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