ある日曜日の昼遅く、久しぶりに犬山城下の大正時代創業だという洋食屋「開進亭」へ。1本東側の通りはこの日も沢山の人出。数年前まで閑散としていたのが信じられない位の賑わいで、そんな観光客の財布目当ての商売っ気の強い簡易な造りの店が次々と出来ていた。それでもこの店のある1本西の通りに入るとのんびりとした以前と変わらぬ雰囲気。こちらずっと日曜休みの店だと思っていたのだが、前の道を通ったらやっていたので思わず入ってしまった(※水曜休みだとのこと)。遅めの時間だったので先客はなし。この日メニューから選んだのは「ハヤシライス」。ソースに手間が掛かるし、味が店によって千差万別なので洋食屋の味を確かめるには外せないメニューだ。
しばらくして”KAISHINTEI”とアルファベットの入った古い平皿に盛られた「ハヤシライス」が登場。皿といい、上にのったグリーンピースといい、クラシックな佇まい。あまり濃くない色のソースには見るからに玉ねぎが沢山入っていて、肉は豚肉。玉ねぎの量が多いとかなり甘くなる傾向があるけれど、こちらは甘過ぎずいい塩梅。ポテッとした口当たりを予想していたのだがそうでもなく、しっかりと煮こまれたソースが旨い。さらりと完食。次はメニュー中にいくつも用意されているカニ(カニチャーハン、カニクリーム、カニコキール、カニサラダ)のどれかか、内容不明の「メキシコサラダ」にしてみようかな。(勘定は¥700)
↓ 今まで気が付かなかったが屋上にはネオンサインも。壁面の丸照明もいい感じ。夜は点灯するのかな?
↓ 相変わらず気になる隣の割烹「香楽」の風情ある建物と看板(建築詳細不明◇)。見た感じ現役だとは思うのだけれど、営業しているのかどうか、入ることが出来るのか、いまだに分からず。どうしたらここの料理を食べられるのかしらん。
和・洋レストラン 開進亭
愛知県犬山市犬山西古券267
( 犬山 いぬやま 犬山城 かいしんてい 洋食 洋食店 中華そば レストラン 定食 オムライス カツ丼 老舗 近代建築 こうらく )