ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Natural Born Boogie / Humble Pie

2019年02月24日 | クラシック・ロック

Natural Born Boogie / Humble Pie (1995)

ハンブル・パイ(Humble Pie)のBBC音源を集めたコンピレーション盤。デビューした1969年から1973年の音源が収録されている。01~08までがBBC Radio 1(国営ラジオ)用の録音。09、10は人気TV番組「Old Grey Whistle Test」用の録音。自分も今まで知らなかったのだが、元々ハンブル・パイはピーター・フランプトン(Peter Frampton)が中心となって編成され、後からスティーヴ・マリオット(Steve Marriott)が参加した形だったのだとか。てっきりスティーヴ・マリオットが作ったのだとばかり思っていた。もちろん段々スティーヴがバンドの顔みたくなっていくのだが、当時のピーターはご存じの通り美少年だったからかなり人気もあったことだろう。どうしてピーターが脱退することになったのか…(72年に脱退、その後ソロとなって世界的ブレイクとなる)。

それはさておきスティーヴのソウルフルなヴォーカルにピーターの若々しいコーラスが重なる楽曲は、決して若さで疾走するだけじゃなく、グッと腰を落とした演奏が聴きもの。それでも調べてみたら当時スティーヴはまだ20代前半、ピーターに至ってはまだ10代という若さ! それでこのグルーヴって…。2人が有名過ぎて他のメンバー Greg Ridley(Bass)、Jerry Shirley(Drums)の事はよく知らないのだが、どの楽曲でもこのボトム2人の骨太の演奏がシンプル且つ効果的だ。”Boogie”って定義し難いし、説明も出来ないのだが、タメがあって(たぶん)正確でないビートが気持ちいい。正規リリース作品だとは思うのだが、最終曲はなぜかブートレグ並のひどい音質。裏ジャケに「神経質な人は9曲目が終わったらスイッチをオフにしてくれ」と書いてある(笑)。

オークションにて購入(¥460)

  • CD (1995/2/24)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Band of Joy
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光廼家 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2019年02月24日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

JR岐阜駅の南側にある食堂「光廼家(みつのや)」にやっと訪問することが出来た。ずっと前から入ってみたいと思っていたが、言わずと知れた”泡の国”金津園の中にあり、平日に限らず用も無いのに(ホ、ホントです)この辺りをウロウロは出来ないし、日曜は店が休みだし。道を歩くだけで各店の黒服さん達が(昔と違ってごく控えめに)声を掛けてくるので普段から通りづらいのだが、ある祝日を狙って行ってみた。一帯は再開発も進み、現在建物の残っている区域以外は更地が多い。何でも職種上、建て替えての営業が出来ないようで店を閉めるとそれで終わりなのだとか(未確認)。店の前まで来ると地味すぎる暖簾が掛かっていた。中に入るとカウンターに3席程、テーブル席が2つほどとこじんまりとしている。奥の座敷(居間)は使用しているかどうか…。後で調べてみると昭和25年(1950)頃の創業だそう。入るなり「アルコールは無いけどいいですか?」と主人に確認された。「ハイ」。壁に貼られた品書きの中から選んだのは「ミニオムライス」。まだ数時間前に朝食を食べたばかりだったのと、写真付きで載っていた普通の「オムライス」が結構大きそうに見えたので”ミニ”にしてみたのだった。店内は年配の主人が1人。注文らしき電話が鳴り、岡持ちが置いてあるところをみるとやはり出前が多いんだろう(実際自分が店を出るとすぐに主人が出前に出ていった)。北京鍋で手際よく調理が進む。

程なくして出来上がった「ミニオムライス」は予想通りそれほど小さくない。綺麗な形で平べったく整えられていて、薄焼きの玉子はちゃんと下まで包まれていた。オムライスの片側に酸味の強い中濃ソースがかけてある。端には控えめな量の福神漬。早速スプーンを入れていく。中は鶏むね肉をつかったケチャップライス。味付けも程良く、旨い。オムライスでケチャップライスと中濃ソースの組み合わせは時々見かけるね。パクパクッとあっという間に食べ終えた。自分は仕事中の昼食でも10分とかからず食べ終えるのだが、丁寧な物腰の主人に「食べるの早いですねー。」と言われてしまう(よく言われる)。「ハハハ…」と笑って胡麻化し勘定してもらった。次は”おすすめ”としてあった「カレーうどん」「えびおろしそば」「ミニ丼セット」なんかを食べてみたいナ。(勘定は¥650)

この後の記事はこちら

 


 

↓ 夜に行くと真っ暗な部分もある岐阜駅北西の繊維問屋の立ち並ぶアーケード街。その建物の裏側はこうなっているのだった。反対側の近代的なビルとの対比が面白い荒々しい壁面の、規則性があるような無いような建物群。そういえば昔この近くで爺さんが1人でやっていた餃子屋(「八起」)に来たことがあったっけ。

 

↓ その殺風景なビルの壁面をこんな風に洒落た使い方をしている店があった(写真下左)。ここの1階部分全部商店としてテナント貸ししちゃえば面白いのに(もちろん耐震問題で無理だろうけど)。

 

 


 

和洋食 光廼家

岐阜県岐阜市加納水野町3-19

※閉店されたようです(令和3年現在)

 

( 岐阜 ぎふ 岐阜駅 JR岐阜駅 みつのや 食堂 大衆食堂 麺類食堂 洋食 金津園 かなづえん ソープランド 繊維問屋 再開発 閉店 廃業 ) 

コメント (2)
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