愛知県犬山市の桃太郎神社向かいにある土産物屋兼食堂の「桃太郎」へ。かつて昭和の観光地にはどこにでもあったような店先には土産物が並び、その奥が食堂になっている店。土産物屋「犬山物産」としての創業は100年以上になるのだとか。土産物は昭和に仕入れたまま?というような(笑)古い物(”ファンシーグッズ”!とか)も置いてあった。奥は沢山のテーブル席が並び、壁に品札が掛けられている懐かしい雰囲気。木曽川側にはテラス席も設けてあった。主人は調理場に、給仕は女性が3人も居る。テーブル席に腰掛けると「バシッ」という音。何事かと振り返ると給仕女性がハエたたきを使っていた。久しぶりに見たなァ、ハエたたき(笑)。コロナ禍で入口が開け放してあるので大変だろう。犬山に多い菜飯田楽の他、中華そばやきしめん、洋食に丼物もある。注文したのは「カツ丼」。
調理場の様子は見えないが、しばらくして盆にのった蓋付きの丼で「カツ丼」が運ばれた。たくあんと白菜漬けが付いている。犬山といえばどういう訳か”目玉のせカツ丼”を出す店がいくつもある。こんな場所にある食堂は古いだろうからひょっとしてここも、と思いながら蓋を取ると…、目玉タイプではなかった。多分カツは煮込まず、揚げたカツの上からつゆでとじた玉子をのせた後のせタイプ。東海地方の古い食堂に多いタイプだ。隙間なく一面に広がったとじ玉子は色艶も良く、とろとろ加減が最高。早速箸を付けていく。少し甘味があってしっかりめの味付け。これは旨い。カツ丼にはこの位の方が好きだし、自分好みの長ネギを使ってあるのもいい。ご飯、カツ、とじ玉子のバランスも良く、丼を下ろす暇もなく、一気にいただいた。俄然、他の品も気になってきた。(勘定は¥880)
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↓ 「桃太郎神社」。岐阜県中津川市出身のコンクリート像作家、浅野祥雲作の像が建ち並ぶシュールな境内。像のペンキが塗り替えられたかな。
↓ 木曽川に架かり、愛知県と岐阜県を繋ぐ三連トラス鉄橋「犬山橋」(大正14年・1925・建造)◇。錆びが酷かったのでやっと塗り替えられたかと思ったら綺麗になったのは愛知県側の一連だけだった。
御食事・喫茶 レストラン桃太郎
愛知県犬山市栗栖古屋敷14-3
( 犬山 いぬやま ももたろう レストラン桃太郎 レストランももたろう 田楽 でんがく おでん 洋食 食堂 大衆食堂 麺類食堂 おみやげ 近代化遺産 )